立憲民主党の公認・推薦候補者が、第25回参院選で躍進することが確実な公算となりました。
筆者・宮崎信行が入手した、自民党の6月22日(土)23日(日)の世論調査。
●東北6県は、すべて2%以内の大接戦、野党全勝も。
東北6県は前回からすべて1人区となりましたが、うち5選挙区で自民党が調査をうちました。その結果、複数の野党系男性候補予定者が、自民党現職に対して1~2%先行。女性候補予定者3人も自民党現職3人(男性1人女性2人)に2%未満に迫っています。
●甲信越では新人8ポイントリードも。
甲信越では、直前に擁立が決まった女性新人候補予定者が自民党の副大臣経験のある現職を、8・1ポイントリードで独走。自民党が調査していない選挙区でも、立憲民主党と国民民主党が優勢との下馬評。
●三重・滋賀・大分は1勝2敗の前哨戦
「三重・滋賀・大分」という野党系の勝手なブロックを、筆者・宮崎信行がつくってみました、地元の方のご機嫌をそこねたらあやまります。「三重・滋賀・大分」では女性新人候補予定者が、自民党の現職(通称・プリンス)に前哨戦で僅差で勝利。それ以外では、4・5ポイント劣勢も。「いわゆる行ってこいで3%」ですが、野党の組織が老若男女なので、逆転の兆しがあります。
●2・3・5・6人区は立憲1議席以上の公算
複数区のうち、2・3・5・6人区の半数以上で立憲は1議席を確保する前哨戦。千葉3人区ではトップ当選の気配も。自民・立憲両党とも複数候補擁立区での共倒れは無さそう。
●「枝野・福山ドクトリン」で試される、北海道・東京の国民民主党。
国民民主党は選挙区での議席獲得のめどがつきましたが、東京選挙区や、立憲と国民が1人ずつ立てた北海道選挙区3人区。もちろん、筆者・宮崎としては両者全勝してほしいですが、5倍以上の差ががついているところもあります。議席だけでなく、国民候補予定者の複数区での得票数も注目。参院選後は、参議院内での会派問題や、第49回衆院選での公認問題が、他党との合併をしない「枝野・福山ドクトリン」の勢いが増す予兆がある前哨戦となりました。
●東京選挙区では共産現職が公明党代表をリード。
このほか、東京選挙区では、共産党の現職吉良よし子さんが、公明党の現職で連立党首の山口那津男さんを0・9ポイントリード。共公とも公認1人です。6年前は山口代表さんが新人・吉良さんを1・7ポイント差でかわしています。創価学会がこちらのメンツを優先するのか、兵庫選挙区5000人動員を優先するのか。注目はされますが、公明党の全勝は極めて有力。
●組織の疲弊が明らかになるか。
「6月中に、宮崎さんが野党優勢のようなことを書いたからゆるんじゃったよ」と7月21日の翌日に言われそうな書きぶりでした。私もちょっと、年だし、疲れてきたんでね(苦笑)。ただ、第19回統一地方選では、自民・公明の組織員が疲れ果てながら選挙運動をしていたので、立憲パートナーズらの力を積み増せば、議席は確実に増える成功体験をつかめそうです。
あと、1人区は直前に候補予定者が決まってもすぐに浸透するものですね。
●比例代表も激戦か。
比例代表でも激戦が予想されます。
このエントリー記事の本文は以上です。
筆者・宮崎信行が入手した、自民党の6月22日(土)23日(日)の世論調査。
●東北6県は、すべて2%以内の大接戦、野党全勝も。
東北6県は前回からすべて1人区となりましたが、うち5選挙区で自民党が調査をうちました。その結果、複数の野党系男性候補予定者が、自民党現職に対して1~2%先行。女性候補予定者3人も自民党現職3人(男性1人女性2人)に2%未満に迫っています。
●甲信越では新人8ポイントリードも。
甲信越では、直前に擁立が決まった女性新人候補予定者が自民党の副大臣経験のある現職を、8・1ポイントリードで独走。自民党が調査していない選挙区でも、立憲民主党と国民民主党が優勢との下馬評。
●三重・滋賀・大分は1勝2敗の前哨戦
「三重・滋賀・大分」という野党系の勝手なブロックを、筆者・宮崎信行がつくってみました、地元の方のご機嫌をそこねたらあやまります。「三重・滋賀・大分」では女性新人候補予定者が、自民党の現職(通称・プリンス)に前哨戦で僅差で勝利。それ以外では、4・5ポイント劣勢も。「いわゆる行ってこいで3%」ですが、野党の組織が老若男女なので、逆転の兆しがあります。
●2・3・5・6人区は立憲1議席以上の公算
複数区のうち、2・3・5・6人区の半数以上で立憲は1議席を確保する前哨戦。千葉3人区ではトップ当選の気配も。自民・立憲両党とも複数候補擁立区での共倒れは無さそう。
●「枝野・福山ドクトリン」で試される、北海道・東京の国民民主党。
国民民主党は選挙区での議席獲得のめどがつきましたが、東京選挙区や、立憲と国民が1人ずつ立てた北海道選挙区3人区。もちろん、筆者・宮崎としては両者全勝してほしいですが、5倍以上の差ががついているところもあります。議席だけでなく、国民候補予定者の複数区での得票数も注目。参院選後は、参議院内での会派問題や、第49回衆院選での公認問題が、他党との合併をしない「枝野・福山ドクトリン」の勢いが増す予兆がある前哨戦となりました。
●東京選挙区では共産現職が公明党代表をリード。
このほか、東京選挙区では、共産党の現職吉良よし子さんが、公明党の現職で連立党首の山口那津男さんを0・9ポイントリード。共公とも公認1人です。6年前は山口代表さんが新人・吉良さんを1・7ポイント差でかわしています。創価学会がこちらのメンツを優先するのか、兵庫選挙区5000人動員を優先するのか。注目はされますが、公明党の全勝は極めて有力。
●組織の疲弊が明らかになるか。
「6月中に、宮崎さんが野党優勢のようなことを書いたからゆるんじゃったよ」と7月21日の翌日に言われそうな書きぶりでした。私もちょっと、年だし、疲れてきたんでね(苦笑)。ただ、第19回統一地方選では、自民・公明の組織員が疲れ果てながら選挙運動をしていたので、立憲パートナーズらの力を積み増せば、議席は確実に増える成功体験をつかめそうです。
あと、1人区は直前に候補予定者が決まってもすぐに浸透するものですね。
●比例代表も激戦か。
比例代表でも激戦が予想されます。
このエントリー記事の本文は以上です。