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このブログを書き上げる直前に、ヨルダン政府がパイロットの解放と引換えに女性死刑囚の解放を決定した。。。との報が入ったが定かではない。
後藤健二氏の無事解放を祈る。
事案を整理して、ことの深層を探って行こう。
テレビや新聞は政府の圧力で本当の事を伝えない。。。
今回の騒動の発端となった安倍首相の中東歴訪では、日本政府に強く繋がる政治勢力として、イスラエルのネタニヤフ首相や米上院議員のマケイン元大統領候補らの存在が見て取れる。
安倍首相は、エジプト・ヨルダンを経てイスラエルを訪問し、同国と日本の国旗に挟まれて演説し、マケイン米上院議員らとも会談している(外務省HPより)。
そして、安倍首相は、ISILを挑発したとして批判を浴びる。
ネタニヤフ首相に嵌められたと見ているのだが・・・
臼杵陽氏(日本女子大教授;中東現代史)の指摘
「安倍さんが一番まずかったのは、イスラエルで会見をやったこと。安倍さんの会見はユーチューブにアップされ、全世界にばらまかれたわけですが、日本の旗とイスラエルの旗(ユダヤ民族の象徴のダビデの星)がバックだった。『人道的な支援で軍事的に加担しているわけではない』と釈明しましたが、アラブ人が見れば、『何だ、イスラエルと日本は同盟を組んだのか』と誤解をされる。政治的に最悪でした」
このときの演説がYOUTUBEでばら撒かれたのだが、英訳には「勝手な解釈」が・・・
三谷英弘前衆院議員は、首相の演説の英訳版に「違和感を覚えました」と首を傾げた。
「英語では『地道な』という大事な言葉は省かれ、インフラも直訳。英語のインフラには『軍事施設』の意味もあります。日本語では感じられる人道的援助というニュアンスが切り落とされているため、兵士教育と基地建設のため資金を援助します、とイスラム国側に誤解された可能性がある」
安倍外交の稚拙さを、元駐イラン大使の孫崎享氏も厳しく指摘している。
安倍首相は今回、イスラエルを訪問して、イスラエルと日本の両方の国旗の前で、ネタニヤフ・イスラエル首相と両国が連携を強化することを表明した。これまでもイスラエルとの対話はあったが、このような形式をとることはなかった。イスラエルとはサイバーテロや無人機など安全保障関連分野での提携を深めようとしている。イスラム社会の反発は当然、予想されることであり、安倍首相は配慮が足りない。
「イスラム国」の立場からみれば、イスラエルを含む中東諸国を訪問して、公然と「イスラム国」に敵対する示威行動をしたに等しい。「イスラム国」は今回の安倍首相のカイロでの発言を、宣戦布告と見なし、湯川遥菜さん殺害につながってしまった。安倍首相の中東歴訪と2億ドルの人道支援声明が、残念な結果をもたらしたことになる。
(以上、孫崎享氏談話)
このように、安倍首相は、解りきった間違いを犯しているように見える。
それとも、米議会最大の圧力団体「アメリカ・イスラエル公共問題委員会AIPAC」を中心とする「ネタニヤフ復権の罠<マケイン米上院議員の策略」に嵌められたのか・・・(AIPACのHP)。
日本政府、安倍首相は、「アメリカとイスラエルの特殊関係」に繋がる海外勢力に手玉に取られて自ら窮地を招いたようにも見える。。。
何かキーポイントがあるはずだ。
。。。 。。。 。。。
ポイントは、日本政府が1月20日のISILイスラム国による人質2億ドル身代金要求ビデオ公開直後に、迷いなく、スグサマ動いた事だ。。。ヨルダンへの政府特使(中山外務副大臣)の派遣が重要な点である。
ISILの人質ビデオ公開直後、予定していたように、日本政府は、テロ組織との交渉に成功した実績を持つトルコではなく、米イスラエル軍産複合体による空爆に参加しているヨルダンに対策本部を置いた。。。この事に違和感を覚えた人は多いだろう。
ISIL側からすれば、日本政府が『人質を殺せば空爆に参加するぞ。』と脅していると捉えられる。それでも日本政府は、2億ドルの身代金請求と同時に中山特使のヨルダン派遣を決めた。
此処がポイントだ。
安倍首相にとって中山氏のヨルダン派遣は織り込み済みの行動であった(中山氏のコメントから読み取れる)。。。安倍首相は、中東歴訪に因るISILの反発、人質問題の「こじれ」を予測していたのだ。
火中の栗を拾いに行って大やけどを負ったというところだろうか・・・
上記、英訳を誤魔化されるなど、予想を超えたネタニヤフの罠があったものの、安倍政権は表面上冷静に対応した。事件発生後の日本政府の対応は、終始、『テロには屈しない。』という米政府の代弁者のように冷徹なものであった。。。恐らく、事前に米政府と対応を統一していたのだろう。
これによって湯川さん、後藤さんの生還は絶望視された。
そして湯川さん殺害の報が届いたのだ。。。
しかし、ISIL側は巧みに交渉を動かした。
要求を変え、後藤健二さんを介してのメッセージには、『サジダを引き渡せば私も釈放される。それは可能だし、わが政府代表は皮肉にもサジダが投獄されているヨルダンにいる。』とある。
皮肉にも・・・
奇妙な事だが、人質交換交渉では、ISILとイスラエルとアメリカの利害が一致している。。。
米イスラエル軍産複合体は、イスラエル国内で陰りの出てきたネタニヤフ首相の復権を図るため、安倍首相を呼び寄せて巨額の資金提供を実現させた。そして、ネタニヤフの完全復権にはISILに対する空爆再開が必要なのだ。
その鍵を握るのがシリアとイラクに国境を接し、空爆前線基地となるヨルダンだ。。。しかし、ヨルダン人パイロットがISIL側に捕らわれていては空爆を再開できない。
ISIL側の捕虜となっているヨルダン人パイロットを取り戻して空爆を再開したい米イスラエル軍産複合体勢力と、女性死刑囚を取り戻してカリスマ性を維持したいISIL側の利益が合致している。
とうとう、ISILが本性を見せた。
女性死刑囚と引き換えに後藤さんを解放させて、ヨルダン人パイロットを拘束した儘ならば、空爆を防ぐ事が出来る。
様々な勢力の思惑が絡んでいる。。。誰の計画通りにも事は進まないだろうが、仮に、日本を利用して空爆を阻止しながら女性死刑囚解放を得たならば、ISIL側がしたたかだったという事だろう。
因みに、これまでオバマは、『テロリストとは交渉しない。』としてヨルダンとISIL間の人質交換交渉を認めず、空爆作戦の硬直停止を望んでいるように感じられる。
空爆を是が非でも再開させたい米イスラエル軍産複合体勢力は、硬直化したヨルダンとISILとの交渉に日本人人質問題をプラスすることによって勝機を見出すため、安倍首相を中東に呼び寄せたのだろうか・・・
状況を見極めなければならない。
邦人人質が空爆再開交渉に利用されたと感じる。
どうしても見逃せないのは、イスラエルの策略だ。
イスラエル国内の過激派は中東で紛争が激しくなる事を望んでいる。
また、ネタニヤフ首相からすれば、今回の安倍首相訪問によってISILが反発して国際問題に発展し、最終的にヨルダンにおける人質交換交渉になると、事前に予想(戦略シミュレーション)出来ていた筈だ。
そして・・・
安倍首相は嵌められた振りをしているのか?
大きな疑惑が残る事になる。
今回の安倍首相の中東歴訪は、昨年末の衆院選終了後まもなく決定発表されている。。。その傍らで、安倍首相と官邸・外務省・国家安全保障会議は、ISILイスラム国との人質交渉を隠密裏に進めていたのだ。
安倍首相は、湯川さんに続く後藤さん拘束でISILイスラム国との交渉に失敗していたが、昨年末に強引な衆院解散で政権を維持した上で中東歴訪というトンでもない大博打を続けて打っていた事になる。。。これはなかなか強かな戦略だ。
とても安倍政権だけで描ききれるシナリオではない。
全ては中東情勢・軍事に極めて精通した政治勢力のアドバイスを受けなければ描けない絵図である。。。やはり、安倍政権は米イスラエル軍産複合体の軍事戦略シミュレーションを政権維持に活用していると見るべきだろう。
そして、実は・・・
後藤さんは、湯川さんを助けるために、政府の要請を受けて危険地域に出向いていたのではないか?ごく自然に疑惑が浮上する。そうでなければ、後藤さんの出国や中東での行動を、そもそも公安が許さないだろう。
何れにせよ、安倍首相は、湯川さんに続いて後藤さんもISILに拘束された後、人質開放交渉に失敗して問題が長期化していた。その事実が国民に露見して支持率が下降しないうちに、「アベノミクス解散」などと嘘をついて衆院選に臨んでいた事になる。
人質の命よりも政権安定を優先した?
それならば、トンでもない国民騙しの政権だ。
1月26日の当ブログでも指摘したとおり・・・
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