この写真、よく見ていただきたい。ひとの顔がマジックのようなもので作為的に描かれているとおもいませんか。
元食口の人が、1988年ごろ受けた講義で使われた統一教会のテキストにある写真です。
興南で文鮮明が「生きて死の道を行った」ので奇跡がおきて解放され、イエス様が現れたと教えています。
参考までに、テキストの中のこの写真の説明文を書きだしました。
1950年暮、朝鮮半島を二つに分割する北緯38度線をめぐって、北朝鮮、中共軍と韓国、国連軍との闘いが続いていた。
そんなある日のことだ。国連軍基地司令室にB29編隊からうわづいた声が入ってきた。
「奇跡だ、奇跡が起こった。北西の空にイエスキリストがあらわれている。」
その現象は京城の地上からも見ることができた。灰色の雲にとざされた空。その雲のカンパスに巨大なキリストの顔が浮き出していたのだ。悲しそうにこちらを見詰めている顔に、人々は非常におどろいた。或る者は、感動のあまり空のキリストに手を合わせ泣いている。また或る者は大地を打ち鳴らして祈り始める。という有様である。・
そらのキリストは、タイムリーに国連軍のB29編隊の一人が写真におさめ、その後公式に発表され、世界に感銘をあたえた。
公式にいつだれがどこで発表したか、わかる人があれば教えていただきたい。
単に雲が偶然につくった形であって、少し角度をかえれば、全然そうは見えるべくもありません。たまたま顔にみえた雲のかたちを面白がって話題にしただけのことです。
わたしの世代では少年雑誌、『少年サンデー』とか『少年マガジン』で、こどもを面白がらせる企画ものでとりあげていたという記憶が
ありますね。おぼろげな記憶です。ほかにも『リーダーズーダイジェスト』という雑誌でも掲載されたという記憶がありますが、あまりにも昔なので確かとは言えません。
コメントありがとうございます。私にはネガに細工したしたような写真にしかみえません。
地上から拝んだ人もいるという話ですが、昨年の文鮮明氏搭乗ヘリの墜落後につくられた統一教会の作為的ビデオを思い出します。
この雲の写真も、そのような意味でのヒゲをはやした人の顔に見えるめずらしい雲の写真というわけで話題になったものでしょう。それ以外にこの写真が話題になる理由はありません。統一協会が、この写真を再利用した訳です。再利用するときに、「これは使えるぞ」と考えたた人物がそのとこの統一協会にいたとうことです。その人物は人を騙す目的でこの写真を利用したということになります。朴正華を背負った例の写真が利用された事例と同じです。あの写真も偶然中央日報に掲載された写真をみた誰かが、「これは使える!」と考えた訳です。そう考えた人物は明らかな意味で詐欺師です。文鮮明を「これは自分だ」と言ったので、彼も詐欺師ということになります。
雲が作り出す隙間が偶然にも、人間の脳裏に人間の形を想像させた。それを統一教会が利用した。ということですね。
でもあまりの出来すぎの写真ですね。出来すぎだから、詐欺師たちは使った。
善意の人々の心を支配するために。
雲の形が、人の顔に見える瞬間は、まさに瞬間であって、次の瞬間には雲は形を変えていたでしょう。たまたま写っていたのか、あるいはその瞬間をカメラがとらえたのかは不明ですが、ロールシャッハテストに使う絵みたいなものです。
観る人の心がそこに見えたというべきでしょう。
どだい、キリストの顔などというものは誰にもわかららない訳ですから、キリストだと識別する根拠などあり得ないのです。
人はそこにみたいものをみたということもできるし、自分がつくりあげたキリストのイメージをみたともいえるでしょう。
いずれにしても、キリスト教信仰とはなんの関係もありません。茶の間の話題として、「へえー」と言って喜んでおればいい、そのたぐいの写真です。
良識のある信仰者はこのように考えるでしょう。なぜなら、自然が造り出すものが、神の啓示であるという思考法は、シャーマニズムというべきもので、亀の甲羅を熱してヒビの入り方で未来をみたりできるという思考法と大差はありません。筮竹をじゃらじゃらして抜いた竹の長さに人生の吉凶をみる発想も同じです。これらを聖書において御自身を啓示される神は、「偶像崇拝」と呼び、禁じたのです。
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1~64までの数から無作為に一つを抽出する作業です。
上智大学の横、というか構内にある、聖イグナチオ教会にいったときに、わたしは銅でできたこの韓国動乱のイエス様の雲が販売されていました。いまでもあると思いますが・・・・たぶん。
だから統一協会が利用しているだけで、古くからカトリックやプロテスタントでも、この写真はつかっています。
当たるも八卦ということでしょうか。イエスの雲と信じてしまえば、統一教会にとっては、朝鮮戦争の最中、教祖の歩んだ道を美化するものとして大当たりなのでしょう。
>わたしは銅でできたこの韓国動乱のイエス様の雲が販売されていました。いまでもあると思いますが・・・・たぶん。
私はカトリック教徒ですが、バチカンによって「奇跡」と認められる為には、何年にも渡る調査と裁判が行われます。特に、20世紀以降はこの基準が大変厳しくなっているので、滅多な事では認められる事はないようです。
この写真がバチカンによって認められた記録はありませんし、ペナント等が聖品として販売されたという事実はありません。
日本に於いては、ムーというオカルト雑誌に掲載された記録があるのみです。
恐らく、ムーでこの写真を見た統一教会が利用したのでしょう。
貴重なコメントありがとうございます。
先日旅行のついでに釜山によられた方の話ですと、統一教会発祥の地といわれる施設の中に、未だ、朴正華を背負って川を渡る文鮮明の写真が飾ってあるそうそうです。写真も見せてもらいました。
日本では別人で有ることが、統一教会も認めています。
利用できるものは、検証なしに何でもアリなんですね。