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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

必要悪のパワーゲーム

2013年11月16日 23時03分32秒 | Weblog
夜勤翌日の午前勤務。楽じゃないわー。たった一日で昼夜を逆転させんとあかんのはやっぱりしんどい。しかも昨夜11時ごろからひどい嵐で、雨音はうるさく、雷はまぶしくて1時ごろまで寝付けなかった。そりゃ起きたときもダルいわなぁ。

今日は2人で9名担当。うち3名が退院。おかげで楽チンかなーと思ったけど、なんかコンスタントに忙しかった。
そのうち一人がウチのレギュラー(!?)の患者さん。こういってはなんやけど、ほぼ全スタッフが担当になるのを嫌がっている。というのも、80代の女性にしては教養も社会的地位もあった人なんだけど、その影響なのか自分の知っていることがすべて正しいと思っている節があり、とても偉そうなものの言い方をする。早口で揶揄を交えて話すので、私などは正直言って何を言っているのか半分ぐらい理解していない。
この人の入院理由は蜂窩織炎といって、スネの皮膚が化膿して壊死しているというもの。すでに一年以上わずらっていて、あまりにも治りが悪いため昨日はがんを疑って組織検査を受けた。化膿箇所の包帯は毎日変えないといけなくて、もう一年以上もそんな状態なので、この患者さんはどうやって傷口が手当てされるかよくわかっている。しかし昨日組織検査をしたドクターはこれまでとは違う種類の包帯/ガーゼを指示してきたため、私はそれに従って傷口の手当をした。すると「それじゃない」「そうじゃない」と機関銃のように文句を言ってくる。本当に「やかましいっ!」と怒鳴りつけたくなるぐらい。「あなたはドクターでも看護師でもない。私は看護師で医者の指示に従って作業をしている。口出しをしないでほしい」と言っても「今にわかるわ、私の言っていることが正しいってことがね!!」と向こうも相当頑固。最終的にはニッコリ笑うだけで完全に無視。終了後、相当腹が立ったのか、ドアを閉めて部屋にこもっていた。この人にはなぜか好かれていたのだけど、今日を境に"敵"とみなされるんやろうなぁ。まったく苦ではないけれど。
ちなみにこの人の性質の悪いところは、だいたい包帯の交換はシャワーの後でお昼前後にされることが多いのだけど、今日の私がしたように気に入らないことがあると、何も知らない午後シフトの看護師に上手にウソをついて(ガーゼを忘れていた、とかなんとか)、自分のしてほしいようにやり直させようとする。みんながみんなそれに引っかかるわけではないけど、新人や派遣看護師はそういうものか、とそれに従うこともある。もちろん患者さんが言っていることが正しいこともある。だけど主導権を握ろうとする態度はやっぱりいただけない。私たちは看護師であり、"しもべ"ではないんだからさ。

こんな感じでチョイチョイ重い作業が入ったりしたので、結局ずーっと歩き回っていた。おかげでシフトが終わったときは足が棒。決してとっても忙しいというわけではなかったのに疲れたシフトやった。

帰ってからは「半沢直樹」を最後まで見た。結末は知っていたけど面白かったなー。でも半沢のアップ、妙に多すぎやしなかったかい? 小説には続きがあるのだとか。今度日本に帰ったときに買わなくては。

夜はDご飯。シーフードのピザを作ってくれた。白ワインとともにガフガフ。うまし。生地は市販のものやけど、Dの作るピザはおいしい。そう言ってDに毎回作ってもらっている。
お酒のせいもあってもう眠い。日付がまもなく変わろうとしている。寝室からはすでにDのウシガエルのようないびきが聞こえている。校正は明日にして私もそろそろ寝よう。明日はお休み。今回は一日だけ。何をして過ごそうかしら。お天気だといいな。

急な呼び出しにはドラマが付きもの

2013年11月15日 21時14分51秒 | Weblog
久々の夜勤。

チョーしんどかったー。

このところウチの病院は書類が増えた。なので仮に以前と同じ数の患者さんを担当していても、作業量がかなり増えている。昨夜は10名担当。しかも知らない患者さんばかり。過去の記録を読んで患者さんの様子を把握する必要もあったのでそりゃあ大変だった。

それに加えていくつかのドラマ。
まず。シフトが始まったばかりのときにある高齢の男性患者が胸の痛みを訴える。胸の痛み=狭心症、急性心筋梗塞、心不全など緊急を要するものが疑われるので、ヴァイタルサインのチェック、酸素の吸入、心電図などに取り掛かる。その一方でドクターも呼び出し。結果的に上記の病気ではなく、痛みもすぐに治まったのでとりあえずオッケー。ところがこの患者さん、入院理由が"軽い錯乱状態"。どうやら幻覚が聞こえているようでしばらくの間興奮状態が続き、寝かせるのに苦労した。ふぅ。

続いて。
認知症のおばあさん。徘徊癖が症状のひとつ。目を離した隙に病棟内をウロウロ。ほかの患者さんの部屋に入って寝ている患者さんを起こす。上記の錯乱の気があるおじいさんの部屋にも入り込んでブツブツ独り言をいっていたらしく、やっと寝てくれたおじいさんの錯乱を増長させたりもしてくれた。ドクターが処方している興奮を抑える薬と眠り薬を処方したらしばらく寝てくれたけど、尿道カテーテルにつながるバッグ(尿を溜める袋)を外してしまっていて、ベッドがべっしょり。あぁ

ほかに。
これまた軽く混乱しているおじいさん。点滴につながっているからトイレに行くときはナースコールしてねと再三伝えたにも関わらず、覚えられないのか2度ほど無理やり引っ張って、その結果点滴の針自体が抜けていた。見回りで気がついたときにはおじいさんのパジャマは血だらけ。そしてベッドは点滴のせいで水浸し(オーマイガッ)。

最後に。
早朝の投薬をしていると、夜通しよく寝ていた別のおじいさんが「おーい」と私を呼ぶ。これまたちょっと混乱の気がある人。この患者さんはお腹から直接膀胱へ尿道カテーテルが挿入されているのだけど、その挿入箇所から尿漏れ(膀胱に穴が開いている状態なんだけどチューブで埋まっているはずなのでこんなことは頻繁には起こらない)。しかもグッスリ寝ていたのか濡れていることに気づかなかったようで、呼ばれたときにはかなり広範囲で"世界地図"が出来上がっていた。これはもう身体を拭いてどうのこうのというレベルではなかったため、そのままシャワー。ほかにもやることたくさんあるのにシャワーなんてやってる時間ないよーと半泣き状態

各ドラマが起こっている間にも、ほかの患者さんの「トイレ連れてってー」というリクエストにも応えているし、おばあさんの徘徊も一度や二度はないし、混乱の気のある人たちも何度もなだめて眠るように仕向けている。
というわけであっという間に朝が来た。シフトを終えたらグッタリ。休憩はちゃんともらえたけど、それ以外はイスを温めている暇がないぐらい。しんどかったー。

帰宅して爆睡と言いたかったけど、お昼過ぎには目覚めてしまった。でも明日は早番なのであまり寝たら夜眠れなくなるのでそのまま起床。銀行へ行く用時があったので、ついでに昨日焼いたブラウニーを持って病院にも顔を出した。そして駐車場へ向かおうとするその道すがら、例の錯乱のおじいさんの姿が。ノシノシと病院とは反対側の方向へ歩いている。「これはおかしい」と思って追いかけ、「何してんの?」と引き止めた。そしたら「荷物をまとめないと」「銀行でお金を引き出して」「どこに住んでるかわからない」と脈絡のない発言。そして病院に連れて帰ろうとしたら「いやだ!」「どこへ行くんだ!?」と興奮し始めた。そうこうしているうちにおじいさんがいなくなったことに気づいたスタッフが慌てて駆けつけてきた。どうやら目を離した隙に外に出たらしい。「Yoshi、ファインプレーや!」と駆けつけた先輩からお褒めのお言葉。何はともあれ大事がなくて良かった。

なんやかんやで今日は患者さんに振り回された気分。明日は午前シフトやけど、多分担当になるんやろうなぁ。うう、忙しくなりそう…。

ところで。
今回、急な呼び出しだったために、夜勤の10時間に加え、本来働くはずだった今日の午前シフト分のお給料ももらえることになった。Sleeping timeとかいうらしい。おそらく夜勤に備えて事前にちゃんと休んでおらず、無理をさせたからという理由で特別に付く手当だと思われる。
今回の呼び出しは先輩看護師の体調がよくないからだと思っていたけど、婦長によるとこの先輩、お休みの間にパーティーに参加したりしてわりと元気にしていたらしい。加えて、出勤約2時間前の体調不良による病欠申請もいただけない(夜勤スタッフを見つけるのは日勤よりも難しい。この先輩看護師は以前うちで婦長を務めていたほどの人なので、病欠の理由がやや嘘くさい上に取り方が強引だということは本人が一番わかっている)。ということで婦長はいたくご立腹の様子だった。私には政治的なことはわからんけど、おかげで棚ボタの特別手当がもらえたのでありがたい話。便利使いされることは悪いことばかりではない。

よし。明日に備えてもう寝よう。明日が終わればまた休み。うれしー。頑張るぞー。

働いてきます

2013年11月14日 20時48分17秒 | Weblog
今日もオフ。
午前中は掃除の後調理実験など。お昼からは職場の元同僚のお葬式に出席していた。
10ヶ月の闘病の後、すい臓がんで亡くなった。すい臓がんは症状が出たときは末期であることが多い。この人の場合もそうで、見つかってからあっという間だった。まだ50代半ば。若い。若さは健康への免罪符ではない。あらためて健康管理をちゃんとしないと、と心が引き締まる思いやった。健康でさえあればなんとかなるもんね。このブログを読んでくださってる皆さんもどうか健康診断はマメに受けてください。

帰宅は夕方前。それからまた「半沢直樹」を観ていた。東京に移って国税局と遣り合っているところ。どんどん面白くなってきている。明日は午前シフトなので遅くまでは観れないなぁなんて思いつつ、今日2つめの7話をもうすぐで観終える頃"鳴らずの携帯"が鳴った。病院から。

「今夜、夜勤できるー?」。

実は私が病欠している間、うちの病院では感染症胃腸炎が発生していた。誰が持ち込んだのかわからないまま48時間のうちにあっという間に散布し、半分の患者さんが罹患。スタッフも6名が感染した。その影響をまだ受けている先輩看護師が今夜、病欠の後初出勤予定だったけど持ち返せずに欠勤。出勤時間が迫っていたせいもあるのか、近所に住む私に電話がかかってきた。正直しんどいけど、病欠でゆっくりさせてもらったし、かつ夜勤手当も魅力的なので引き受けることにした。

というわけで今、出勤5分前。
明日に備えて早く寝るためにも今日は昼寝をガマンしていて、実は今とても眠い。それに夕方、ドラマを見ながら軽く飲んでるし。今夜は眠気と戦うことになりそう。静かな夜であることを願う。

よっしゃ、いってくっかー。

カフェ・ガリレオ便り-ブラウニー

2013年11月14日 13時26分38秒 | カフェ・ガリレオ便り
午前中時間があったので、またまた調理実験。ずっとスポンジ作りの練習をしたいと思っていて、クッキングチョコレートもあるしまたチョコケーキにしようかと思っていたんだけど、何気に開いたレシピでブラウニーがヒット。おいしそうだったので作ってみた。



焼きすぎたー

表面がパサパサ。一口食べたところ中もだいぶ軽い。予定ではもっと濃厚でずっしりしたものになるはずやったのに。でも私は濃厚すぎるケーキは好きじゃないので個人的には満足。もう少し火加減をした方がいいな。というか、うちのオーブンは火力が強いとわかっているのに相変わらず焼きすぎている、学習能力ゼロの私。

軽い出来上がりになったとは言え、タップリのチョコレートと砂糖。太るにはもってこいの品。明日病院に持って行こうっと。"周囲の人を太らせようキャンペーン"継続中。

今頃倍返し

2013年11月13日 23時04分46秒 | Weblog
本日オフ。
起きたら日が差していたので洗濯に精を出した。といってもシーツを含め2回転。午前中に買い物に出たら2回目を干すのがお昼過ぎになったけど、夕方には全部乾いた。夏が近いのねぇ。

Dが買いたいものがあるというので午前中は地元の大型日用品店へ。そして空の冷蔵庫を満たすべくスーパーへも。
このところ一応ダイエット中の私たち。極力脂肪分の高いものは買わず、野菜を中心とした食生活を送るようにしている。まったくお肉を食べないわけでもなく、今日も鶏肉は購入。"ユマイナチュックス"は永遠に不滅です。そして私は口が寂しくなったとき用にアーモンドを買った。
朝ごはんを食べずに買い物へ行ったので、スーパー内ではお腹が空いてきていろんな食べ物が「買え」「食え」と誘惑してくる。またスーパーの近くによく行くカフェがあるので「そこでお茶でも…」なんて発想も。しかし今日はそういう煩悩に打ち勝って帰宅。代わりに購入した食材でシェフDがブランチを作ってくれた。

ハムときゅうり、アボガドのサンドイッチ。

シンプル。だけどおいしい。

近頃スーパー内でパンを焼くようになり、焼きたてパンが安価で手に入るようになった(パン屋はあるけど高い。一斤500円ぐらい)。一度焼きたてパンを食べ始めると、今まで普通に食べていたお安めパンを食べることに抵抗が出てくる…なんてブルジョワチック発言。まぁ値段にして100円ぐらいの違いなので、焼きたてのパンを買うようにしている。やっぱおいしいしさ。

サンドイッチでお腹を満たした後は家事。久しぶりに台所のシンクを漂白。うちのシンクは白いので漂白をするとかなりきれいに見える。徐々に汚れていくから気づかないけど、漂白し終えると「汚れてたのねぇ~」。妙な感心をしてしまった。
すべての家事を終えて落ち着いたのが3時前。さて何をして過ごそうか…と思って、ちょっと気が向いて「半沢直樹」の動画を検索。そしたらヒット。軽い気持ちで第一話を見たらハマってしまった。原作を読んでいても面白い。そして見慣れた風景がタップリ。大阪・梅田で働いていたころに良く通った百貨店や、帰国した際に迷ったJR大阪駅などが写っていて「おお!」と感動。関西での視聴率が高かったと聞いたけど、地元の風景が出てくるとなると嬉しくて観てしまうのがわかるような気がした。ま、その前に関西人は勧善懲悪モノが好きやもんな。なんてったって浪花節。
というわけで今までずーっと「半沢直樹」を観ていた。もう5話分終了。夕食時に開けた白ワインがもう空。アーモンドも順調に減った。次から東京編。早く続きが観たい。ところで半沢直樹、家でご飯を食べるときもスーツのまま。私服姿ゼロ。スタイリストさん、楽でいいなーと少々斜めからも観ていた。

もう日付が変わっている。少し眠い。このまま続きを見るかどうか考え中。でも明日は休みやけど用事もあるし、寝たほうがいいかなぁ。うーむ、悩む。

働かせていただきます

2013年11月12日 23時06分21秒 | Weblog
今日も午後シフト。
午前中は特に何もせず。普通に食事と片付け。朝は結構の量の雨が降っており、かつ雷もゴロゴロ。こんな日は家でジッとしているに限る。そういえばそろそろジムに戻ってもいいはず。運動しないとなー。

さて。
午後から仕事。昨日と同じ患者さんかなーと思ったら、術後患者さん5名の担当だった。手術の後はすることがたくさんあるには間違いないけど、手術の内容によってはお世話が楽なケースもある。今日はそういう人ばかりを5名。しかも1時間に1人のペースで手術室から病棟に戻ってくるという状態だったので、看護学生の手を借りながら適度な忙しさの中で作業を進めることができた。まだ術後患者さんをお世話するのは緊張する。だけど少しずつ慣れてきてる気もする。経験はやっぱりモノを言うなぁ。
ところで今日は複数の手術医が執刀していたようで、結構な数の術後患者さんがいた。そのうち5名が子供。2~5歳。私は子供が得意ではない。街で見かける子供に普通に話しかけて仲良くなる人はすごいと思う。私にはできん。友達の子供はかわいいけど、それ以外の子は特に近寄ろうとかも思わない。だって何を考えているかわからんし、どんな行動をとるかわからんし、気に食わなかったら泣くしわめくし。こっちが泣きたいわぃっと思う。だから手術リストで子供がいると「どうか当たりませんように」と心から願う。今日担当した先輩看護師が「子供の泣き声が頭の中でこだまするー」と嘆いていた。当たらなくてよかったー。

病欠の後2日間働いて、明日あさってはまたお休み。こんなに緩い感じでいいのかしら? ありがたい話や。とはいえ、次の2週間は一日多めにシフトをもらっているので連勤務が多そうやねんけどさ。
休んでわかる、仕事があるありがたさ。仕事がある=収入がある=可能性が広がる。お金がすべてとは言わんけど、ないと行動は必然的に制限されるもんね。やる気や根気だけでは食っていけん。明日もあさってもありがたくお休みを頂いて、また金曜日から頑張ろう。

あ、金曜日はお世話が大変なケースの手術があるんやった…うーむ…。

仕事があるって素敵

2013年11月11日 22時34分28秒 | Weblog
今日から職場復帰。朝からちょっと緊張。なんとなくそわそわ。
仕事モードにスイッチが入っていたのか、午前中はアクティブに過ごした。このところ天候がすぐれなかったり外出したりで、洗濯は溜まる一方。仕方ないので乾燥機の出番となった。朝回した洗濯がお昼前には乾く。いいわー、乾燥機。
そのほかに買い物と郵便局。アイロンがけ。お菓子&ランチ作り。なかなか生産的な朝やった。

午後から出勤。2週間も休みをもらった後で、みんなの反応をすこーし心配してたけど、「あらぁ、戻ってきたんやー」「もう傷ええのん?」とみな一様にフレンドリー。中にはハンターバレーでワインにおぼれてきたことを知っている人もいて「楽しかった?」と聞かれたり。日本だと病欠というからには家でジッとしとかんとあかん気がするけど、こちらは病欠を利用してどこかへ行くのはアリ(もちろん病欠の原因が悪化しない範囲で)。そういう緩い感じがいい。
というわけであっという間に元通り。私自身もブランクが気になるほどではなかった。仕事になれてきてるのかしらねぇ。

さて本日は7名担当。看護学生が一緒で、彼女に教えながらの作業。この学生さんはインドからの留学生で、自国でも看護師だったらしい。ゆえに看護知識は私より高い。「私なんて2年目やからまだ全然やでー」と言ったら、「え、すごい堂々としてて慣れてる感じがした」と驚かれた。いつもミスをしないかどうかビクビクしながら作業してんのに、どうやら態度だけは偉そうに見えるらしい。いいことなんか悪いことなんか。
何はともあれ。いくつかイレギュラーなことが起こりつつも相対的には穏やかな夜。2週間ぶりの職場復帰にはもってこいの良い日だった。病院はこれからどんどん暇になっていく。クリスマス、年末が近づき長期休暇を取る人が出てくるので手術の数が減り(休暇は休暇として楽しんでから必要なら手術を受ける、というのがこちらの人のスタンス)、かつクリスマスぐらいは家で家族と…ということで退院する患者さんが増える。ゆえに病院は空になっていく。その兆候がもう出てきてんのかな?と思わせる今日のシフトだった。明日も午後シフト。忙しくないといいなぁ。

ところで。
朝焼いたお菓子はなんちゃってパイの実。お休みさせてもらってありがとうの気持ちを込め、結構な数を作って持っていった。

簡単につまんで食べられるのがいいのか、順調に消化され、帰る頃にはなくなっていた。最近では私がお菓子を持ってくるというのはもう珍しくなくなっていて、私が片手にお皿を持っていると「今日は何なーん?」と聞かれるぐらいになった。ハードルが上がると困るけど、今のところはまだ楽しんで作っているので、こういう反応は嬉しい。おだてられたら木に登る豚。「今度は何にしようかなー」とウキウキしている。

病欠最終日が来てしまった

2013年11月10日 22時40分46秒 | Weblog
病欠最終日。
目覚めたら悪天候。ついこの間重い腰を上げて衣替えをしたところなのに、厚手の長袖が欲しいぐらいの寒さ。どないなってんのや、この頃の天候は?

さて。昨日書いたとおりシドニーへ。後から聞いたところによると朝はかなりの大雨だったそうやけど、幸い催し物は予定通り開催されていた。
大きな公園の中に食べ物、洋服、アクセサリーをはじめとした数多くの屋台。さらに最低でも3つのステージがあり、入れ替わり立ち代りバンドが演奏している。ペットの連れ込みも可能で芝生には犬を連れた人が多数。

この屋台の数はほんの一部。

寒かったので暖かい食べ物を売るお店では長蛇の列。

予想以上に大きなイベントだった。お酒の持ち込みを禁止されている以外はかなり自由な感じ。
ただ、以前この街に住んでいたDや今も住むD友達によると、このイベントは長く行われているものだけど、以前はもっとアーティスティックだったという。もともとは労働者階級が住んでいたエリア。そんな街のイベントなので、ラフだけれどももっと独創的だったとのこと。しかしシドニーの中心地からバスで10~15分ほどという好立地のためここ10年ほどで一気に土地が高騰。さらにシドニー大学も近くにあるので高所得者や学生が流れ込んできて、街の雰囲気は変わり、イベントも今となってはだいぶ商業化してしまっているらしい。ちなみにDはいまだにこの街に住んでいた頃に家を買っておかなかったことを悔やんでいる(今は小さな2LDKが一億円ぐらいする)。
何はともあれ。
それなりに催し物を楽しんだ。残念なのは天候。長く外にいるには気温は悪く、かつ私は薄着(予想した以上に寒かった)。明日から職場復帰。まだ咳をしているので長居はせずに1時間半ほどで後にした。

この後はD友達宅におじゃましてお茶を飲んで少々おしゃべり。帰宅は8時過ぎ。お互いそこまで空腹ではなかったので、私は先日のクッキー&クリームチーズケーキを作った際に残ったオレオ2枚とコーヒー、Dはピーナッツが夕食。ひどい食生活や。

さて。明日からとうとう職場復帰。普通に2週間ぐらい会わない同僚はたくさんいるので、きっと出勤してしまえばなんてこたないのはわかっているけど、ちょっと緊張する。勘がすぐに戻るといいねんけど。とりあえず忙しくないことを願おう。
病欠やけど2週間の有給をかなり満喫した。旅行もしたし、外出もした。家でゆっくりもしたし、本も2冊読破。いいお休みやったなぁ。こういう気分転換があると、また仕事頑張ろうと思う。そういえば結局ケーキは焼かなかった。うっかりTV放映中の映画「School of Rock」を観てしまったため(面白かった。Jack Black、サイコー)。明日、なんちゃってパイの実でも焼こうかな。

ところで。
これが私が心の中で「カールおじさんカーブ」と呼ぶDの斜め後ろからの眺め。

このアゴの丸い感じがカールおじさんみたいと思うのは私だけかしら? この角度から見るDはかわいい。

適度に刺激のあった土曜日

2013年11月09日 22時18分53秒 | Weblog
昨夜、またまた読書で夜更かし。寝たのはおそらく夜中の2時を回ってから。「オレたちバブル入行組」を読み終わり、現在「オレたち花のバブル組」を読んでいるところ。読書はええのう。無人島に何かひとつだけ持っていけると言われたら、本と答えるかも。あ、でも待てよ、万能工具の方がいいかしら、やっぱり。

そんなわけで目覚めたら10時前。ついこの間までの早起きモードはどこへ行ったのか?
今日はDが人に会うためにちょいと遠方まで出かけることになっていた。アポの時間は11時。たどり着くまで約1時間。

もう出かける時間やん。

というわけで大急ぎで準備をして出発。
目的地へはビーチの近くを走り抜けていくため、土曜日・好天の今日、やや渋滞。でも到着はきっかり5分遅れの訪問マナー通り。ヨシヨシ。オーストラリアにもお宅訪問時は少し遅れるのがマナーとかあんのかしら?
さて。
Dの用事とは、地元の緊急災害時に情報を提供する団体のミーティングに出席すること。地元といってもかなり広範囲をカバーしており、FB上のフォロワーも2600人ほどいて、私設団体にしては大きい。Dは顧客開拓も兼ねて最近参加したばかり。山火事が立て続けに発生したこともあり、団体のFBページで積極的に発言していたところ、本部の方から請われて主要メンバーに名を連ねることとなった。どうやら彼の、いろんな情報を信用できる筋から集めて投稿するという行為が買われたらしい。ただの引きこもり&コンピュータオタクなのにねぇ。
とはいえ、実際ミーティングでは彼のコンピュータやウェブサイト作りに関する知識は遺憾なく発揮され、古参の本部メンバーからも「入ってもらってよかった」などというお褒めの言葉を頂いていた。この"総コンピュータ時代"の今、一家にひとり・コンピュータオタクってとこかしら。
私はまったく関係ない人間なのだけど、Dドライバーとして一緒にいたので必然的にミーティングにも着席。ミーティングといっても人さまの家のダイニングで行われているもので近距離。我関せずに読書を楽しむ、という雰囲気でもなくただひたすら話を聞いてた。メンバーではないので発言もなし。そんな暇なときを3時間近くも過ごしてやっと解放。Dはビジネスセクションを新たに任されたらしく、団体を通じて自分自身の仕事を売り込むことができると喜んでいた。どういう風に機能するのかはさっぱりわからんけど、彼が嬉しそうなのでヨシとした。
ちなみにDが「うちのツマにケーキ焼かせますわ!」と勝手に約束しており、昨日クッキー&クリームチーズケーキを準備。ほんの一口かじっただけやけどなかなかのデキやった(えっへん)。

帰り道に途中にあるビーチ・テリガルに寄ってコーヒータイム。今日は好天だったのでこの季節にしては結構な人数が泳ぎに来ていた。

先日のハンターバレーの緑といい、テリガルの青といい、自然たっぷりの景色には癒されるわぁ。

家に帰りついたのは5時前。それから晩ご飯を食べ、地上波で放送されていた「トリストーリー3」を観ていた。初めて観たけど面白かったなぁ。最後は泣けたわ。
観終わった後、月曜日に職場復帰するので、ケーキを焼こうかなぁ~~~~と悩みつつ、結局ダラダラの道を選んでしまった。明日はまた外出予定なんだけど、調理実験をする時間あるかしら。

そう、明日はシドニーへ行く。D友達宅があるニュータウンという街で催し物があるらしく、それを見に行く。ニュータウンはアーティストが多く集う地域なので何か面白いものを見れるといいな。ついでにオシャレな買い物もできると素敵。
なので、今夜は夜更かしせずに寝よう。シドニーに行くのはなんだかんだで結構久しぶり。楽しみや。

読書の方法

2013年11月08日 23時50分43秒 | Weblog
まだ病欠中。
このところ「ドラゴンタトゥーの女」の続編(日本語名知らない)を読んでいた。ところが昨日ホーンズビーに行く際に持っていくのを忘れてしまって、少し前にダウンロードしていたドラマ「半沢直樹」の原作を読んだ。

おもしれー。

ダウンロードしたときは携帯電話を通じて本を読むのがわずらわしく思えて全然楽しめず、一章を読んだだけでストップ。「やっぱり本でないと」なんて思っていた。しかし今回電車ですることがなく、背に腹は変えられないと思って再度読み始めたところ、ぐいぐい内容に引き込まれ、その手は止まること知らず。夜中の2時ぐらいまで読んでいて、今朝は寝坊してしまった。まだ大阪で頑張っているところ。しかし半沢の態度は痛快。これがドラマになったのなら、見てる方はそりゃスカッとするやろなーと改めてドラマの人気に納得。ドラマは見たことがないけど、機会があったら見たい。

午前中は普通に家事。昼から賃貸再契約の件で不動産屋を訪れ、その足で我が田舎町の中心地へ。というのも、Dはお役所に行く必要があり、私はドクターのアポがあったので。
このドクター、とても丁寧で優しい。患者としてそれはとても嬉しいのだけど、そのせいで時間がいつも押せ押せ。今日のアポは3時15分。到着したら「ちょっと遅れてるの」と秘書。覚悟はしていたので待合室で読書に没頭。手術の打ち合わせの人、私のように手術の後のチェックの人といろんな人がいるので、1人あたりどのぐらい時間がかかるなんてよめない。到着時に最低4名は座っていたので1時間ぐらいかな?と思ったけど、名前を呼ばれたのは5時を回ってからだった。私のアポはガーゼを取って、順調に治っていることを確認してガーゼを貼りなおすだけなので、要した時間は10分もない。仕方ないとはいえ、なんかワリに合わんなぁと思いながら病院を出た。
Dの用事は5分ぐらいで終わったらしく、あとで迎えにいくことになっていたので「そっちはどう?」とメールがやってくる。かなり待ちそうだと返信をしたら、家に先に帰るにも鍵を持ってないので、ショッピングセンターのベンチで読み物をして待っていると返事。2時間もベンチに座って携帯で読み物をしていたDは不審人物やったやろなぁ。

Dは私を待つ間に何かを食べたらしくお腹は空いてないとのこと。私もそこまで空腹ではなかったので夕食は梨。こだわりのない旦那で助かるわ。
しかし。日付が変わった今になって猛烈にお腹が空いている。何か食べようにも、すぐに食べられるものは何もない(買わないようにしているので)。ぐぉー、お腹減った。読書はそこそこにして寝てしまうに限る。