ポチタマ夫婦日記

4年半の久留米での生活に別れをつげ、横浜に帰って来た二人ですが、「破れ鍋」に「ドジ豚」中年夫婦の生活は相変わらずに・・

メッキが・・!

2010年06月15日 | ゴミ屋敷だモン

財布が見つかる前の話ですが、
「親父は部屋に酒や焼酎を置いていたのに一つも無いのはオカシイ!」
とマサオ君が言っていたのです。 確かに、どこにも見当たらないネ!

そんな時に、探し物を手伝いに来ていた従兄が、
「今、叔母さん服の(山の)下から焼酎を出してマグカップに入れてたヨ
そこで、皆でこっそり母を観察していると、素知らぬ顔してマグカップに水を足し
レンジでチンしてい「お湯割り」を作って飲んでいるではありませんか!

どうやら、父が亡くなった後に父の部屋から色々なモノを自分の部屋に
移動していたようです。 本当に「寝てると思ってたのか~?


コンビニ通いが発覚したいきさつ!は


ビジネスホテルに泊まっていたタマですが、「生ゴミだけでも捨てなくちゃ」と、
通夜の当日朝7時前には実家に出かけました。
何しろ、「私が片付ける」と言い張ってゴミも捨てさせないので
母が寝ている隙にゴミ捨てしようと思ったのです。

ところが、母は既に起きていてTVを見ながらコーヒーゼリーを食べています。
コンビニで売っているようなゼリーなので、従兄夫婦が来た時に
買い置きして冷蔵庫に入れて置いてくれたのだと思ったのですが・・、
アレ!おでん食べてる!タマの視線に気づいた母は、
「電子レンジが壊れて使えないけど、まだ温かいからアンタも食べなヨ」

(レンジはあまりに汚いうえ、母が使うたびに異様な音がしたり臭いがするので
タマがコンセントを抜いていた)

レンジが使えないのに、まだ温かいって、買い置きの食品じゃないネ!でも、
「ここで、追及すると警戒されてしまう」と思った(悲惨な経験豊富な)タマは
「ウンと、おとなしく御返事!

あとから来たマサオ君に「お母さん、コンビニでおでん買ってきたみたい」
報告するも、なかなか信じてもらえない!

「こうなったら絶対に証拠を掴んでやる!

お通夜は、佐賀から来た叔父(父の弟)と、見かねた従兄が付き合ってくれて
3人で葬儀場でお泊りしたタマ。 (母もマサオ君も帰っちゃったのヨ~)

葬儀の翌日、実家に出かけて、母に
「今日は寒いネ!この前のおでん美味しかったから買って来るヨ! どこで
売っていたの?」
 と優し~く尋ねると、「バス通の・・・」だって!

やっぱり、片道徒歩15分以上かけてコンビニにおでん買いに行ったんだナ!

3個パックのコーヒーゼリーに、おでん、週刊誌も新しいのがあったし・・。
でも、「お汁の入ったおでん」を持ち歩くのって結構大変なはず!

おでん買うには、「アレとコレと・・」と注文しなくちゃいけないのに、耳が遠い
母が買うのは絶対に無理ダ! と皆に言われっぱなしだった可哀相なタマ。

でも、雨の中を傘をさしながらコンビニに行ってみると、「おでん」
自分で好きなモノを選んで容器に取るようになっていた!
母が食べていた同じコーヒーゼリーも売っていたワ!

「歩けないはずだったんじゃあないのか!

しかし、今 母に文句を言っても 色々隠したモノを出さなくなってしまって逆効果。
ここは、母を見習ってとぼけておくに こした事は無い。

まあ、父が亡くなって数日間一人でどうやってサバイバルしていたのか??
不思議だったけど
「謎は全て解き明かされた!」ってところネ!


マサオ君に話したらビックリ! 従兄夫婦に話すと、嫁さんが
「確かに、斎場で歩いている姿は家にいる時と全然違ってたわネ

実は、もっと確かな証拠が出て来たのですヨ! 母が大阪に行った後
マサオ君が母の財布からコンビニのレシートを見つけたのです!

「ゼリーにおでん、週刊誌に、カップ焼酎も買っていたヨ!(マサオ君)

 

今まで、母についてタマが何か愚痴っても聞く耳持たなかった皆!
嘘つきなのは私じゃなくて誰なのか分かったでしょ!

最近ではマサオ君からよく電話が掛ってきます。
 
やはり母との同居は相当大変らしく、「こんな事された!」とか、嫁さんに
「アナタのお母さん、アル中(依存症)じゃないの!」と言われたとか。
なんでも、一緒に暮らし始めてすぐで右も左も分からないはずの部屋から
マサオ君の買い置きの酒を見つけ出して端から飲んじゃうらしい!

隠すのも得意だけど、探し物も得意なんだネ! 

タマは、むかし私の愚痴を無視された事は忘れてあげて
「ウンウン大変だよネ!御苦労さま!」とか「親孝行でエライ!」
優しく労(ねぎら)ったり、ヨイショしたりしています! 
(だって久留米に来られちゃたら困るもんネ~っ

 

 

 

 

 


隠し上手!

2010年06月15日 | ゴミ屋敷だモン

自分の使っている部屋には、「何だかんだ」とワケの分からない理屈をこねて
入らせない母でしたが、デイサービスに出かけた隙に
急いで探索したところ出てきましたヨ~っ!

 

まず、父がいつも使っていたと思われる財布が見つかりました。
ベットのマットの下に(隠して)あるのをRYOUHEI君が見つけたのヨ!
お手柄・お手柄

この財布は、一度父の和室でマサオ君が見つけたのですが、諸手続きに
必要なモノではなかったので、とりあえず元の引き出しに戻しておいたもの。
「ここに入れてあった黒い長財布知らない?」 「エ~ッ見てないヨ!

「家の中で歩いていても、転んで青痣ができて・・と、体が弱って、
自分では何も出来ないことを皆に強調していた母でしたが、
実は、私達3人の目を盗んでは目ぼしそうなものをサッサと
自分のところに隠す、素早い行動が出来ていたのでした。

どうりで、部屋に入れさせないワケだ!

「財布には3万円ぐらい入っていた」(マサオ君) との事でしたが、
見つかった財布にはカードしか入っていませんでした。 

怒ったマサオ君が戻ってきた母を追及したところ、
「よく思い出せないヨ・・お金はしまったかもしれない。忘れちゃった!」
「全然覚えていないんだから仕方ないじゃないか!」
と、普段は「私は認知症じゃないと」言い張るのに、都合のよいときだけ・・

「俺達の財布大丈夫か・・?」 「エ~ッ!」と、慌てて自分達のバッグを確認する
マサオ君とタマであります。

母は隠し事が得意なのよネ! はっきりいって嘘つきだし!

「それは認知症で病気だから・・」と言って下さるあなた!

母が嘘つきなのは、大昔からで本当の事を言う確率は、
現在の普通預金の利息なみ! 騙されちゃいけませんヨ!

だって、
家の中でも「まともに歩けない」はずの母が、実は坂道を徒歩15分かかる
コンビニに出かけて自分が好きなモノ買っていたのヨ!
 
タマが怪しんで、葬式の時にマサオ君や従兄・親戚に話したのに
最初は頭ごなしに否定されてたの。 「まともに歩けないのに、ありえない!」

昔からタマは母を嫌っていたから、悪意で言っていると思われたかもしれないけど
事実だった事が判明した時の皆の驚き様 は無かったネ!

モノを隠す以外に、自分の正体を隠すのも得意だって事よ!

意味なく母を嫌っていたワケじゃないのよ! 私が一番の被害者だったからなの!

 

現在、マサオ君のところでデイサービスやショートステイを利用して一緒に
暮らしている母でありますが、息子の前では「エー恰好し~」だった母も
メッキが剥げ剥げでマサオ君や嫁さんに呆れられているようであります。 





 


ゴミ山の姉弟 その3

2010年06月15日 | ゴミ屋敷だモン

父の死の知らせから、通夜・葬儀をはさんで10日を横浜で過ごしたマサオ君とタマ。

まあ、一日は死ぬ思いで実家にお泊まりしましたが・・、
あとはビジネスホテルから通勤。実家は不便なところで最寄駅からバス
そして15分坂道を登り降りして歩かなければいけない。
バス停近くにコンビニはありますが、まともな買い物は駅まで出ないと無理!
という、いわゆる「買い物難民」状態。


来る日も、来る日も、コンビニで仕入れた朝食・昼食で我慢しながら
二人でゴミ屋敷の探索を続ける日々。


精神的にも、肉体的にも限界に近づきつつある二人。
でも、何とか必要なモノを探さなくては帰るに帰れないマサオ君とタマ

父が使っていた部屋からは目ぼしいものは出てこない。
一間廊下の本箱やタンスに収納ケースも片端から探したんだけどネ!
(両脇に家具が並んでいて、とても1間には見えないけど・・)

タマが思うに、怪しいのは母の寝室と、いつもTVを見ている部屋!
 

母の寝室のベッドの周りは洋服がうず高くつもり、本箱にはビデオテープや雑誌!
TV鑑賞部屋は、やはり服の山と食べ散らかしたゴミが散乱しているのだけど・・。
(一体、服が何百着あるの

しか~し、母は自分の使っている部屋に私達を入らせない!
「お父さんが死んじゃったんだから、私が後でゆっくり片付けるから」(母)
「・・(未だかって、片付けなんてした事無いじゃないか!)(マサオ君&タマ)

私達が怒って何か言いたくても、耳が遠くて聞こえないのヨ!一方的に自分の
言いたいことだけ喋りまくる母。

「父が亡くなった事」も当然理解しているのですが、あくまでも
「寝ているのかとおもったんだヨと言い張ります。勿論涙一つ こぼしません。

「私は、ここで一人暮らしするヨ!」と、ルンルン している様にさえ見えます。


母がデイサービスを利用している時を狙って、マサオ君と息子のRYOUHEI君、
タマの3人がかりで服の山をとりあえずゴミ袋に収納し足場を確保して探索。

やはり周りは洋服ダンスに本箱で囲まれている、母の寝室!

「今、大地震が起きたら、私達みんな家具の下敷きになって死んじゃうネ!

そしたら、ばあちゃんが葬式で
「お父さんが死んだと思ったら、今度は地震で、3人いっぺんに
死んじゃったんだヨ~!
なんて大興奮して喋りまくるだろうネ!  

とは、院生で心理学を勉強中のRYOUHEI君の分析
「言えてる~っ!(笑い転げる3人)
みんなに囲まれた中、私は悲劇のヒロインなの!って いかにも母が好みそう

母の部屋からは、年金手帳や保険証は見つからなかったものの、
出てきたんですヨ! 色々!

詳しくは次回の記事でネ!


 



 


埃じゃ死なない!?

2010年06月11日 | ゴミ屋敷だモン

とにかく掃除が嫌いな母! 普通は嫌いでも厭々ながらも掃除するよネ!
でもタマの母親は、「嫌いな事は一切やらない」と徹底しているのであります。

母の口癖は「人間、埃じゃ死なない! 「・・(病気にはなると思うけど)

照明器具に積もった埃を見て、怒った父が
「10年も掃除していないじゃないか!と母に怒鳴ると、
「この家に越してきてから、まだ7年しか経ってないと怒鳴り返す!
(7年掃除してないのも凄いけどネ)

 

それでは、実家の埃を撮影した写真を解説いたしましょう。 
勿論マスク着用で撮影しました。

 

いずれも、父が使っていた和室であります。 父も埃は無視だった?
(掃除婦タマが愛想をつかして家を出てから、埃は目に入らなくなったようネ! )


 

  洋服ダンスの上
白い敷物を敷いてあるワケではありません。厚みは約27ミリ?

 

 いつの頃からか、立てかけっぱなしの座卓。かなり大きいモノだけど・・。
蜘蛛の巣も張ってたヨ!
季節を問わず?掘りごたつを使用していた父。 温まっていたわけではなく
片付けなかっただけ! 掘りごたつの畳は、タンスの裏に仕舞って?ありました。

 

  建てつけが悪い障子。タマが無理やり開けようとしたら
障子の桟に積もった埃が舞い上がってきた。
(これでも、埃が大分落ちた後の写真です~!)

 

 同じく、立てつけの悪い?というより、物が前に散乱していて開かずの押入れ
の襖を無理やり開けると、(オープン・ザ・ダスト!)
そこには、やはり錆びついて開けられない押入れケース。
そしてその前に積った埃で~す。

この部屋だけで、埃の量はどのぐらい? 
そして、その中に住まいするダニの数は・・?

 

この状態は「父の和室」に限ったことではありませんヨ!
「言わずもがな」ですが!

 


ゴミ山の姉弟 その2

2010年06月09日 | ゴミ屋敷だモン

 この写真は、葬儀が済んだ後に写した「書斎」ですが、デスクが3つに
椅子にソファ。  何故か、その真ん中に巨大なプラスチックの収納ケース。
周りは本棚とキャビネで、足の踏み場が無い為、思いっきり「手ぶれ」してます。

 

必死に和室を探す、マサオ君とタマ。 これは!と思って手に取ると
繰越が済んだ10年以上前の「通帳」。証券会社の「お預かり残高明細」も、
やはり10年近く前のもの・・。何でとってあるのか、サッパリ分かりません。

古いものがあるのに、新しいものが見つからない。 やっぱり、この部屋じゃない?

「次に可能性があるのは、書斎だ!」とマサオ君。 「・・(本当に)

 

鍵付きのデスクがあり、「これが怪しい!」(マサオ君) 
やはり・・、と言おうか  引出しに鍵がかかって開かない! 
でも、鍵がかかっているということは大切なものがしまってある可能性あり

そこら中に小さな鍵が沢山あって、片っ端から差し込んでみるが「合わないヨ」
(一体、これらの鍵はどこのカギなの?)

「もうこうなったら壊すしかない(マサオ君)
「・・だよネ!(比較的高そうだけど・・この際仕方ない)」(タマ)

下の引き出しを抜いて、鍵のかかった引き出しの底を叩き壊してみたものの

収穫無し!「あっ、大変!日が暮れてきちゃったヨ~っ!(タマ)

 

 


書斎に限らず、照明器具の電球が切れたまま交換していない箇所が
多いのヨ! よって暗くなると本日の「作業中止」って事。

やはり、これからはLEDの時代ネ! (何て呑気な事、言ってられないでしょ)

書斎の窓を開けるのだって、物が散乱しているデスクに上らなくちゃいけない。
これって、高所作業よ!怪我したら、この間見つけた「保険」使えるのかナ!

 

と、この日も無駄に疲れた~っ!だけの「ゴミ山の姉弟」でありました。


ゴミ山の姉弟 その1

2010年06月09日 | ゴミ屋敷だモン

二人で、ゴミを拾い集めてゴミ屋敷で暮らす老いた姉弟!
の話ではありません。

そりゃ、タマもタマの弟のマサオ君も中年のオバサン・オジサンではありますが
ゴミの中で暮らせるほど、逞(たくま)しくはありません。

マサオ君なんて、意外とキレイ好きなんだから! 
タマはキレイ好きとは言えないかもしれませんが・・モノがいっぱいある状態は
大嫌いでありまして、一人暮らしの時など「生活感が全く無い」と遊びに来た
知人・友人に言われておりました。 

 

しかし、父が亡くなって母は認知症という事になっている?状態では、泣く泣く二人で
ゴミ屋敷の後始末をしなくてはならず・・。

従兄夫婦やRYOUHEI君(マサオ君の長男)の助けを借りながら
「何だ?この家は(親の家です・・)」で探索を開始したのであります。

「一番(探しているモノが存在する)可能性があるのは、この部屋だ!」と言う
マサオ君のお言葉に従って、まずは父が寝室としても?使っていた和室から
探索を始めました。 父が亡くなっていたのも、この部屋であります。

2間(けん)の床の間付きの8畳の和室には、板の間もついていまして、その先に
窓があり雨戸が閉まっています。その窓にブラインドが取り付けてあるのですが
窓の前にモノを積み上げていて、窓(雨戸)の開け閉めが困難な状態。

たぶん、閉めっぱなしだったのでしょうネ・・!

 

ここの部屋の特徴は、 服が散乱しているのは母と共通ですが、
紙のゴミが多い事。 色々な雑誌に新聞、そして同窓会の会報(意外と立派)が
数十冊、書籍に何やら分からない書類の類が、い~っぱい!
DVDは、「日本の※※」「世界の※※」の類、全十何巻のシリーズ物が何種類も!
しかも、どれ一つとしてビニールすら開封されていない。
見ないのに何故買うの~っ!

家具も多くて、片付けの見積もりが「この部屋だけで15万」と言われたヨ!

 

      

 正面が窓のはずですが・・、何でブラインド付けてるのか・・?

  違い棚に天袋、地袋のついた床の間には、日立製の液晶デジタルTV
(弟によると、去年11月には無かったそう)と仏壇(蜘蛛の巣付きです~!)が
並んでいてます。 右も床の間ですが、洋服ダンスと収納ケースが置いてあります。

 

スゴク散らかっているようでありますが、父の遺体を警察に搬送してもらい
葬儀も頼む事になった葬儀社の人から、
「大分片付きましたネ! 」と、言われたのヨ! この状態で!

実は、父が亡くなったと聞いて、マサオ君やタマより一足早く駆けつけてくれた
千葉に住む、母の妹と従兄夫婦(母の兄の長男)が、父の部屋の山になっていた
衣類の一部を「業務用ゴミ袋」に、雪崩を起こしていた書籍・雑誌等の
紙類を紐で括ってくれていたのです。

これは、とりあえず人が歩ける場所を確保する為だったのですが。

探し物をしようにも、これだけ散らかっている上に
家具が多くて・・、壁面すべてを蔽っている実家!照明のスイッチすら見つからない。
コンセントも、どこにあるか分からない。 そのせいか、そこら中に延長コードが
ニョロニョロと這いまわっています。が・・、どの延長コードに電気が来ているのか?

新しそうな掃除機が2台あり、使おうとしたが電源が入りません。
電気が来ていないのか?掃除機が壊れているのか? 蓋をあけると
埃が目一杯詰まっています。ゴミ袋の交換もした事なければ、当然フィルタの
掃除もした事無いのネ! 

散らかっている部屋で探し物をすると、益々散らかる事を学習。
目指すもの以外は、横にポイッとしちゃうからネ!

こうなったら、ゴミ袋を横に置き、出て来た不要な物(ほとんど全部)は
端から捨てるしかない。故人が、どんな思い入れでとってあったか
単に億劫で捨てなかったのか知りませんが、構っていられるか!

 

そこのあなた! あなたにとっては思い出の品も、ただのゴミよ、ゴミ!

 

 

 


 

 


ゴミの山の中で・・

2010年06月07日 | ゴミ屋敷だモン

「ゴミ屋敷」に(平気で)暮らしていた親が急死して、何が大変って探し物ヨ!

人間一人亡くなったって嘆き悲しんでいる余裕なんて無いのっサ~!
色々な事務手続きをする為にも、必要な書類を揃えなくてはいけない!

別居していた上に、普段から親子のコミュニケーションが図れていない
タマとマサオ君。 でも私達が悪いとは思えません。

何しろタマの父は電話しても、1分以上話せれば上出来って感じ。
スゴ~ク間の悪い時に電話を掛けてしまったかのように
「ハイハイ、分かった分かった」と切られてしまう。

横浜に住んでいた時に、実家を訪ねても喜ばれるどころか迷惑顔!

「何かあったら困るから、キチンとしておいて」等、(遠慮がちにヨ)
言おうものなら大変! 「ちゃんと分かるようにしてあるって
怒鳴りつけられる。

マサオ君も、同じ事を言われていたようですが!
「何も分かるようになっていないじゃないか!(マサオ君)

「何も分からないヨ! っていうか、分かるか!こんなゴミの山で!」(タマ)

延べ10日以上、タマにマサオ君、埃アレルギーで途中寝込んでしまった
マサオ君の子供のRYOUHEI君、従兄夫婦で 急を要する
年金手帳後期高齢者の保険証、母が遺族年金をもらう為に必要な
年金が振り込まれていた口座のある通帳を探しまくりました。

が出てくる通帳は繰越が済んだ「お古」ばかりであります。 そんな中!

「ヤッタ~ッ!保険証券発見!喜べ姉貴 760万円だって!  
「ホント~
「悪いな!俺のは1200万円だよ!」 
「いいのヨ!いいのヨ!

と保険証券を手に取ってみると 何と~っ・・!
タマとマサオ君が「被保険者」になっているじゃありませんか!

おバカ! これは私達が死んだらおりる保険だヨ~ッ!

「エ~ッ!やっぱり親父は俺達よりが長生きするつもりだったんダ! 」

 

年金手帳と高齢者の保険証は、韓流ファンでありミステリーの愛読者でもある
従兄の嫁さんが探し出してくれましたが・・。
(謝・謝 じゃなくて カサハニダ だっけ?)

カードの請求書から判明した口座以外は不明!おかげで主だった銀行の
相続課に 端から電話をかけまくる羽目になったのであります。
人からアドバイスを受け貸金庫も調べてもらいましたが、
そんなモノは借りておりませんでした・・。

勿論、銀行に電話をした途端に口座は凍結! 葬儀他一切の費用は
残された私達の負担になったのであります。 と・ほ・ほ

 

  ゴミ屋敷での探し物、 マスクとゴム手袋は外せない  


 


バイバイ(売買)ゴミ屋敷!

2010年06月07日 | ゴミ屋敷だモン

5月24日から三日間、実家のゴミ屋敷に出かけておりました。
タマは、父の急死からこれで3度目。マサオ君は5度目だっけ・・?

実家も相続の手続きを終えて、不動産仲介の契約をしたら
おかげさまで買い手が見つかったのであります。
仲介業者のリポートを読むと、周辺の相場は坪当たり50~55万円
なのですが、何しろボロ家の上物の解体費用と、1千万円かかる擁壁(ようへき)
工事も買い手が負担するということで、かなり値引きしてあります。

ただ、中のゴミを空にするのが条件。 二日間でゴミ処理を業者に依頼。

こちらは数社の業者さんに見積もりを出してもらいましたが、
ほとんどが100万円。 中で70万円で手を挙げてくれたトコロに依頼しました。

格安でしたが、若い社長以下スタッフの皆さんがキチンと仕事をして下さり
マサオ君もタマも助かりました。

「家(ウチ)のゴミも何とかして!という方がいらっしゃいましたら
ご紹介しますヨ!

もう、マサオ君もタマも「2度と実家に足を運ぶ事が無い」と思うと
ホ~ッとしております。 二人とも「全然寂しくなんか無いよネ!」
意見が一致しているのであります。

バイバイ(売買)ゴミ屋敷!  売れて良かった

 


 

 

 

 


ゴミ屋敷、まとめて読みたいあなたに!?

2010年06月01日 | ゴミ屋敷だモン

「ゴミ屋敷物語?」の記事だけ、続けて読みたい方は(そんなヒトいるかナ~・・)

ブログの左側にある「カテゴリー」の中の「ゴミ屋敷だモン」をクリックすると
便利ですヨ!

記念に写した「ゴミ屋敷」の写真や、業者さんが重装備をして
片付けて下さっている写真もアップする予定ですので「お楽しみに!」???


父の死 ー どうなっちゃってるの? その3

2010年06月01日 | ゴミ屋敷だモン

第2日目

何を詰め込んだかも思い出せないまま、とにかく我が家で一番大きい
スーツケースを持って、西鉄久留米駅から高速バスで空港に!

ところが、

予定より飛行機は遅れるワ!
「機内アナウンスで羽田の気温は6度」て~っ?そんなに寒いの!

しかも、やっとチェックインしようとしたホテルでは
「御予約は、こちらのホテルではありませんネ・・。」 「エッ!そんな・・
同じWホテルの関内で予約してあるって・・?
あれほど桜木町で予約して!と念を押したのに。

「今日の6時までに葬儀社に行かないと、通夜まで(父の)顔を見られない」
(マサオ君) と言われているのヨ!。
検死をするので通夜も葬式も全然日程が決まらないのに!

寒空の中、大きなスーツケースをゴロゴロ転がしながら怒ってポチに電話すると
「そんなに怒らなくていいじゃないか」だって~! 謝るのが先だろう!
タマと違って親孝行なポチ。もし立場が逆だったら そんな事言える??


結局、間に合わずにホテルに荷物を置き、頼まれた買い物を済ませて、
マサオ君の待つ実家へと向かったのでありました。

ホテルに泊まるというタマに「自分だけズルイじゃないか~」
文句を言うマサオ君。昨日は何とかゴミを寄せて、寝る場所を確保したとか・・。

「家の中がスゴク寒いから・・」と頼まれてタマが買ってきたトレーナーのタグを
切ろうと、やっと探し出したハサミは何が付いているのか?赤茶色でベタベタ。
錆びているワケじゃないけど、「あ・あ・開かない!(タマ)
「かして見ろヨ!」(マサオ君) ところが「開かない(マサオ君)

思わず二人で、のけ反って笑い転げてしまいました。(二人ともハイテンション)
お父さん死んじゃってるんだけどネ!

だって~、いかにも「この家(ウチ)」らしいんだもん。 何もかもが汚くてサ!


「僕の部屋も明日から予約しておいて」と頼まれたマサオ君を、
ゴミ屋敷に置き去りにし、既に寝ていた母の顔は見ずに、
早々に退散した第2日目であります。