かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

つる植物の花:ヤブツルアズキとヤブマメ

2018年09月27日 | 植物

今回の「つる植物の花」はマメ科の野生種2題で、草藪で一緒に並んで咲いていたヤブツルアズキ(↑右)とヤブマメ(↑左)・・・

まずはアズキの祖先野生種と言われているヤブツルアズキ(マメ科キササゲ属)・・・


開出毛がある茎がつる状になって他者に絡みつく、葉は3出複葉で小葉は先が尖り、葉柄が長い、花は黄色、果実は線形の豆果で垂れ下がる・・・

果実を見ると確かにアズキだね! つる状のアズキだからツルアズキ・・・藪に生えるからヤブツルアズキなんだけど、ツルアズキだけで好いんじゃないかな(笑)


マメ科の花は左右対称の蝶型花が多いのだけど、ヤブツルアズキの花は非対称で、旗弁も左右の形が違う、竜骨弁は捻じれてC字形、右の翼弁は竜骨弁の下を抱き、左の翼弁は竜骨弁の吸蜜口の下から距にかぶさっている・・・ 


すぐ隣で咲いていたヤブマメ(マメ科ヤブマメ属)も3出複葉だけど小葉の先端はあまり尖らず、つるは細く下向きの毛がある・・・藪に生えるマメとは単純過ぎ!

 

花は左右対称の蝶型花で旗弁は紫色、竜骨弁と翼弁は白っぽい・・・


ヤブマメは地上に開放花を咲かせ、地下に閉鎖花を作るらしいけど今度確認してみよう・・・

地上部の豆果は扁平・・・

 

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