【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

19日から参院予算委で「定額給付金」を議論 予算の野党修正案可決は憲政史上初か?

2009年01月16日 11時13分41秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

 参院に送られた今年度(2008年度)第2次補正予算案は、19日(月)から予算委員会で審議入りすることになりました。

 衆院予算委は1日半で終わってしまいましたので、ここは参院で徹底審議。なかでも「定額給付金」の2兆円については、民主党などが予算修正案(定額給付金削除)とあわせての議論に期待です。

 憲法の30日規定「予算の自然成立」のせいで、参院予算委は「消化試合」と言われていましたが、「逆転の夏」で一変。昨年の第169通常国会では、本質論で参院予算委は大きな働きをしています。

 大久保勉さん(福岡選挙区)が、冬柴国交相に「道路特会を財源とするタクシー券の当面の使用中止」を確約させ、その後の完全廃止につながり、他府省にも波及しました。

 大久保勉さん、冬柴国交相にタクシー券廃止を明言させる
 第2次補正を“人質”にとることは解散戦略上、必要ではありませんから、22日(木)、23日(金)あたりに採決になるのではないでしょうか。

 ここでは予算委、本会議とも予算修正案が賛成多数で可決する見通し。政権準備政党(野党)提出の予算修正案が可決されるのはおそらく憲政史上初めてというケースになると思います。

 参院での採決結果は衆院に伝えられ、第2次補正予算は成立するでしょう。「定額給付金」は実現することになるんでしょうが、民主党は責任政党ぶりをNHK中継入りで示すことができます。

 逆転の夏チルドレンは、もっと参院らしく提案主義で国会運営をしたいと考えている人が多いようです。まじめな人が1年半仕事をすればそう思うのも同感です。しかし、衆院の仲間たち(新人含む)&国民を第45回総選挙で“救出”するまでは、縁の下の力持ちに徹していただきたいと願います。

左と右のバナーを1日1クリックずつ押してもらうと、ランキングが上がります。
どうぞお願いします。

 ↓   ↓

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  
Tags 総選挙,Japan 衆院選 国会 kokkai 民主党 DPJ 政権交代, Democratic Party of Japan,投票行動 Election, 民主 誰に入れたら? 公選法 Japan どこに投票? 年金 人力献金 候補者 two-party-system 国会傍聴記 下町の太陽 Ozawa,Ichiro 小沢一郎 だれにいれたら 岡田克也 選挙ボランティア Okada,Katsuya 日本 この国 nikkei 日経 油断は禁物 公職選挙法 最大の景気対策 首相



最新の画像もっと見る

コメントを投稿