【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「ポスターで写真詐称はないのか?」経歴詐称・学歴詐称はあると松田公太さん、総務相「ない」あす採決へ

2015年04月08日 21時10分51秒 | 第189回通常国会2015年安保国会

【平成27年2015年4月8日(水)参議院予算委員会】

 一般会計で96・3兆円の平成27年度予算案は、いよいよあす採決されます。

 きょうはテレビ入り集中審議。

 民主党は小川敏夫さんが、下村博文文科相の博友会問題、山谷えり子国家公安委員長の在特会問題、籾井勝人会長のNHK問題の疑惑の3点セットをそうざらい。参議院民主党幹事長経験者らしいまとめぶりに、ぜひ来年も、再来年も、その先も、小川議員の活躍をみたいと感じました。

 日本を元気にする会の松田公太さん(東京選挙区、来夏改選)は、「今は統一地方選挙中だが、経歴詐称、学歴詐称で失職した当選者がかつているが、写真詐称というのはないのか。ポスターには本人の今の顔とだいぶ違う写真を見受ける。今は画像修正ツールもある。政治不信につながるのではないか」と質問しました。

 高市早苗総務相は「化粧を取ると私も写真詐称かもしれない」とどうでもいい切り出しの後、「公職選挙法には、選挙ポスターに掲示責任者(自然人)と印刷所(法人も可能、複写の場合は決定者)を明記しないといけないが、写真を載せないといけないという規定が無い。写真と実物が違うかどうかは主観が含まれる。法律改正には各会派の議論をしてほしい」と語りました。

 公職選挙法144条は、選挙ポスターについて「当該選挙に関する事務を管理する選管の行う検印を受けるか、証紙を張らなければならない」とあります。そして、「その表面に掲示責任者および印刷者の氏名(法人にあっては、名称)および住所を記載しなければならない」とあります。

【同日 衆議院外務委員会】

 日切れ指定の「緑の機構基金GCFへの拠出法案」(189閣法12号)が全会一致で可決しました。本会議での可決は来週になる見通し。国政復帰した寺田学筆頭理事が質疑に立ちました。

【同日 衆議院経済産業委員会】

 日切れ指定の「商工中金・中小企業信用保険法改正案」(189閣法17号)が、維共の反対、自公民の賛成多数で可決しました。附帯決議つき。同委員会は次回は15日(水)の午後1時に開議。

 以上 



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