【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

16日召集の第202回臨時国会は「委員長選挙無し」「新規提出法案無し」菅義偉官房長官が議運理事会に伝達

2020年09月10日 16時26分11秒 | 第202回臨時国会(2020年9月~)菅新首相選出
[写真]参議院議院運営委員会理事会に出席した菅義偉・官房長官、おととし2018年10月17日、宮崎信行撮影。

【衆議院議院運営委員会理事会 令和2年2020年9月10日(木)】
【参議院議院運営委員会理事会 同日】

 衆参の議院運営委員会は午前11時から理事会を開催。

 菅義偉・官房長官が出席し、「第202回臨時国会を来週16日(水)に召集する」という天皇陛下(徳仁陛下)の詔書を安倍晋三内閣が近く決定することを伝達しました。

 この後、与野党理事が協議。衆議院本会議は16日(水)の、午後1時から開き、議席の指定、会期の件、内閣総理大臣指名選挙を行うことになりました。委員長の選挙は行わない見通し。

 また、次の理事会は15日(火)11時に開くことにしました。内閣が法案を提出したい場合は、2日前に副長官が議運に報告する慣例となっています。このことから、第202回臨時国会で、政府は法案を提出しないことが確定的となりました。

 次の3本は継続審議として議案となりますが、審議なく再び継続審議となる見通し。「種苗法改正案」(201閣法37号)「祝日法及び東京五輪特措法改正案」(201閣法57号)「65歳定年延長の地方公務員法改正案」(201閣法53号)。付け加えると「検察庁法及び国家公務員法改正案」(201閣法52号)は継続審議の手続きがされなかったので、6月に既に廃案となりました、念のため。

 首相指名選挙では、菅義偉・自民党総裁と枝野幸男・立憲民主党代表が衆参とも1、2位となる見通し。

 先々週金曜日の午後2時から5時にかけての、安倍晋三首相突然の辞意表明で、7年8か月の眠りから覚めた大政局は、早々に新地図が見えつつあります。

 ところで、冒頭のキャプションにもちゃんと書いている通り、「国会の召集を伝達するため参議院議院運営委員会理事会に陪席する菅官房長官」の写真は、2年前のもので、私・宮崎信行は一人で取材していますから、今週の永田町周辺を、一人で取材しきれるわけがありませんから、2年前の写真を再掲載して、それらしくしているわけです。これも次回は撮り直しに行かないといかないわけです。「ひとり時間差攻撃」国会報道といえるでしょう。


[写真]参議院議院運営委員長室の菅官房長官、窓の向こう側は国会正門方向、おととし2018年10月17日、宮崎信行撮影。衆議院には「議院運営委員会理事会室」がありますが、参議院にはそれがないため「議運委員長室」で議運理事会が開かれています。

 私も46歳になると、立って、長時間取材するのがおっくうになってくるのですが、どうも、NHK以外のテレビ、新聞、雑誌、インターネットメディアは総じて経営が厳しそうで、総崩れの様相です。税理士さんからは長年「雇えるよ」とアドバイスされていることもあります。私が所有するメディアをより充実させて、自由の対価としての責任のための課金制なども検討しながら、しっかり上向きに報じていきたいと考えています。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

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