【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

都知事選で前回65万票の山本太郎・れいわ新選組代表「党は静観」でも友情支援に含み、東京14区立憲・れいわ一本化後の共産、国民の新人擁立に不快感

2024年06月21日 22時49分02秒 | その他の選挙
 れいわ新選組の山本太郎代表=写真はおととし2022年11月に宮崎信行撮影=は、きょう令和6年2024年6月21日の記者会見で、前日から始まった東京都知事選での無所属新人・蓮舫候補への応援について「党として先日静観すると発表した」とし友情支援については「今の時点でそれを考えられないと思います」とし、含みを残しました。

 昨日から始まった東京都知事選には3選をめざす現職の小池ゆり子候補、新人の蓮舫、石丸伸二、田母神俊雄、清水国明各候補らが出馬しています。

 山本さんは5年前の参院選で舩後康彦、木村英子両議員より多く得票しつつ落選し、4年前の都知事選に出馬し、65万票余を獲得しました。筆者が仮に投票率が全く同じ55%だと仮定すると、現職の小池ゆり子さんと蓮舫さんの差がそれに近いとする告示前の調査があると指摘したことに答えました。

 山本さんは「これまで立憲民主党さんとの約束はほとんど反故にされちゃってるので空手形は受け取りづらく(蓮舫さんを友情支援しても)バーターにならない」と語りました。

 また、東京14区(江戸川区平井地区や墨田区)で現職の松島みどりさんに挑むれいわの現職・くしぶち万里さんと、東京29区(荒川区と足立区西部)で現職の公明党・岡本みつなりさんに挑む立憲の元職・木村たけつかさんがバーターでの候補者調整ができた後に、東京14区に共産、国民が新人を立てたことについて山本代表は「櫛渕万里が新しい戦力として選んだ場所ですけれども、立憲は出ていないということですよね、国民民主党と共産党なんで、ここはもう別会社ですから、そこに対して何かしらやれることは限られている。基本的にはもうどこの選挙区も乱立でしょう」と述べました。具体策はあげませんでしたが、他の小選挙区で共産、国民が擁立した選挙区に、れいわの新人を立ててけん制したいとのファイティングポーズをみせました。

 共同代表の立場で同席していたくしぶちさんは「今、代表には、東京14区くしぶち守るぞ、と言ってほしかったんですけど、他にも立てるぞというのが考えだと思う」とし共産、国民新人の立候補表明は「寝耳に水だった」としました。そのうえで「もうできるだけとにかく自分の力を最大限広げていくっていうことはその覚悟で戦えていきたいと思いますし、いろいろお話も地元ではさせていただいてます。やっぱりいい形で同自民党を倒すのか、これだけ裏金の問題や国民不信政治不信が、国民の中に広がっている状況は地元で感じています」と述べました。

 以上です。


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