残り会期3週間。会期内成立の一つのめどであるきょう、衆議院で給与法案など5議案が委員会で審議入りしました。当初会期内成立の公算。
【衆議院外務委員会 令和2年2020年11月13日(金)】
岡田克也さんが一般質疑(国際情勢に関する件)で質問に立ち「エスパー国防長官が解任されて、突発的なことが起きる可能性もある」と指摘しました。
この後、「日英EPA承認案」(203条約1号)が審議入り。次回は18日(水)9時から。
国際約束では、毎日新聞が最初に報じたように、15日(日)にRCEPが15か国で署名へ、17日(火)豪首相が来日し、日豪円滑化協定が署名されることになりそうです。日豪では法務省関係の国内法の整備が必要になるようです。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「新型コロナウイルス感染症ワクチンの予防接種法など改正案」(203閣法1号)の審議が続きました。
全世界で最多を更新し続けるHIVウイルスはわが国では世界水準より高い8割の感染者が同性性交で感染していることから、同性愛差別などを引き起こしてきました。しかし、それ以前に、厚生省薬務局の怠慢により、非加熱製剤による薬害感染が起きていましたが、役所は隠蔽しました。この隠ぺいを説いたのが、菅直人厚生大臣でした。
その、菅さんが厚生労働委質疑に登場。「保健所について、自分の選挙区がある東京は固定資産税の税源と交付を調整しているから所在に偏りはないが、地方では保健所の設置に偏りがある場合がある」と指摘しました。
【衆議院内閣委員会 同日】
「一般職国家公務員法給与法案」(203閣法5号)と「特別職国家公務員法給与法案」(203閣法6号)が審議入りしました。次回は18日(水)9時半。
【衆議院安全保障委員会 同日】
「防衛省自衛隊職員給与法案」(203閣法7号)が趣旨説明されました。防大生・防衛医科大生のみが対象の法案。これに先立つ一般質疑では、午前中は外務委員会に出ていた茂木外相が午後1時半から安全保障委員会に移って答弁しました。次回は19日(木)9時。
【衆議院文部科学委員会 同日】
橋本聖子五輪相が「祝日法及び東京オリンピック・パラリンピック特別措置法改正案」(201閣法56号)を趣旨説明しました。次回は18日(水)9時から。
当ニュースサイトで、6月9日付記事「祝日法と東京オリパラ特措法の改正案が先送りの公算、2021年の3祝日変更は五輪延期なら変更せずか」で、五輪中止で無ければ、秋の臨時国会は絶対にあると予言してきました。完全に的中しました。この記事は、きょう現在もよくアクセスされています。それはいいのですが、執筆の依頼とか全然来なくて、きょうも東洋経済オンラインを見たら、その道25年の週刊誌記者がペンネームで石破茂さんの記事を書いていました。住宅ローンボーナス払いなどで厳しい方が多いのでしょう。
【衆議院法務委員会 同日】
所信表明に対する一般質疑がありました。今国会で、議員立法で「民法特例法案」が審議されるかもしれません。この委員会の次回は未定。
【衆議院経済産業委員会 同日】
毎国会のように野党の国会対策で、大臣所信が他の委員会よりも遅れて開催されます。また、先代に続く財務省出身の古谷・公正取引委員長が新任であいさつしました。

[画像]あいさつする、古谷・新公正取引委員会委員長、きょう、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
古谷さんは官邸官僚として菅義偉さんの信頼が篤く、内政面のとりまとめに活躍しましたが、首相交代よりも前に、公取委員長栄転が決まっていました。今後、厚労省マターのフリーランス労働や、金融庁マターの地銀合併、国交省マターのバス事業者合併などで、公取の影響力が高まることもありそうです。次回は、19日(水)9時。
●参議院本会議は定例日ですが、議案が送られていないので、ありませんでした。
これにより、審議入りしていない政府提出法案は「地方公務員法改正案」(201閣法53号)、「被災者生活再建支援法改正案」(203閣法2号)、「特定水産動植物等の国内流通の適正化法案」(203閣法4号)の3本だけとなりました。このうち、201閣法53号は来年へ継続。203閣法2号は今国会で成立させる必要があり木曜日が定例日である衆議院災害対策特別委員会で審議成立のはこび。203閣法4号は種苗法改正案(201閣法37号)が参議院に送られてから審議入りする見通しで今国会ではもっとも綱渡りの運営を迫られます。
2012年の2000万票がスイングする大山鳴動、2013年の量的金融緩和、2014年の解釈改憲と、2015年の平和安全法制と改正労働者派遣法で、一線を越えてしまったようです。第3次補正予算のばらまきに期待するしかない世情でしょう。
このエントリーの本文記事は以上です。
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【衆議院外務委員会 令和2年2020年11月13日(金)】
岡田克也さんが一般質疑(国際情勢に関する件)で質問に立ち「エスパー国防長官が解任されて、突発的なことが起きる可能性もある」と指摘しました。
この後、「日英EPA承認案」(203条約1号)が審議入り。次回は18日(水)9時から。
国際約束では、毎日新聞が最初に報じたように、15日(日)にRCEPが15か国で署名へ、17日(火)豪首相が来日し、日豪円滑化協定が署名されることになりそうです。日豪では法務省関係の国内法の整備が必要になるようです。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
「新型コロナウイルス感染症ワクチンの予防接種法など改正案」(203閣法1号)の審議が続きました。
全世界で最多を更新し続けるHIVウイルスはわが国では世界水準より高い8割の感染者が同性性交で感染していることから、同性愛差別などを引き起こしてきました。しかし、それ以前に、厚生省薬務局の怠慢により、非加熱製剤による薬害感染が起きていましたが、役所は隠蔽しました。この隠ぺいを説いたのが、菅直人厚生大臣でした。
その、菅さんが厚生労働委質疑に登場。「保健所について、自分の選挙区がある東京は固定資産税の税源と交付を調整しているから所在に偏りはないが、地方では保健所の設置に偏りがある場合がある」と指摘しました。
【衆議院内閣委員会 同日】
「一般職国家公務員法給与法案」(203閣法5号)と「特別職国家公務員法給与法案」(203閣法6号)が審議入りしました。次回は18日(水)9時半。
【衆議院安全保障委員会 同日】
「防衛省自衛隊職員給与法案」(203閣法7号)が趣旨説明されました。防大生・防衛医科大生のみが対象の法案。これに先立つ一般質疑では、午前中は外務委員会に出ていた茂木外相が午後1時半から安全保障委員会に移って答弁しました。次回は19日(木)9時。
【衆議院文部科学委員会 同日】
橋本聖子五輪相が「祝日法及び東京オリンピック・パラリンピック特別措置法改正案」(201閣法56号)を趣旨説明しました。次回は18日(水)9時から。
当ニュースサイトで、6月9日付記事「祝日法と東京オリパラ特措法の改正案が先送りの公算、2021年の3祝日変更は五輪延期なら変更せずか」で、五輪中止で無ければ、秋の臨時国会は絶対にあると予言してきました。完全に的中しました。この記事は、きょう現在もよくアクセスされています。それはいいのですが、執筆の依頼とか全然来なくて、きょうも東洋経済オンラインを見たら、その道25年の週刊誌記者がペンネームで石破茂さんの記事を書いていました。住宅ローンボーナス払いなどで厳しい方が多いのでしょう。
【衆議院法務委員会 同日】
所信表明に対する一般質疑がありました。今国会で、議員立法で「民法特例法案」が審議されるかもしれません。この委員会の次回は未定。
【衆議院経済産業委員会 同日】
毎国会のように野党の国会対策で、大臣所信が他の委員会よりも遅れて開催されます。また、先代に続く財務省出身の古谷・公正取引委員長が新任であいさつしました。

[画像]あいさつする、古谷・新公正取引委員会委員長、きょう、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
古谷さんは官邸官僚として菅義偉さんの信頼が篤く、内政面のとりまとめに活躍しましたが、首相交代よりも前に、公取委員長栄転が決まっていました。今後、厚労省マターのフリーランス労働や、金融庁マターの地銀合併、国交省マターのバス事業者合併などで、公取の影響力が高まることもありそうです。次回は、19日(水)9時。
●参議院本会議は定例日ですが、議案が送られていないので、ありませんでした。
これにより、審議入りしていない政府提出法案は「地方公務員法改正案」(201閣法53号)、「被災者生活再建支援法改正案」(203閣法2号)、「特定水産動植物等の国内流通の適正化法案」(203閣法4号)の3本だけとなりました。このうち、201閣法53号は来年へ継続。203閣法2号は今国会で成立させる必要があり木曜日が定例日である衆議院災害対策特別委員会で審議成立のはこび。203閣法4号は種苗法改正案(201閣法37号)が参議院に送られてから審議入りする見通しで今国会ではもっとも綱渡りの運営を迫られます。
2012年の2000万票がスイングする大山鳴動、2013年の量的金融緩和、2014年の解釈改憲と、2015年の平和安全法制と改正労働者派遣法で、一線を越えてしまったようです。第3次補正予算のばらまきに期待するしかない世情でしょう。
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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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