【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也は、「コロナ盆」何をしていたのか「あなたに会いたかった1人と青空集会→10人になり全員が意見」ライバル石原正敬さんは「田村厚労相と2連」ポスターでその効果に与野党の注目集まる

2021年08月31日 22時32分21秒 | 岡田克也、旅の途中
(おことわり 修文しました 2023/6/6 0:40)

[写真]岡田克也さん、三重県内、2021年、岡田事務所提供。

 四日市市のコロナ感染者は「人口10万人当たり298・1人」。国は25人以上で「ステージⅣ 感染爆発」としていますので、10倍以上というのっぴきならない状態が続いています。

 三重県知事選挙中なのに、あまり身動きがとれないなか、立憲民主党常任顧問の岡田克也さんはこの「コロナお盆」をどう過ごしたのでしょうか。

 ソーシャルディスタンスを確保するために、青空座談会を開催。全国的に公園で開催している総支部が多いようですが、さすが岡田総支部で、私有地である空地や駐車場を確保しています。総支部スタッフ(国会議員私設秘書)が告知ビラを事前にポスティングしています。

 そうはいっても自由参加ですので、猛暑で、お盆で、コロナ禍で、豪雨で、と悪条件が重なれば参加者は減り気味。事前にアナウンスした以上行かねばならぬと岡田さんが会場を訪れたところ、意外にも一人高齢女性が。「あなたのお父さんには会ったことがあるけど、岡田さんに会ったことがなかったので、話を聞いてみたかった」という女性に、マイクを使わず、肉声で話しかけました。しばらくするとその気配を感じた、近隣の方々が出てきて、なんと10人の曇天座談会。10人とも意見を発言したそうです。あたかも民主主義の学校という風情だったようです。

 岡田さんが初当選前からしている座談会は最少2名でした。オープンセミナーは秘書に動員ノルマはありません。今回始めた青空集会は小選挙区を8分の1に分けた秘書が告知ビラを配布し、極めて近くに後援会員がいれば一声かけているため、行かざるを得ないということになっています。

 岡田さんは当選10回。当選2回生から、野党の若手のまとめ役をし、4回生から政調会長・幹事長・代表を続けてきた岡田さん。これだけ地元に張り付くのは久しぶり。毎回変わる自民党候補はかつての全国最年少町長でありながら僅差の逆転で退任した、石原正敬・元菰野町長49歳。三重県三重郡菰野町はもともと、岡田さんのお母さんの実家があるところです。そして、石原さんの2連ポスターは田村憲久厚生労働大臣(三重1区)。これが今後どう効果を発揮するかは、3区内では、超党派で興味を持たれているようです。

 石原さんのキャッチコピーは「世代交代」。連続当選11回をめざす岡田さんは68歳。68歳というと、二階幹事長より14歳、麻生副総理より12歳も年下。比較の対象はよくないかもしれませんが。

 東海地方で若手首長が多い背景には、伊勢湾台風でリーダーの違いで全員生還した村とそうでない村が混在していたからだとされています。そのとき民間人・岡田父が2000枚貢献した毛布をいまだに持っている人もいるとされ候補者も有権者も心の若さを問われる選挙になりそうです。

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