ミーハーのクラシック音楽鑑賞

ライブ感を交えながら独断と偏見で綴るブログ

チラシ文化をそろそろ見直すべきでは

2011-06-01 23:36:13 | Weblog
80年代90年代、私が芝居に関わっていたとき、チラシやポスターはもっとも有効な伝達および宣伝手段だった。そのために、各劇団は有名写真家、まんが家、イラストレーターなどに依頼して、ほとんどアートといってもいいようなものを作ったりしていた。

しかしながら、昨今のチラシ、なかでもクラシック音楽系のチラシは多色刷でとても豪華なのだが、アートにはほど遠く味気ないものがほとんどである。そして、それが公演ごとに何万枚も刷られていることに違和感を覚えざるをえなくなってきた。

チラシを全廃しろとまでは言わないが、少なくとも劇場前でチラシが配られるような現状はそろそろ脱してもいいのではないだろうか。大量の印刷物はどう考えても環境にはやさしいとは思えないし、経費削減にもなると思うのだが・・・。

確かに高齢の人はインターネットなどを使えず、いまでもチラシが情報源という人が多い。しかしながら、あんなに大量に配る必要性があるのだろうか。劇場側ももう少し置きチラシのスペースを設けるなり、業界全体でも考え直す時期ではないだろうか。