華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

小競り合い

2013年11月24日 17時16分30秒 | Weblog
本日オフ。
昨日は夕方に寝たため寝つきが悪く、ウシガエル化しているDの横で「ステキな金縛り」を観ていた。見終わったのは4時前。西田敏行、サイコー。
というわけで今朝の目覚めはよくなかった。目覚ましはいつもどおりに8時。だけど意識がしっかりしてベッドを抜け出したのはずいぶん後になってから。
今日は日が差していたので、まずはお洗濯。2回転。部屋に戻り、空腹を覚えつつも何かを作ろうという意欲がそげるほど台所が散らかっている。Dが片付けるといっていたけど「あとで」と繰り返すばかり。ガマンできなくなって洗い始めた。その後、掃除機や水周りの拭き掃除も。
運動も兼ねて掃除!と思えばいいんやけど、「やる」と言いながらやらないDの態度に腹立つ。なので掃除をしながら、先日たまたまダウンロードしたこの曲をこれ見よがしに大音量&リピートで流してやった。



知っている人も多いと思うけど、映画「ドリームガールズ」で使用された作品。自分を理解しない男性から自立=別離することを決めた女性の気持ちを描いた曲。音楽オーディション番組では時折勝負曲としても使われる力強いバラード。日本で言うところの「かもめの街」的なポジション。…たとえが古いか? えーと「あなたのキスを数えましょう」とか歌手で言うとSuperflyとか? うう、誰も思いつかない。

もとい。
音楽の歌詞に気がついてヤバイと思ったようで、ほら穴から出てきたD。「ごめんね」「何かできることはある?」と言うので、テーブルを拭くという仕事を与えた。見るからに気を使っているのがわかる。家事は女性がするものと思っているわけではないのでまだマシなんだけど、もう少し先回りしてやってくれるようになったらなぁ。私好みのオットに育てるにはまだまだ時間がかかりそう。

ただいま夕方6時前。好天の今日、表はまだ明るい。でもそろそろ洗濯を取り込まなくては。Dはソファで午睡中。日が暮れる前に起きてもらって手伝わせるとしよう。
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混乱は続くよどこまでも

2013年11月23日 23時07分24秒 | Weblog
今日は午前シフト。午後~午前シフトの流れはやっぱりしんどい。私などは勤務地から10分のところに住んでるからまだいいけど、片道1時間近くかけて通勤している人なんかはもっとしんどいやろうなぁ。はっ!? もしかして近所に住んでるからこんなシフトを与えられるのかしら? うーむ…。

今日担当したのは5名の患者さん。うち3名が混乱、もしくは認知症。でもフルケアの患者さんからははずれたので、それを思うとだいぶ楽。
朝の仕事は投薬、ベッド、シャワー。投薬を終わらせた後、手助けのいる患者さんをシャワーしようとしたらお湯が出ない。実はこのところ嵐が続いているわが田舎町。今朝も大雨&雷。どうやらそれで何かがイカれたらしい。お湯が出ないということで、石鹸を含んだ使い捨てのボディータオルで身体を拭くのみ。これでだいぶ手間が省けた。この調子で3人の清拭が速攻で終了(あとの2人は自分で身の回りができる人たち)。なのでフルケアの患者さんを3名担当する同僚のヘルプに入り、清拭のほか、鎮静剤の投与等を手伝った。ホットシャワーシステムが壊れた後、雷がうちのエリアの発電所に落ちたとのことで停電も起きていた。うちは病院なのですぐに非常用の電源が働くけど、それは最低限必要なところにのみなので、たとえばベッドのリクライニングとか、トイレの電気等はやってきておらず、肉体的負担が大きい作業となった。人間ってもう電気なしでは生きられないのかしらん。
さて。
認知症の症状は夕方から悪くなることが多い。それには日照時間と関係すると言われている。日光がセロトニンだかドーパミンだかの抽出を活性化させるためお昼間は落ち着いているのだけど、夕方になって日光による刺激がなくなると、脳機能が低下し、混乱、徘徊、攻撃的な態度等を引き起こすのだとか。昨日は午後シフトだったため患者さんの認知症の症状が出ていた。しかし午前シフトの今日、嵐でも一応太陽光がある日中は患者さんの症状はマシ。混乱は相変わらずでも徘徊癖は鳴りを潜めていた。おかげで比較的順調なシフトだった。

今日も思ったけど、私は認知症患者さんのお世話が苦ではない。無論楽ではないし、大変なんだけど、なんと言ったらいいのか、"自分を失いつつある人"の尊厳を守った、きちんとしたケアをしてあげたいと思う(認知症患者に対する虐待はしばしば問題になっている)。もっと経験を積んだらほかに興味深いエリアを見つけるのかもしれない。でも将来専門看護師の資格を考えるとき、認知症・老人看護を視野に入れてもいいなぁと今は思ったりしている。
まぁ、移り気な私のことなので、どうなるかわからんけどさ。そもそも自分が看護師にむいているのかどうかもわからんし。

これで3連勤終了。あ~疲れた。Dが今夜もピザを作る!と鼻息を荒くしていたので、スーパーに買出しへ。しかしスーパーにいる最中から眠気に襲われて、帰ってから爆睡。2時間ぐらい寝ていた。このごろ本当に眠気に勝てなくなったわぁ。起きてからDピザとワイン。日付が変わった今、また眠れそう。
どんなに片付けても連日勤務の後は部屋が散らかる(というかDが散らかす)。今も部屋中がゴチャッとしているけど、もう掃除は明日にして寝てしまおう。明日は日が射すといいなぁ。
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混乱は続く

2013年11月22日 22時31分10秒 | Weblog
本日午後シフト。
アシスタントさんと2人で10名担当。うち8名が大なり小なり認知症、もしくは混乱。2名がフルケア。3名が感染症持ち。新規入院1名。

重いっつーの

ペアになったのがアシスタントさんで投薬できるのは私だけ。さらに学生さんも送られてきて、監督もしなくてはならなくなった。「無理ー!!」とパニクってたら、病棟全体を助けまわる役割の正看が一人。「あんたんとこが一番重たそうやから手伝ったるわ!」と3名を引き受けてくれた。助かったー。
おかげでうんと楽になったんだけど、やはり時間が読めない。ウロウロと歩き回ってほかの病室に行こうとする人。もう歩けないのにベッドの囲いを乗り越えようとする人、気に入らないことがあるので叫ぶ人など、そりゃもうなだめすかして落ち着かせるのが大変。今日はすでに鎮静剤の処方箋が書かれている患者さんばかりだったので、興奮がひどくなる前にガンガン投薬した。とはいえ、薬や患者さんによって効き方は違うので、常に誰かに手がかかる状態。いやいや、バタバタしたわー。

明日は午前シフト。すでに担当は割り振られていて、私は再び同じ患者さんを持つことが決まっている。朝はシャワーとベッドが付いてくるので忙しくなるやろうなぁ(遠い目)。

よし、しっかり寝て明日に備えよう。どうか投薬が出来る人とペアになりますように。
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混乱に振り回される

2013年11月21日 23時48分06秒 | Weblog
本日午後シフト。
正看2人で13名、うち3名の新規入院を含む。正看を目指す看護学生付き。学生さんは投薬の際はそばについていけないとダメやけど、それ以外はもうだいぶ自分でできるようになっている。というか、もともと自国で看護師だったので知識は私より高いぐらい。学生さんが3名を担当したので、私が5名、派遣から来た正看が5名。
午後シフトで数字的にはまったく悪くない。
しかし。
シフトが始まると同時に新規入院がどどっと3名、30分おきぐらいにやってきた。書類がたくさんあり、派遣看護師や学生さんには任せず正社員の私がすべきなので、一気にてんてこ舞い。とはいえ、急いだところで意味がないので、できることから確実に!と自分に言い聞かせて取り組み始めた。
が。
3名のうち1名は数週間前にも入院していて、その頃から軽く認知症が始まっておりだいぶ手がかかったのだけど、今日見たところその症状がかなり進んでいた。自宅が隣町の大きな公立病院の近くにあるらしく、そちらに移りたいという。「はいそうですか」と言ってできることではない。「今日はうちの病院にいてもらうことになるわ」と何度言っても1分ぐらいで忘れて、また同じことの繰り返し。そのうちちょっと目を離した隙に病室から出て誰にでもかれにでも「公立病院に移りたい」と話しかける。そのたびに「私を置いていくの!?」やら「うちの方がいい病院やで」といった小芝居を打ってみるのだけど、効き目は長くて5分程度。息子の家にも何度も電話して同じことを言い、そのたびになだめすかされていた様子。
こんな感じで手に負えなくなってきてドクターに電話。鎮静剤を処方してもらって、ようやく落ち着いた。

そして3名分の書類をウォーッと記入。これ以外にも新規入院の際は尿検査、心電図、当直ドクターの問診、場合に寄っては点滴など、することはたくさんある。そしてこの3人にかかりきりなわけではなく、ほかの2名の患者さんの面倒もみつつ、学生さんの監督もしたりしていたので、ずーっとバタバタしていた。

ようやく落ち着きを見せたのは申し渡しまであと1時間ほどというとき。やっとイスに座って、看護記録をやっつけるぞーと書き始めたときにまたドラマ。
学生さんが担当した患者さんからのナースコール。学生さんが患者さんの元へ向かったところ、奇声が聞こえる。何事!?と思って駆けつけてみたら、混乱の気がある男性患者さんが新規入院の一人でもあった同室の男性患者さんに殴りかかろうとしている。派遣看護師(男性)が大急ぎで引っぺがし、学生さんとともに患者さんをベッドへ。なだめすかしてひと段落…と思いきや、再び殴りかかろうとする。どうやらこの患者さんは新規入院の男性が学生の女の子に乱暴したと思い込んでいる様子。これはもうアカンということで、ボスの許可を取って普段は使っていない病室へ患者さんを移動。当直のドクターに電話して病棟へ来てもらい、また鎮静剤を処方してもらって投与、落ち着きを見せた。
なんかこの頃、混乱や認知症の患者さんに振り回されてる気がするなぁ。

うちは今、妙に認知症患者さんの数が多い。申し訳ないけど、この人たちのお世話は本当に大変。とはいえ、私は認知症の患者さんの面倒はあまり苦ではない。しんどいけど、病気のせいだと思うとそれも(たいていの場合)ガマンできる。ただ作業の時間が読めなくなることが辛い。その人だけを見てればいいわけではなく、ほかにもすべきことがあるからさ。

明日も午後シフト。十中八九同じ患者さんを担当することになるはず。うーむ、楽しい夜になりそうだ。どうか投薬ができるスタッフとペアになりますように。

そういえば。
今日ボスから看護記録の書き方をほめられたのだった。「必要な情報がちゃんと盛り込まれていてよろしい」とのこと。うれしー。看護記録はもちろん英語で書く必要があるので、申し渡しと並べて苦手なんだけど、こういうことならちょっと自信が持てる。牛歩の歩みも千里。ボチボチ頑張っていこう。
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ガールズ デイ アウト

2013年11月20日 22時15分41秒 | Weblog
本日オフ。
今日はときどきこのブログにも登場するMasakoさんとお出かけ。シフトで働くもの同士なかなか休みが合わないんだけど、今日は偶然休みが重なり、Masakoさんのお勧めでチャッツウッド(Chatswood)へと行ってきた。シドニーからだと電車で北へ20分ぐらい。私がシドニーに出るときに使う電車はこの街を通過しないのでまったく土地勘はなし。しかしDいわくお店がたくさんあってにぎわう街で、Masakoさんによると和食レストランやアジアンスーパーがあるとのこと。
Masakoさん宅の最寄り駅で拾ってもらい、まずは、チャッツウッドまでの道のりにある、Masakoさんお勧めの和食レストラン・KISUKE Japanese Restaurantへ。ここで久しぶりに日本食に舌鼓。いくつか選択肢がある中から3つメニューが選べるというランチセット。私は刺身、わかめうどん、照り焼きサーモンを注文。ご飯、味噌汁、小さなサラダがついて$19ドル。リーズナブル。味もおいしかった。人気店のようでお客さんはひっきりなし。今日は半数が日本人客。和食、日本語、日本人。"日本"にまみれた時間を堪能した。
それからチャッツウッドへ移動。ここには大きなショッピングセンターがいくつかある上、駅前の通りには小売店がひしめき合っている。その中にはアジア系の飲食店・スーパーも。手始めに百均のダイソーへ(こちらでは2.80ドル。約250円)。わりと大きな店舗で、お店に入った瞬間からテンションアゲアゲ。お店の端っこからひと通路ずつをじっくり見て回った。
すでにこちらの暮らしが長くなってきて感覚がマヒし始めているのか、並ぶ品々を眺めて「しかし日本のサービス精神の素晴らしさよ」と独り言。例えば"熱い皿を持つ手袋"(料理用ではなく、食卓に並ぶお皿用)なんて、こちらの人だったらその辺の布巾で代用してしまうはず。"夜会巻きセット"。こちらだと巻き方を自分で調べて髪留めとUピンをそれぞれ買うことになるけど、ダイソーではセットになっている上、ご丁寧に夜会巻きの作り方まで挿絵つきで説明。ボディータオル。色・柄のバリエーションが豊富。こっちだとせいぜい3種類ぐらいでないかい? ほかにも「おお、こんなものまで!」と思うものがいくつか。日本では当たり前なのかもしれないけど、オーストラリア在住歴7年強の私には新鮮に見えた。
日本の決め細やかなサービス精神は本当にすごい。商品が床に落ちていても気にしないし、買い物袋が破れていてもクレームにならないオーストラリアで、このサービスを求めることが不可能やろうなぁ。しょーもないと思えるもんまで商品化し快適を提供する。この商魂たくましい日本のサービス精神が日本を経済大国にした一因なんやろうと思うと誇らしい気分。
こんな感じで自国を賛美しながらたっぷり一時間ぐらいダイソーに居座っていた。いろいろと吟味して購入したものは10品ほど。楽しかったー。

ここでティータイム。「おいしいケーキが食べたい!」という私のわがままに付き合ってもらって、人気のありそうなオシャレカフェへ。ここでチョコレートのケーキとコーヒーを注文。

甘ぇ。

最初の半分ぐらいはおいしいと思ってバクバク食べた。しかししばらくしたら甘さがしつこく感じられて、文字通りコーヒーをゴクゴク。一度リフレッシュした口に更なる甘さがきつく、その後もついばんだものの結局食べ切れなかった。Masakoさんはティラミスを注文。同様に食べきれず、2人して残してしまった。やっぱり甘い、オージースィーツ。2人で半分こぐらいでちょうどいいのかもなぁ。

この後は大型ショッピングセンターをウロウロ。フラッと入ったお店でお手ごろ価格のワンピースを見つけて購入。洋服を買ったの、久しぶりのような気がする。ほかにも夕方までいろいろと見て周り、それから帰宅。

食事、買い物の間はずーーーーーーっと日本語で会話(当たり前やけど)。言葉に問題がないってなんて素晴らしいのかしら Masakoさんは同世代でしかも看護師。話題には事欠くことなく、絶え間なく話し続けた。お酒を飲んでワーッと盛り上がるより、私は少人数でガッツリ話しこめる方が性に合う。日本、そしてガールズトーク満喫。いやー、いい日やった。たくさんあるお店を半日でまわりきることは当然できず、「また来ようね!」と約束。早々に日程をすり合わせないと。

よく食べ、よくしゃべり、よく歩いた今日。日付変更を目前にしてもうまぶたは半分ぐらい閉じている。今夜はよく眠れそう(昨夜はあまりよく眠れなかった)。明日からはまた仕事。3連勤。今日しっかり息抜きをしたので、頑張って働こう。学生さんは付きませんように。
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長い長い愚痴

2013年11月19日 22時53分24秒 | Weblog
今日は午前シフト。午後シフトからの午前シフト。朝起きるのが辛い。今朝も目覚ましが鳴ったとき、一体何が起こっているのかわからなかった。仕事で起きなければならないとはにわかに信じられなかった。なんでこんなシフトを組むんだ~!? 

今日は2人で13名。実習中の学生さんが2名付いた。彼女たちは正看、準看ではなく、アシスタンナースになる勉強をしている学生さん。学生さんが仕事を手伝ってくれるのは助かるときもあるんだけど、場合によっては面倒を見るのがとても大変なときがある。たとえば今日などは13名のうち2名がフルケア。7名が要介助。次から次へと絶え間なく仕事がある中で、要領を得ない学生さんと働くのはストレスが溜まる。それでもペアを組んだ先輩も私も、忙しい中で学生さんの指導もしたつもりだった。
が。
2名の学生さんのうち、1人は少し年配の人で、どういう状況下でかは知らないけど、認知症の人をお世話したことがあるらしい。"私は全部わかってますよ"風をビュービュー吹かせている。もう1人はまだ若い子で、右も左もわかってない状態。彼女たちの監督が常にそばにいないので、年配の人が若い人を教えているようだった。それはそれでいいけど、通常1人でする仕事を2人でするので、狭い部屋は混雑し、時間は余計にかかっている。これはそれなりに面倒けど、私たちは指導係でもない上、一応作業はやってもらっていたので放っておいた。
しかし。問題はこの先。
年配の学生さんはハッキリと出来ることと出来ないことを言う人で、例えば人工肛門を持つ患者さんの排泄物は処理したくないという。理由は排泄が軟らかい=下痢=感染したら困るから。人工肛門は腹部に排泄物を溜める小さなバッグが付着し、大腸から排泄物が流れてくるようになっている。ここに溜まる排泄物は、通常肛門にたどりつくまでに大腸内で吸収されるべき水分が吸収されていないため軟便になり、それは決して下痢ではない。なのに一方的に下痢だと決め付けて「うつると困るからやりません」と言い切る。そして若い生徒さんもそれに倣え。先輩も私も「何言ってんの、この人?」と疑問符が点灯。ただでさえ忙しい中でそういう見当違いの"できません"宣言はイラッとする以外の何者でもない。しかし、やりたくないならそれはそれでいいよ、とここもスルー。
でもこの先はちょっとガマンしがたかった。
昨日も体内酸素量が下がっていた患者さん。学生さんたちがヴァイタルサインのチェックをしてくれた。この患者さんは肺炎も患っているのでもともと辛そうに呼吸をしている。昨日の経験から少々酸素量が足りなくても、この患者さんには問題ないということがわかっていた。学生さんたちがチェックをした際にもいわゆる"通常範囲内"をほんの少し超えた数値が出て、報告を受けたけど「それで問題ないから大丈夫」と言って全部記録しておいてくれるようにだけ頼んだ。それで終わるはずだったのに、学生さんたちはご丁寧に監督に報告。そして監督がやってきて私にヴァイタルサインの異常数値について尋ねてきた。結果、再度同じ説明をするはめに。この時点で十分うっとうしかった。
ところが話はここで終わらない。どうやら私の言っていることが信用できないらしく、監督、学生さんが揃ってこの件に関して今日のリーダーのところへ行き報告。休憩から戻ってくると、みんなが寄ってたかって私の患者さんの周りに集まり、看護記録を読みながら難しそうな顔をしている。そしてリーダーからも似たような質問をされ、再々度同じことを説明。

もうやってられるか。

監督と学生が納得してリーダーから離れたときに、どういう展開でリーダーが巻き込まれたのかを聞いてみたら、やはり体内酸素のレベルが低いことを問題視し、報告を受けたとのこと。そしてリーダーから彼女たちに伝えたことも、私が伝えたこととほぼ同じ内容。いい加減腹が立ってきて、リーダーに今日あったことを報告。忙しい中でこういうことをされると迷惑だと伝えた。ペアを組んでいた先輩看護師も多かれ少なかれ似たような目にあっており、リーダーに「もう二度と来てもらわないでくれ!」と抗議したらしい。うちの病院と看護学校の政治的な問題があるのでどこまで反映されるかはわからないけれど。

私の経験数もたかだか1年ちょっとなのでえらそうなことは言えない。だけど、学生さんよりは現場の数を踏んでいるし、自分の患者さんのことも把握している。そんな中で"私はわかってるで"風を吹かし、正義感を振りかざしてひとつの問題を声高に取り上げられると、正直「何言うとんじゃ、こいつ?」という感じ。先輩も、資格ある看護師が「もういい」って言っていることを、アシスタントのしかも学生がなぜあそこまでこだわるんや!?と吐き出すように怒っていた。また監督も監督。ちょっと看護記録を読んだらわかることなのに、わざわざリーダーにまで話を持っていくこと自体意味不明。
今日は特にヘヴィーな患者さんを抱えていたので、学生さんたちに話をする時間が少なかったことがこういう状況を招いたということもわかっている。それに一生懸命学ぼうとする学生さんがいることも知っている。だけど、今日の学生さんたちと働くのはもうごめんこうむりたい。

あぁ、今日は長々とした愚痴ブログになってしまった。でも本当にこのおかげで疲れたの。睡眠不足も手伝ってさ。
明日はお休み。今回は一日だけ。Dを置いて外出予定。憂さ晴らしも兼ねて楽しんでこよっと。
寝室にはすでにウシガエルが生息中。寝てすっきりできるといいな。
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新人の台頭に焦り

2013年11月18日 22時29分39秒 | Weblog
本日午後シフト。スタッフ2名で12名の患者さん。そこに看護学生が来て、彼女が3名担当したため、私が5名、もう1人のスタッフが4名という体制。
このもう1人というのは研修中の新人さん。しかし。やることなすこと、超早い。しかも何もお願いしないのに、手が空いている間に私の分に作業までやってくれた。「新人さんの作業とは思えん…」と驚いたり、わが身の不甲斐なさを嘆いたり。勤務し始めて2ヶ月でこんだけの仕事、私にはできんかったなぁ。ちなみに彼女は韓国人。こちらに住んでもう10年になるので英語にはほぼ問題がないとは言え、やっぱりすごい。私ももっと見習わんとなー。

さて。
新人さんが私の作業を代わってやってくれたのには当然理由がある。
まずは新規入院があったこと。続いてある患者さんの容態がおかしかったこと。ヴァイタルサインをチェックしたところ、通常95%以上あるはずの体内酸素がなんと45%。めちゃくちゃ低い。そして脈拍、血圧ともに高い。大急ぎで酸素を吸入し、ドクターを呼ぶ。しかし問題は、この患者さんは認知症を患っており、処置にまったく協力的でないどころか、スタッフに対して暴力的。ドクターの回診の後も続けてヴァイタルサインのチェックをし、酸素を供給していたのだけど、勝手に酸素吸入器を外し、手当てに対して文句を言い、興奮して怒鳴り始め、しまいには私を殴ろうとした(当たらなかったけど)。しばらくしたら容態は落ち着いたのだけど、その後もソファからベッドに寝かそうとしても非協力的で文句ばかり。なだめすかすのが本当に大変だった。

さらに書いたら、もう一人認知症でフルケアが必要な患者さん。気に入らないことがあるとベッドから「おしっこー!」と叫ぶ。どうもこう言えばスタッフが来ることはわかっているらしい。そのたびに尿瓶をあてがうのだけどだいたい何も出てこない。しかし5回に1回ぐらいは本当に排泄があるので無視できない。夕方には呼ばれて部屋に行き、やはり何も起こらず部屋から出た5分後に「出たー!」と叫ぶので言ってみたら本当に"何か"が起こっていた。「なんで私がいるときにせーへんの!?」と聞いたところでどうしようもない。そんなこんなで3回もおむつとベッドを変えるはめになった。ヤレヤレ。

こんな感じで私の患者さんだけ問題児。ひとりでバタバタしてた。
明日は午前シフト。午前中にこの人たちの担当って大変やろうなぁ。うう、気が重い。

ところで。
先日持っていったブラウニー。焼きすぎたと思っていたけど、「あれぐらいでちょうどいい」という意見が。よかった、よかった。今日のチョコレートケーキも無事に全部食べてもらえた。疲れてるときのチョコレートは売れるのが早い。
おはぎの方は日本人の理学療法士さんとドクターへ。理学療法士さんからは及第点。今日、仕事に行く前に私も食べたところ、お餅は固く、アンコもさほど甘くなく、正直「もうひとつやな」と思ったんだけど、理学療法士さんは「このぐらいの甘さが好き」とのこと。結果オーライ。ドクターの感想はまたいつか聞けることやろう。
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カフェ・ガリレオ便り-チョコレートケーキ

2013年11月18日 11時41分01秒 | カフェ・ガリレオ便り
昨日、おはぎと平行して作っていたもの。


チョコレートケーキ。光の加減を調整していたら、生活感あふれる写真になってしまった。

この2品のおかげでお昼前から夕方までキッチンに入り浸り。何時間もアンコとチョコのにおいにまみれてりゃ、そりゃ胸もいっぱいになるわなー。

いまだかつてスポンジケーキを焼くのに成功したことがない。いろいろとレシピを渡り歩いて、自分なりに検証してから実験に臨んだのだけど、やはり結果は同じだった。5センチあるかないかの高さ。もうこんなものなんだろうか?などとちょっとあきらめの境地。うーむ。
メレンゲ作りをいつもより念入りにしたのが良かったのか、割れることもなく、見た目がスムーズな表面にはなっていたけどさ。

いつもと同じようにチョコレートをサンド。味は決して悪くない。というか、私は自分で作るこのチョコレートケーキはかなり好き。もうこれでいいことにしようかな…。

次はチョコレートを入れない普通のケーキに挑戦してみるとしよう。
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静かな休日

2013年11月17日 22時16分12秒 | Weblog
本日オフ。
朝から天気が悪い。最近好天だったのはいつやろう? 風雨が強く、気温も低い。数週間前に30度越えだったのに今日は20度に届くか否か。先日衣替えをしてしまったので服がない。仕方ないのであるものを適当に重ね着をして過ごした。午前中に洗濯。今日も乾燥機が大活躍。
ブランチはDご飯。ここ数日、切られた食パンではなくローフを購入している(これも食パンやけどさ)。この変化はパン大好きDを喜ばせているようで、お願いしたらマメにサンドイッチを作ってくれる。ありがたやありがたや。

この後は先のブログにも書いたように、たまにトイレ等に離れたぐらいで夕方までずっと台所にいた。ゴソゴソと調理実験。飽きもせんとようやってるなぁ、私。
落ち着いたらおはぎを詰めるためのタッパーを買いにスーパーへ行ったぐらいで、あとはずっと家にいた。夜ご飯は昨日と同様、シーフードピザ。白ワイン付き。もちろんDが作った。楽チンでいいわー。
食後は引き続きワインを飲みながら、テレビ放映中の「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を観ている。もうすぐ終わるところ。先ほどホームズとモリアーティーが谷底に落ちた。最近ロバート・ダウニーJrのファン。若い頃はこういう"濃い顔"は好きじゃなかったのになぁ。好みが変わってきてるのかしら?

こんな感じでとても運動量の少ない一日。それでも私はまだ台所で立っていたけど、Dは本当にソファで寝転んでるか、ほら穴で作業しているかのどちらか。なのに9時ごろに寝室へ消えていったと思ったら"ウシガエル"再び。何をそんなに疲れているのか?
とはいえ私もちと眠い。ワインのせいかしら? ひとりで起きていても仕方ないので私も寝よう。
明日は午後シフト。翌日は午前シフト。また勤務時間にバラつき。寒い日が続いてるし、身体の管理、気をつけよーっと。
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カフェ・ガリレオ便り-おはぎ

2013年11月17日 18時54分48秒 | カフェ・ガリレオ便り
とうとう日本のお菓子に挑戦。


初めてにしてはなかなかの出来。

と言いつつ、実食はまだ。なぜなら作っている間にお腹がいっぱいになってしまったので。
チョコレートケーキを作るつもりで戸袋を開けたら小豆が視界に飛び込んできた。買ってあったことも忘れていたぐらい。しかしよく考えたら、小豆を買うきっかけとなった手術医は明日出勤している(ウチの病院へは基本月曜日と金曜日に来ている)。これは今日やるしかないと思って、さっそく作ってみた。お昼前から始めたけど、全部終わったのは3時を回っていた。
アンコは作るのはさほど難しくなかったけど、とにかく時間がかかる。砂糖を入れ始めてからは鍋のそばをそうそう離れられないので、ずっとアンコを眺め、においをかいでいるハメになった。それゆえに出来上がったときはお腹というより胸がいっぱい。ちょいちょい味見もしたしさ。

レシピによるとおはぎは10個出来るはずだった。なのになぜか20個もできた。前にも書いたように、アンコはこちらの人が食べるとは思えないので、いつものように病院のみんなに挑戦してもらうつもりはない。ドクターと、一緒に働く日本人の理学療法士の人におすそ分けしてもまだある。全部食べたらすごいカロリーやろうなぁ。どうしたもんか。
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