こんな本よみましたよ

読んだ本の個人的感想を垂れ流し、勝手に★をつけます。

忍びの国/和田竜 ★★★★

2012年03月19日 | 小説
こちら家にあったので読んでみたのですが、
またまた入院中の方にぴったりと思われる本でした。

伊賀忍者団vs.織田信雄軍。騙し騙され討ち討たれ最後に誰が残るのか――。大ヒット『のぼうの城』の著者による痛快無比の歴史エンターテインメント。

とうたわれるように、歴史ものはあまり読んだことがないので、無比かどうかは判断しかねますが、
これはもう端的にいっておもろい!です。快!です。

お話としては、

時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。(新潮社さまのHPよりぱくり)

ということなのですが、
まず登場人物のキャラクターがたっていて、それぞれグー!です。
主人公?の無門は上記のように、腕はたつが、だめんず要素もかねそなえ、
それでも美人な妻の機嫌をよくするためならなんだってする、さらに暗い過去ありげな影まであるという。
まさに、ブラック・ルパン三世です。

他のキャラクターもいいですね。
マッチョで、怪力、でも繊細な戦い方をし、志は「ザ・武士」の大膳、など。
(列挙するとしんどいので、割愛)

騙し合いにつぐ騙し合いもおもろー!(古い。。。?)です。

さらには、アクションシーンもよいです。
文章ではありますが、闘っている様がありありと思いうかべられ、
心の中で「ワオ!ワオ!」と快哉をさけんでしまうこと間違い無しです。

さらにメンタルなドラマもあり、エンタテインメントとして私はいうことなしでした。

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