ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

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【きょう5/23国会】岡田克也さん「衆参ダブルのムードが盛り上がってきた」、参院では「デジタル手続き法案」委員会通過、「国有林野」審議入り

2019年05月23日 20時57分02秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘
[写真]衆議院中庭にある「河津桜」、おととし2017年6月、宮崎信行撮影、なお「前庭」と「中庭」は違います。
 
きょうは、岡田克也さんの週1回の記者懇談会が国会内で開かれ、「なんとなくダブルのムードが盛り上がってきた」と語り、昨年来の「衆参同日選は3~4割」を上方修正しました。ただし、先週末の官房長官の「野党の不信任案提出は解散の大義」という奇奇怪怪な発言や、きのう来の「6月19日党首討論を開いて首相が解散発表」との憶測について、岡田さんは「広々言って混乱させようとしているから無視した方がいい」と語りました。
 
「デジタル手続き法案」があす成立のはこび。マイナンバー関係では、野党からも、プライバシーのことよりも、普及していないことへの問題視が増えてきました。
 
●衆議院本会議はありませんでした。
 
木曜日ですが、本会議はありませんでした。重要な法案がすべて衆議院で審議入りしたことを意味します。衆議院本会議の定例日は、火曜日、木曜日、金曜日の各々13時ですが、木曜日が開かれないことは、会期末の3週間前あたりから増えます。国会傍聴をされたい方は、金曜日ですと、午前10時から参議院本会議、午後1時から衆議院本会議が開かれることが多いので、金曜日がおススメです。
 
【参議院内閣委員会 令和元年2019年5月23日(木)】
 
「デジタル手続き法案」(198閣法47号)。
 
矢田わか子さんが修正案を出しましたが、共産党は「デジタル化を一層推進するもので反対する」。
 
採決の結果、共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決すべきだと決まりました。
 
【参議院総務委員会 同日】
 
「NHKインターネット常時同時配信を可能とする放送法改正案」(198閣法36号)が趣旨説明(提案理由説明)されました。質疑は次回。
 
ところで、朝日新聞労働組合の35歳の副委員長が自殺したそうです。けさの週刊文春が報じました。使用者側からの年収100万円以上ダウンの賃金交渉で板挟みになっていたようです。社長と委員長はともに大阪社会部の先輩後輩のようですが。とてもかわいそう。全新聞の部数ダウンに心をいためています。政治部の取材現場は全社的には恵まれていますが、野党の取材陣容の方からやりにくくなるでしょう。みなさん、新聞を購読してください。多少なりとも尊敬を集める一人の中年日本国民という立場で、紙の新聞を月ぎめ購読することをお願いします。
 
【参議院法務委員会 同日】
 
「戸籍法改正案」(198閣法50号)が共産反対、自民・公明・立憲・国民の賛成多数で可決すべし、となりました。質疑では、マイナンバーカードとプライバシーの話もありましたが、むしろ戸籍制度そのものを見直したらどうか、という話がありました。
 
【参議院財政金融委員会 同日】
 
オタク委員会のようになっている、財金。
 
「資金決済法改正案」(198閣法49号)が趣旨説明され、散会しました。この時期、財金で一般法案は珍しいかも。
 
【参議院文教科学委員会 同日】
 
「ロースクール法改正案」(198閣法45号)。参考人質疑。
 
【参議院厚生労働委員会 同日】
 
「女性活躍推進法などパワハラ防止の一括改正法案」(198閣法38)の審議が続きます。でも、あんまり大した法案ではないみたいね。パワハラ・セクハラ防止は必須ですが、まずは女性の平均賃金を上げましょう。
 
【参議院農林水産委員会 同日】
 
前日の本会議で吊るしが降りた、「国有林野管理経営法改正案」(198閣法31号)。与野党が対決している割には、趣旨説明の後、与野党が質疑に応じる和やかムード。採決は次回以降。
 
【参議院経済産業委員会 同日】
 
「中小企業強靭化法改正案」(198閣法26号)。
 
一般の委員会で税制改正の法案を審議することはまれです。参考人質疑などていねいな審議をしています。ていねいにやってほしい。但し、そもそも、こういう法案に政策減税を盛り込むスキームからして私は大反対です。
 
【参議院環境委員会 同日】
 
「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化法案」(198閣法56号)が趣旨説明されました。この法案を官僚が一生懸命書いている姿を垣間見たので、原案通り早く成立してほしいです。
 
●参議院外交防衛委員会はありませんでした。
 
【衆議院原子力問題に関する特別委員会 同日】
 
一般質疑。
 
【衆議院議院運営委員会 同日】
 
会計検査院に3人いる「検査官」の国会同意人事を前に、所信聴取と質疑がありました。
 
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