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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

連鎖の副作用

2014年03月21日 21時32分45秒 | Weblog
昨日の昼寝が悪かったのか、昨夜はよく眠れず、今朝はダルい体を抱えて出勤。今日もDPU勤務。
DPUの勤務は申し渡しなどがなく、到着すると患者さんが待っている状態なので、いきなりトップモードにスイッチを入れる必要がある。今日も日帰り手術の人がどっさり。軽い面談と体調を確認して書類処理しても次から次へとやってくる。すべての患者さんの登録を済ませたのが11時過ぎ。それまでノンストップ。あ~疲れた。
ここで休憩に入ってホッと一息。これで緊張の糸が切れたのか、この後はダルさが襲ってきた。しかし手術を終えて患者さんがレストルームに続々と戻ってきている。こちらの作業はヴァイタルサインのチェック、軽食のサービス、点滴針の除去等、言ってしまえばあまり頭を使わなくていい作業が主(患者さんの安全と回復を見守る必要はあるけど、この部屋に来ている時点で急変の可能性は低い)。患者さんへの確認の電話や翌週の準備等頭を使う作業は全部先輩がやってくれたので、肉体派の私は黙々と患者さんのお世話をし続けた。
すべて順調にコトが進み、2時をまわった時点ですべきことはほぼ終了。なんだかんだと仕事を見つけ、終業時間が来たら速攻で病院を後にした。実はダブルシフトを頼まれていたけど「用事がある」と言って断った。寝不足には滅法弱い私。

帰宅したら当然のように爆睡。明日は午後シフトだから今夜眠れなくても平気!と思って心置きなく寝た。とはいっても1時間ほどで目が開いたけどさ。夜は簡単に済ませてずーっとゴロゴロモード。そろそろ食器を洗ってシャワーを浴びて寝る体勢に入ろうと思っている。

ところで。
昨日病棟でのシフト中、長く入院していて回復の見込みがない患者さんがひきつけを2回起こしていた。昨日のブログにも書いたとおり忙しかったので顔を見に行くことはできなかったけど、もうまもなくだろうという話は聞いていた。そして昨夜7時頃に息を引き取ったそうだ。
さらに、私が前にも状態がよくないとチラッと懸念していたおばあさん。昨日のうちに容態が急変してこちらも亡くなった。先週は自分の身の回りのことはほぼ自分でしていたぐらいだったのに、数日前に一度シーツか何かに足をとられて転んだらしい。それを機に一気に下り坂をくだりったとのこと。
不思議なもので、誰かが亡くなると連鎖反応のように続く。この2人の患者さんは、ともにガンを患っている上高齢だったので先が長くないことはわかっていたものの、あまりに急だったので驚きとショックを隠せない。

ショックはさておき。
ここ数日、考えていたことがある。
前者の亡くなった患者さん。年齢は80代後半で手術が不可能なほどにガンが広がっており、緩和ケアに入るのも時間の問題だった。意識はあったものの、自分ではご飯を食べるぐらいしかできなくなっており(しかも少量)、ベッドからイスへ動かすのも、シャワーを浴びるのも2人の介助付き。大きな男性だったのでスタッフだけでは支えきれず、スタンディングホイスト(起立マシン)も使っていた。在宅中は奥さんがずっとお世話をしていたようで、入院中は毎日朝から晩まで来て一緒に時間を過ごしていた。
そんな中、数日前、患者さんのヘモグロビンレベルがうんと下がった。ヘモグロビンレベルが低下すると酸素が十分に体内にいきわたらず、その結果深刻な状態を引き起こす可能性が高い。なので早急な対応が必要とされる。というわけで輸血となった。
しかし。
ここから先は誤解を生むかもしれないけど、それをふまえて書く。
日本でも叫ばれているけれど、ここオーストラリアでも同様に血が不足していることは事実。言葉は悪いが、すでに先が見えている患者さんへの輸血に関する意義について考えていた。
今回の輸血は奥さんの希望もあって早急に行われた。ご家族にしてみれば一日でも長生きしてもらいたいのは当然だろうし、病院側にできることはやってほしいと要請するのは当たり前のことなのでそれを否定はしない。ただこの血液が、今後の回復見込みの高い人に使われる方が有効なんじゃないかという思いが頭の中にあった。これは私が患者さんの家族ではない上、血液不足事情を知り、かつ血液を必要としている人がたくさんいるということも現実として知っている医療従事者であるがゆえに去来する思いだろうとわかっている。だから答えはない。ただ、今後自分が家族の立場になったらどういう選択をするんだろう?という思いがここ数日頭から離れない。間もなく亡くなるだろう人に目一杯の処置をしない(今回の場合、輸血のこと)という選択があること自体、私は“死”に関して神経が麻痺しているんだろうか?とも考えている。
悲しいかな、答えを得るのは“死”が自分の問題として身に降りかかったとき。それまではモンモン考え続けるんやろうな。

さて。
ディープなことばかり書いてないで、そろそろ寝る準備をしよう。疲れているのでDをかまってなかったら、知らない間に寝室へ消えていた。
明日は午後シフト。朝は活動的に過ごしたい。

チクリ・チクリ

2014年03月20日 20時19分35秒 | Weblog
本日午前シフト。
しかも出勤前に車の修理屋さんに行く予定だったので、いつもより一時間も早く目が開いた。小心者。二度寝したけど。

今日の担当は7名。アシスタントさんと一緒。ほとんどが介助要らずか要っても少しだけ。「おお、バーゲンシフトやん!」と色めきたったのもつかの間。問題山積。
まず2名の退院患者さんが含まれていた。しかも1人は8時に退院とのことで、投薬、荷造り、書類処理をあと40分で、という状態。この人は養護施設に移されるため、翌3日分の薬をこちらで用意しなくてはならなかった。ところがそれがない。中には処方箋がないといけないものがあり「どないなってんねん!?」と最初の怒り。病棟中を探し回り、幸いなんとかすべての薬を準備することができた。続いて書類処理。通常夜勤スタッフがコンピュータ処理をしておくもの。それがまったくされていない。この患者さんはかなり長くいたため、記入することもどっさり。「なんでやねん!?」と2番目の怒り。とりあえず怒涛の打鍵でこちらもクリア。結局、8時にくるはずの救急車は時間通りに現れず、私の焦りと怒りはムダに終わったんだけど。ちなみに救急車が時間通りに来ないのは日常茶飯事。私が帰るときもまだ救急車は来てなかった。

気を取り直してほかの6名の投薬を開始。すべての投薬が終わったのは10時。ほっとするヒマもなく、次の退院患者さんの準備。こちらの退院予定時間は11時。細かいことを書いたらこちらもひと悶着あったけど、順調にコトを済ませて11時半に無事退院。

これでちょっと落ち着けるはず~と一息つこうとしたら、ナースステーションに電話。予定外新規入院が到着。それが私の担当する部屋にやってくるという。「マジか~」と思ったところで2人も退院したので仕方ないかーと思って作業。

ところで、今日の大問題はアシスタントさん。この人、というかこの子は半年前ぐらいに学校をでたところで、現在、准看護師の資格が承認されるのを待っているところ。ゆえにアシスタントとして働いており、資格が取れ次第、准看として働く。勤務し始めて2ヶ月ぐらい。この子がまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~トロイ。これまで何度か一緒にペアを組んだことがあり、そのたびごとに「アレ?」と思っていたけど、今日は忙しいのに全然アシスタントとしての作業ができてなくて、さすがに口を出さずにいられない状態。アシスタントの仕事にはそこまで複雑なものはない(ヴァイタルサインのチェック、ベッド作り、シャワー・トイレの介助等)。いくら新人でも2ヶ月も経ったら要領を覚えておいてもおかしくはない程度。
この新人さんは実は少し発達障害がある。なので作業を始める前に「まずはコレとアレとアレをやってね」と明確に伝えた。「わかった」と言っていたのに、お昼も前になってまだ終わっていない。今日の患者さんの顔ぶれならとっくに終わってないとおかしい状態。子供ではないのでこと細かいことを言いたくないけど、いちいち確認する必要があることで、私の作業にしわ寄せがきていた。
そんな中での新規入院。アシスタントさんにもできる作業があるので、やってほしいことをすべて目に見えてわかるように指示。そして私は正看にしかできない作業に没頭。
そうしているともう一人予期せぬ新規入院がやってきた。すると集中力に問題があるのか、やりたい仕事を選り好みするのか、朝一番でお願いした作業も、最初に新規入院の手続きも終わっていないのに、この新規入院の患者さんのお世話をしようとする。「頼んでおいた作業はどうなってんの?」と聞いたら「まだやってない」。



これではアシスタントとしての責任を果たしていないどころか、私が彼女の尻拭いをする必要が出てきて仕事量が増えるのみ。「あとはやるから、この人の新規入院の作業は確実に片付けてね」と言って部屋を出た。そしてほかの作業を片付けつつ、彼女がやるべきことをやれているかを管理。彼女は私の部下ではないので、管理すること自体お門違いなんだけど、一応先輩で正看なので、私の終業時間を過ぎても彼女が終わるのを待った。

障害のせいか性格なのか、本人にはやれてないことがまったく気にならない様子。そしてゆっくりゆっくり作業をやっている。タイムマネジメントもとっても大切な看護師の作業のひとつ。資格は今日にも承認されるかもしれず、その場合、明日からでも患者さんを担当することになる。私もまだまだ学んでいる身分でえらそうなことは言えないけれど、看護という仕事の性格上、この状態で彼女が准看として働くことは無理と判断し、今日の様子は婦長の耳に入れた。チクるみたいでいい気分はしなかったけど、愚痴として同僚とうわさ話をするより、婦長に話した方が筋が通っていると思ったため。うちの病院にはほかにも同様の障害を抱えながら働いている人がいる。障害がある人に就職の機会が等しくあるは歓迎されること。上が私の報告をどう捉えるかわからないけど、採用の決定も人材の管理も上部の仕事なのであとはお任せ。私の報告が彼女の就労の機会を取り上げないものであると願いたい。

こういう状態だったので、今日も飛ぶように時間が過ぎた。本当に気が付いたら申し渡しの時間だった。すんごい歩き回ったのに、残念ながら今日は万歩計を忘れていった。絶対1万歩はいったと思うのになぁ。
夜は再びDご飯。ぜい沢に豚肉ステーキ、サラダ付き。ワインも一杯。満腹と酔いであっという間に眠りに落ちてしまった。2時間ほどして目覚め、明日のお弁当を作ろう~と食器を片付け始めたら、Dが「ボクがやるよ!」とほら穴から出てきてやってくれた。それでお弁当づくりが面倒くさくなったので、明日はツナのサンドイッチという手抜き弁当。
明日は午後シフトのはずが、DPUから声がかかって午前シフト。また早起きかー。ついこの間働いたところなので、明日の作業は少しはスムーズにできるやろう。頑張るぞ。

ところで話はまったく変わるけど、先日届いた郵便に私が通販で買って実家に送ったホホバオイルも入っていた。昨日洗い上がりの髪につけて寝たら、今朝になっても髪が乾いていない。オイルを塗ったので当たり前っちゃー当たり前なんやろうけど、パッと見、2~3日髪の毛を洗っていない子みたいな見た目。使い方間違えてんのかしら? 髪の毛につけず頭皮に塗るってどうしたらいいんやろう?

掃除機がけへの思い

2014年03月19日 21時53分10秒 | Weblog
本日オフ。
今日は掃除に精を出した。台所をきれいに拭いて、掃除機もガーガー。前回、前々回とDにやってもらって、彼の掃除機がけの技術を疑うわけではないけど、やっぱり自分でやらないときれいになった気がしないでいた。そう思いながらも怠け心も手伝ってしばらくほったらかし。しかし今日、ホコリっぽい部屋を見てガマンの限界がきて、隅から隅まできれいにかけた。じゅうたんなので目立ってきれいになったとわからなくても気持ちはいい。
今の家に引っ越してもう一年半以上が経つ。なぜか掃除機がけが好きじゃなくなった。トイレと風呂場以外は全部じゅうたんで、掃除機がけが重たいというのがひとつ。そして仮住まいなので極力物を置かないようにしており、そのためか掃除機をかける範囲が広いいうのがふたつめの理由。家の構造上、じゅうたんの目に逆らってかける必要ある場所があり、重いし、広いし、ということで掃除機をかけるのが嫌いになった。だからDにやってもらうのだけど、彼と私の“きれいに片付いた”のレベルはいまだに縮まらないので、3回に一度ぐらいは自分でかけずにはいられない。
私は特別きれい好きというわけではない。どちらかというとホコリぐらいでは死なないと思っているタイプ。なので掃除機はついおろそかになる。今日のように掃除機をかけ終わった後の気持ちよさを励みに今後も頑張ろう!と思うのだけど、喉もと過ぎたらなんとやら。次に住む家は絶対板間がいい!といつも思っている。それかルンバ購入。

そのほかには布団と枕を干して、あとはタオルケットも洗った。これはDがソファでゴロゴロするときに使用しているもの。お菓子やジュース等いろんなものをこぼしている。洗い上がりの白が気持ち良すぎて笑えるぐらいだった。

そうこうするうちに父便が届いた。父は昨日まで仕事でクイーンズランド州に来ていた。母に頼んで詰めてもらった衣類や食べ物。それを父がこちらで郵便で出してくれた。

うれしー。ラ王と明治アーモンドチョコレート一箱は早々に胃袋へ。Dに食べられないようにせねば。

その荷物の中には私が通販で買って日本の実家に送っていたものがいくつかあった。そのひとつが林真理子のエッセイ。私は“美女入門”シリーズのファン。文庫になったら買っている(持ち歩くのが便利なので文庫派)。ちょうど時期が私がオーストラリアに渡った2007年の頃。「そうそう、そういう時期やった!」と懐かしく思い出しながら一気に読みきった。面白かったー。日本に帰ったらまたどっさりと本を買わないと。いまだにキンドルとやらの使い方がわからないので、電子本に手が出せないのよね。iPhoneでも使えるのかしら? それにどれもこれも電子本になってるわけじゃないよね? そういうレベルの理解度しかない。

こんな時間を過ごしているうちに午後も過ぎ、調理実験等をして夕方。晩ご飯はシェフDによるクリームパスタ。いやー、今日は動かんかったなぁ。万歩計も3000歩強止まり。ジムに行かない習慣がついてしまっている。

食後はダラダラテレビを観て過ごし、そして寝る時間。明日は午前シフト。車を点検に出すので、いつもより早く家を出る必要がある。ちなみに車屋さんは6時から開いている。オーストラリア人って朝も夜も早いよなぁ。

明日から4連勤。日曜日まで働いて来週から有給休暇。日本へ飛ぶのは水曜日の早朝。なので月曜日は「働けます」申請するつもり。もしシフトがもらえると5連勤になるんだけど、2週間も休むんだから頑張れるさ、アタシ。
さて。早起きに備えて寝るか。明日は木曜日で手術がない可能性が高いので、そこまで忙しくはならないはず。多分。

カフェ・ガリレオ便り - くるみ入りメープルシロップケーキ

2014年03月19日 19時57分40秒 | カフェ・ガリレオ便り
今日の調理実験は先日作るはずでなぜか作らなかったくるみ入りのスポンジケーキ。



たっぷりメープルシロップ入り。
今日焼いたところで、明日になるとうまさが増すとのこと。なので一切れ味見をしただけであとは冷蔵庫行き。味見の段階ではまだメープルシロップの味がしみ込んでないのかアッサリとしていた。明日が楽しみ。

ところでこのケーキはおとといも作っている。しかし実はメープルシロップが足りずにはちみつを使用。その上焼きすぎて軽く焦げてしまった。
その前回の分がこれ。


今回の分はこれ。


前回の分は焼きすぎた分硬くなってしまったんだけど、味はそこそこおいしかった。Dも「いけるね」と食べるほど。今回の分が成功かどうかがわかるのは明日。おいしいといいなぁ。

カフェ・ガリレオFBページ

忙しさを楽しむ

2014年03月18日 23時16分27秒 | Weblog
本日一ヶ月強ぶりにDPU勤務。
たまに来るだけではなかなか作業が覚えられない。苦手な書類処理が多いのでなおさら。今日はたくさんの手術があったので朝はバタバタ。以前にやったことを思い出しながら作業。いくつか抜けはあったけど、大問題に至るほどのものではなくなんとかなった。やっぱり書類処理は苦手。英語の問題もある上、ドクターの字が読めないことも多々。ドクターってなんであんなに字が汚いんやろうなぁ。筆跡を見慣れたら読めるけど、初見では無理!という字を書くドクターが山盛りいる。

もとい。
11時ごろに手術を受けるすべての人の手続きを終えたと思ったら、今度は手術を終えた日帰りの患者さんがレストルームに戻ってきた。今度はそちらのお世話でバタバタ。
ほかの病院ではどうなっているのか知らないけど、ウチでは手術を終えた患者さんは全員リカバリールームに運ばれる。看護師は患者さんが麻酔から覚め、容態が落ち着くまでほぼ付きっ切りで容態を見守る。ここでだいたい1時間ほど過ごす。問題がなさそうであれば、入院する患者さんは病棟へ、日帰りの患者さんはDPUのレストルームへと移される。
DPUの場合、どんな手術の後でも看護師のすることは基本的に同じ(ヴァイタルサインのチェック、食べ物・飲み物のサービス、預かっていた荷物の返却、そして退院後の過ごし方の説明など)。ここでもだいたい一時間ほど休んでもらって、大丈夫そうであれば帰宅、という流れ。患者さんの容態を見守るとともに、コンピュータへの入力なども平行しておこなう。ここでドクターの字が読めないと四苦八苦することになる。

上記以外の作業では、前日に手術を受けた人へのフォローの電話。そして翌日手術を受ける人への最終確認の電話をいれるのもこの部署の作業。医療事務の仕事に似てるというかほぼそのものかも。
病棟とはまた全然違うタイプの忙しさにまみれ、あっという間に終業時間。少し慣れたところで終わったので残念な気持ちになった。もう少しマメに入ってちゃんと作業を覚えていきたいなぁ。

とはいえ苦手な早起きだったので疲れて帰宅。Dがお酒が欲しい!というので、スーパーへブィーン。ついでにちょこちょこっと食材を買って、先日のタイグリーンカレーに続き、今夜はタイの焼きそば・パッタイ作りに挑戦した。いくつかレシピをチェックしたところ、レシピに寄って材料が全然違う。なので途中から面倒くさくなって我流。ごま油を入れたのは失敗やったけど(ナンプラーの味が死んでしまった)、そこそこ食べられるものには出来上がった。ま、タイの人が食べたら十中八九「これはパッタイではない」と言うやろうけどさ。最初は「ご飯要らない」と言っていたDもほら穴から出てきてフライパンに残るパッタイを「悪くないね」とつまんでいるうちに一食分しっかり食べていた。ふむ。どうやらこれはレパートリーとして成り立つらしい。まだ麺が残っているので次回に期待。
Dがスコッチを飲む横で、私もワインをガブリ。日付がまもなく変わろうとしている今、だいぶ眠い。ワインの後に濃いコーヒーを飲んだのになぁ。コーヒーにはほぼ左右されることのない私の睡眠。

よし。寝よう。明日は何して過ごそうかなぁ。
そういえば今日の万歩計は一万歩に届かず。やっぱり病棟にいる方が歩き回るんやなぁ。

息抜きしますた

2014年03月17日 22時14分52秒 | Weblog
本日お休み。
最近朝はゆっくり寝入ることが多い。朝が涼しくなってきて、絶好のゴロゴロタイムになっている。こんなことではいかんのやけどなぁ。
起きて片付け、お洗濯。それから欲しいものがあったので買い物へ出た。

オーストラリアは中古品を扱っているお店が日本に比べると多い。それらの多くは教会や非営利目的団体によって運営されており、売り上げは慈善事業に使われている。扱っている品はさまざま。状態がいいものもそうでないものもあるけど、とにかく安いので時々見に行く。我が家の食器や調理器具のいくつかはそういうところで購入したもので、現在大活躍中。意外に掘り出し物にめぐり合う率も高い。また、私たちも季節が変わるたびに着なくなった服を寄贈する。捨てずに済んで気分がいい。どこかで役に立っていることを願う。
今日はお目当ての品は見つからなかったものの、いい感じにくたびれた、レトロな雰囲気のあるカバンを購入。5ドル(500円弱)。それはいいけど、DがiPhoneに関する小物を見つけて「買って買って」とおねだり。そのデバイスの方がよっぽど高くついた(彼の収入は私が管理している)。ちっ。

もとい。
買い物から戻ってしばらくちょっと休憩。それから久しぶりにジムへ行った。ただ筋トレをする気合いがなかったので、一時間、ひたすら歩いた。今日も見につけていた万歩計によると、約一万歩歩いていた。ウォーキングマシーンによると6キロとのことやけど、万歩計では10キロ近かったような。まぁ、細かいことはどうでもいいけど、こういう風に結果が出ると何かとやる気が出てくる。私が使っている万歩計はFitbit社の製品で、ウェブサイトにはコミュニティもある。いくつかのコミュに参加して、ほかの人と歩行距離を競っているのだけど、一日の結果を眺めるのもなかなか楽しい。

夜ご飯はシェフDによるラム肉のステーキになるはずだったのに、シェフは頭痛を患い寝室へ。どうしよっかなーと考えた末、自分の分だけ焼いて食べた。ついでに先日のグリーンカレーの材料がまだ残っていたので再び調理。それもしっかり食べた。うまし。何が違うのかわからないけど、今回と前回の分はおいしくできた。次はレッドカレーを作ってみよう。

先ほど起きてきたDとは入れ替えに、私はもう寝る時間。明日は7時からDPU勤務。一ヶ月に一度あるかないかのシフトなので要領を思い出せるかどうか心配。まぁ、なんとかなるやろう。よし、寝るとしよう。

3連勤終了

2014年03月16日 23時14分15秒 | Weblog
本日午後シフト。
パンパンになって痛かった足も起きたらマシになっていて、「今日働いたら明日はお休み!」と気を持ち直して出勤した。
担当の患者さんは昨日と同じ。忙しくなることはなさそうだ、と思って作業開始。

昨日も触れた緩和ケアの患者さん。顔を見に行ったらすでに意識はない状態。申し渡しでは落ち着いていると聞かされたけど、明らかに下顎呼吸が始まっていて“そのとき”は近そうに感じた。すぐにモルヒネの投与時間が来たので危険ドラッグの管理棚から薬を取り出し病室へ。そしたらすでに呼吸が止まっていた。部屋を離れていた時間はほんの5分ほど。本当にあっという間だった。すぐに婦長とドクターに連絡。死亡が確認された。
残念ながら家族は不在で、連絡を受け、程なくしてやってきた。ずっと気丈に振舞っていた娘さん。「亡くなられました」と告げると笑顔で「母のためにも良かったと思います」と言い切ったとたんに涙。「苦しまず、穏やかな最期でした」と伝えるのが精一杯だった。なんかもう言葉が続かず、あとは婦長とリーダーにお任せ。こういう場面はもっと経験を積まんといかんなぁ。

こんなドラマからシフトはスタート。しかしあとは落ち着いたもので、大きな問題もなし。ただ、担当した中に入院が長引いている患者さんが2名いて、それぞれが徐々に弱ってきているように見えた。今日、ひとりを見送ったところで、次々に続きはしまいか?と少々いやな気分を抱えている。
ちなみに先日の3連休の間に、おじいさんが一人亡くなっていた。私のお休み前日は意識もはっきりしており、自分で歩き回るほど。退院の予定も考えられるぐらいだった。それがある日に容態が急変し、翌々朝早くに亡くなったそうだ。
不思議なもので、誰かが亡くなると、それに続くことはしばしばある。死から目をそらすことはできないけど、なんとなく今は「続かないでほしいなぁ」という気分。

明日はお休み。予定もなし。いい加減ジムに行かんとなぁ。今回のお休みは一日だけで、水曜日はDPUに行く。そしてまたお休み。その後4連勤をこなしたら晴れて有給休暇。頑張って働かねばネバダ。

カフェ・ガリレオ便り-マーブルケーキ

2014年03月16日 12時09分24秒 | カフェ・ガリレオ便り
先日うまく“マーブル”にならなかったパウンドケーキ・リベンジ。

ぬん。



ちょっとマシ。

きれいな割れ目をつける技も知っていたのに、うっかりその工程を忘れてムラのある割れ目ができてしまった。これは次の課題。
先ほど味見をしたら、なんか砂糖を食べている気分。甘い。パウンドケーキって小麦粉とバター、砂糖が等分なんだとか。このレシピは砂糖がやや控えめなんだけど、それでも甘かった。次はもう少し減らしてみようかしら?

ところで。
今日はくるみの入ったケーキが食べたくて、これまで挑戦したのとは違う焼き方でブラウニーを作ろうと台所に入ったはずなのに、なぜかマーブルケーキを作っていた。なんでやろう? 今でも理由がわからない。

長かったー

2014年03月15日 22時43分20秒 | Weblog
本日ダブルシフト。信じられない思いで目覚ましを止め、病院へ。午後からの午前はいつやってもキツイ。

昨日担当した術後患者さんを今日も受け持つのかと思っていたら、また新しい患者さんを割り当てられた。術後患者さんのお世話をもっとさせてほしいけど、今日のリーダーは、仮に何か物申したら10倍ぐらいになって返ってくる人だったので、おとなしく新しい病室へと向かった。ちなみに基本的にウチのスタッフは術後患者さんのお世話を好む。高い看護知識が要求され、急な場面にも対応しなくてはならないことも多いため、看護師としての血が騒ぐんだと思う(投薬治療の患者さんたちが重要ではないといわないけど、急な変化が起こる可能性が低いのは事実)。ちなみに術後患者さんは今日のリーダーが担当した(暗に愚痴っている)。

さて。
今日の担当はアシスタント付きで7名。要介助の人が半分。ナースコールがほとんど鳴らなかったことが幸いして順調な朝だった。お昼前にはすべての作業を終えており、順調に看護記録も記入。ランチをみんなで一緒にとる余裕まであった。午後からは1人増えて8名。大きなドラマもなく良いシフトだった。
ひとつ書くとしたら。
昨日病院を出て家に向かう際、うちの病院へ向かうと思われる救急車とすれ違った(こちらの“救急車”は緊急時以外に患者さんの移動手段としても利用される。有料)。その時間10時半。「え、今から新規入院?」と思いながら車を走らせたのが昨夜のこと。
私はその患者さんの担当だった。すでに回復の見込みは低く、緩和ケアを施すかどうかという段階。半日様子を見ながら、患者さんの家族やドクター、先輩看護師と相談し、今日の夕方、緩和ケアを始めることになった(積極的な治療は中止し、患者さんが痛みや様々な苦しみから解放されるお世話に重点を置く)。そうと決めたら患者さんの家族に今後どういうケアをするか、どんな結果が予想されるかなど、“そのとき”が来るまでの経過を説明しなくてはならない。それが私には荷が重く感じられて婦長にお願いした。婦長が患者さんに話す横で一緒になって聞いていた。“死ぬ”ということを当たり前のこととして受け止め、淡々と説明する姿に「私にはまだできそうにない」と未熟さを痛感。淡々と話をする方がご家族に対してはいい。私はまだ家族を亡くす人の悲しみにすぐ感情移入してしまうので、プロとしては失格。もっと経験を積んだら、凛とした態度で対応できるようになるのかなぁ。こういう状況に慣れる日が来るんやろうか。

緩和ケアの患者さんを受け持つときはいつも以上に厳かな気持ちになる。これまでまったく知らない人だったにも関わらず、人生の最期に立ち合わうことになったご縁を大切にして、出来る限りのことをしたいと思う。

明日は午後シフト。日曜日だから忙しくもなく呼び出される可能性は低いはず。一日中立ちっぱなしで足がパンパン(万歩計は18000歩、12キロを記録)。さすがに15時間は長い。しっかり・ガッツリ寝るぞー。

経験あるのみ

2014年03月14日 22時59分43秒 | Weblog
本日午後シフト。
昨日からのお料理モードを引きずって、今朝も張り切ってご飯づくり。グリーンカレーを作った。うまし。Dはあまり私の作ったカレー全般を食べないのだけど、今回の分は気に入ったらしく珍しく食べていた。久々の愛妻料理に喜んでいるだけかもしれん。
それから昨日の家事・掃除をしてジムに行くにはどうしようもない時間になり、どうしようかなーと思っていたら病院から電話。「早く来られるー?」。いいですよー、ということで正午から出勤。

到着したらそこまで忙しそうではなかった。呼ばれた理由はスタッフの体調不良。早引けする人のリリーフだった。投薬等はすべて終わっており、2時間ほど経ったら午後シフト開始。セクション移動となり、2時間だけ一緒にいた患者さんとはお別れ。

さて。
担当は5名。聞こえはいいが、4名は術後患者。さらにうち2名は大型整形外科手術。ほかのスタッフは新人か派遣さんだったので、リーダーも私に担当させるしかなかったらしい。
シフトを始めて早々に1人が病棟に戻ってきた。大型整形のひとつ、人口膝関節置換術。ほぼ動けない上に痛みや吐き気を訴える確率が高いので、何かとお世話が大変。ただ今日の患者さんには幸い神経ブロックが施されていて(患部のすぐ近くに麻酔を注入してある)痛みを訴えることなく、ヴァイタルサインやそのほかにも大きな問題なし。
落ち着いた、と思ったら残りの3人が30分おきにドドーッとやってきた。うち1人は股関節置換術なので、上記同様、動けない上に痛みが激しいためお世話が大変な可能性大。しかしラッキーなことにこの人も、PCAといって自分で思い通りに鎮痛剤を投与できる機械が取り付けられていたので、痛みを訴えることがなかった(機械により最大投薬量が設定されているので、投与過多になることはない)。吐き気もなく、ヴァイタルサインもオッケー。
あとの2名は局部麻酔の患者さんだったので、さほど手はかからない。とはいえ、手術の後は書類処理や点滴、自己輸血、清拭などなどやることが山盛り。どの部屋も冷房がよく効いていて「寒いから止めて」と言われたけど「え、寒いですか?」と思うぐらい、走り回っていた私は暑かった。

それでもだいぶ要領を覚えてきたので、今日は先日やったミスを絶対すまいと燃えていた。また、忙しさと無知ゆえにできなかった細かいケアも「逃すかー!!」と鼻息荒く走り回っていた。最初の患者さんが帰ってきたのは2時前だったけど、時計を見たらもう夜の9時。まだできてないことがあったので、手の空いてる同僚の手を借りるはめになって正直悔しかった。でも患者さんの安全が第一なので私の小さなプライドなどどうでもいい話。
なんとかすべてやりとげて作業を終えたのは、終業時間を過ぎた後。いくつかリーダーから「あれやった?」「これ終わった?」との指摘を受けて「まだですー。今やりますー」という場面も多々あって「まだまだじゃのぅ」と尻尾をタレながら帰る準備。そしたらリーダーもいて「今日、あなたはよくやってたわよ」。

ほんまですかー

頑張ったつもりでいたので、それを少し認めてもらえた気がして嬉しかった。いつになったら心配かけずに任せてもらえるようになるのかわからないけど、とりあえず前進したと思いたい。

ところで。
明日、どういう事情なのかはわからないけど、ダブルシフトになった。早起きなので早く寝なくてはならない。忙しかったせいかまだ眠気に襲われることがなく、睡眠可能時間6時間を切ったのにまだ起きている。先ほどワインを一杯ひっかけたので、ベッドに入ったら早々に眠れることを願う。

そういえば先日、万年ダイエッターの私を思って友人が万歩計を送ってくれた。今日初めて職場につけていったら1万5千歩強だった。距離にして10キロ。これがどういうレベルなのかどうかわからないけど、面白いから引き続きチェックしていくつもり。ダブルの明日は何歩かなー。