リゾートホテル社長になった(地位保全仮処分申立中)脱原発活動家のブログ           ~街カフェTV/藤島利久~

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新堀川を塞ぐ工事の差止請求裁判

2010年06月14日 | 新堀川

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新堀川を塞ぐ工事の差止請求裁判が始まったが、いきなり終結を言い渡されている。正直、困った。。。

県と市には事前に問い合わせていたが、県市が新堀川暗渠化に合意したという具体的書面は見当たらないと説明されていた。ところが、裁判が始まると平成14年の知らない書面がでてきた。これでは後出しジャンケンであり裁判にならない。

以下は、裁判に出した準備書面

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平成22年(行ウ)第1号 河川暗渠化工事差止請求事件

原 告   藤 島 利 久

被 告   高 知 県 

平成22520

高知地方裁判所 御中

原 告    藤 島 利 久   印

原告 第1準備書面

第1.     被告答弁書の「本案前の申立」に対する反論

以下に示すように、本件訴えが訴訟要件を欠く不適法な訴えであるとは言えないから、速やかに、本案の議論に移行すべきである。

1.    被告は、答弁書2㌻下段で「原告が請求の対象としている行為は、本件工事そのものであり、その法的性質は、建設工事請負契約に基づく事実行為であって・・・」とし、本件請求が「差止の訴え」(行政事件訴訟法37条の41項)の要件を満たしていない旨主張する。つまり、被告は「本件請求に係る処分不存在」を言う。

2.    正直なところ、原告も本件請求の趣旨を構成する際に悩んだ。広島県福山市の「鞆の浦訴訟」が「(当該)公有水面の埋め立てを免許する処分をしてはならない。」という請求であったように、本件工事は、新堀川の暗渠化を伴うものであるから、本来であれば「新堀川の暗渠化を免許する処分をしてはならない。」とするべきであろう。ところが、この新堀川暗渠化に係る免許申請は怠られ、既に工事は始まっていたのである。

3.    被告高知県は、本件工事に先行して、次の法令に基づく高知市長の許可を求めなければならない。
 ○高知市法定外公共物管理条例(平成1711日条例第42)
 第4条「法定外公共物について,次に掲げる行為をしようとする者は,あらかじめ市長の許可を受けなければならない。当該許可を受けた事項を変更しようとするときも,また同様とする。」

(1)
 法定外公共物の敷地を占用すること。
(2)
 法定外公共物の敷地内において,工作物等を新築し,改築し,又は除却すること。
(3)
 法定外公共物の敷地内において,掘削,盛土,切土その他土地の形状を変更すること。
(4)
 法定外公共物の敷地内において,土石その他の産出物を採取すること。
(5)
 前各号に掲げるもののほか,法定外公共物の現状に影響を及ぼすおそれのある行為をすること。

4.    被告高知県担当課(都市計画課)に問い合わせたところ、『近年、許可申請はしておらず、過去の合意を延長する形でやっている。』という説明であった。とすれば、本件工事を含む一連の都市計画が高知市に容認された平成9年頃の合意が延長されているとの考えであろう。然るに、10年以上も前の合意が無条件で延々と更新されるはずもなく、既に失効していると考える方が妥当である(この期間延長を認める当時の書面があれば被告高知県が提出するべきであるが、存在しないだろう。)。

5.    ここに至って原告は、本件請求を構成するにあたり、被告高知県のあまりにも杜撰な公共事業の事務処理に惑わされる必要はないと考えた。前述の如く、本来であれば、高知市を被告として「新堀川の暗渠化を免許する処分をしてはならない。」との裁判を提起するべきであろうが、被告高知県からの処分申請が無い事実に鑑みれば実効性が無い。また、現状では被告高知県が新堀川暗渠化を許可する処分を自らに与えている関係にあると考えられるから、被告高知県を被告として本件工事の直接差止(無許可の暗渠化工事の差止)を求めたのである。

第2.     補足

1.    本件工事に係る都市計画は、平成9年頃に被告高知県が高知市に対して提示し、此れを高知市が容認する形で合意決定されたと記憶しているが、道路建設など公共事業をめぐる諸条件が著しく変化するなか、当時の合意が漫然と継続されているという被告高知県都市計画課の論理は、既に破たんしている。

2.    被告高知県は、本件工事予算を審議した県議会の前に、新堀川暗渠化に係る許可を高知市に求めなければならなかったと言える。この許可申請行為があれば、原告は高知市を被告として処分しないことを求めることが出来た。然るに、同許可申請が無い状況においては、不服申し立ての機会が奪われたに等しい。結局、被告高知県と高知市の行政間において、非合法的河川暗渠化処分が県民市民不在で強行されていると言わざるを得ない。極めて遺憾である。

3.    そもそも、新堀川は、戦国時代の土佐の覇者であった長宗我部元親の命により、その支配下にあった民衆(現在の高知県民市民の先祖ら)によって高知城下町を造るための資材運搬水路(運河)として築造された。以後四百数十年の長きに亘り、民衆に「河川」として認識・管理されてきた。故に、此の新堀川を道端の水路と同様に蓋をする処分の許可について、たかだが数年間高知市長を務めた者が裁量権を有するはずもない。つまり、総合的見地からして「新堀川の暗渠化を許可する処分」という行政行為自体が存在し得ないとも言えるのである。

以上の次第である。


長宗我部元親と新堀

2010年05月30日 | 新堀川

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昨日お伝えした戦国アニメDVD『長宗我部元親』と、写真&歴史資料集『新堀川』の作成双方に、私が係わったのは偶然ではないだろう。何か、因縁めいた引き合わせを感じている・・・

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高知城は、戦国時代には「大高坂山城」と呼ばれており、長宗我部元親が築いた。当時、元親は城下町築造のために地元(今の南国市岡豊や土佐山田方面)から職人らを呼び寄せ、新堀界隈に町を造った。現在私が住んでいるはりまや町3丁目近辺にあった新市町と山田町がそうであり、今も旧町名は残っている。

とすれば、新堀川の原型は元親時代に造られたものであり、高知城やはりまや橋から近い事もあり、これからの土佐観光の目玉となり得る。。。この新堀を塞いで道路にするという計画はむちゃくちゃだ。

県立歴史民俗資料館の宅間館長も、写真&歴史資料集『新堀川』の巻頭にコメントを寄せ、『ここでは歴史は見事に轢死している。』という強い言葉を用いて、この事を嘆いている・・・ 

11私も、土佐の歴史を語る街づくりカフェの「金曜歴史談義」で、この問題を度々取り上げる。。。詳しくは、以前のブログを参考にしてもらいたい。

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これまで作成に協力してきた作品が、次々と世に出ている。。。此れらの企画・編集・作成・販売会議は、街づくりカフェで行われ、私も参加しているので素直に嬉しい。

写真&歴史資料集『新堀川』 オールカラー125頁保存版

(高知の街を考える十八会;2000円)

歴史アニメDVD『長宗我部元親』 メイドin土佐

長宗我部ファンクラブ;短編アニメ&小浜亭馬楽の講談語り500円・長編アニメ30分1000円)

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新堀川・九反田周辺は元親が造った最初の城下町

2010年05月02日 | 新堀川

『高知 街カフェTV』

世界中に高知の最新情報をUST配信!!

地球の裏側からでも地域ニュースが見れる。高知の旬のテーマを徹底取材してUST配信で世界中に詳しくお伝えします。どうぞヨロシク!!

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新堀川の現状を現場からレポート(街カフェTV取材・録画)

高知の城下町は、先ず、戦国時代の覇者・長宗我部元親が鏡川と江ノ口川に挟まれた広大な中州の東端(今の新堀小学校周辺)に基礎となる宅地を造成したことに始まる。

元親は、岡豊から民を移して「新市町」を、土佐山田から民を移して「山田町」を造った。鏡川と江ノ口川を結んだ新堀川は、こうした城下町の築城工事に必要な物資を運搬する運河として造られた、人工河川である。

戦国時代に造られた運河は珍しい。県都の中心部に恰好の観光資源が残っている。少し前に盛んに議論された「東西軸エリア活性化」を考える上で、欠かす事の出来ないランドマークになるのだが・・・ 残念ながら、この事に気付いている行政関係者は少ない。

誰か、尾崎知事に伝えてやってくれ~  ・・・って、俺か? じゃぁツイッターで尾崎さんにつぶやいとこ!!見てくれるかな?

それにしても、岡崎市長は、この新堀川に蓋をして出来た道路で市が活性化すると考えているようだ。。。 何とも情けない限り。そんな考えを聴くだけでしょんぼりしてしまう。。。

市長は元観光課長だが、『高知に新しい4車線道路ができた!』と喜んで観光客が増えるのか?『長宗我部元親によって造られた運河が、はりまや橋の近くにある!船でお城まで行ける!』とした方が、良いにきまっている。

新堀川道路工事は、残事業が30億ある。此れを変更し、5億程度で公園化・美化事業を行い、カルポート前の九反田の桜並木のあたりから、新堀川~江の口川を上って桜馬場まで観光遊覧船を走らせるべきだ。 

街カフェTV取材→ カルポート前から  九反田船着き場から

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新堀川道路一部供用開始! 周辺商店街から人がいなくなる

2010年03月28日 | 新堀川

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新堀川に蓋をして道路にする工事は、もともと高知市が県に要請したことで始まった。このほど、完成した道路の一部供用が開始された。

『高知に新しい道路が出来た!』と観光客が来るか・・・ 来ない。

『家の近くに大きな道路が出来た!』と喜ぶ市民が沢山いるか・・・ いない。

『朝夕は排気ガスがひどい!』と思わない人はいないだろう。

地価の上昇も微々たるもの・・・

この道路が本格運用されれば、周辺地域の住民が駅前からイオン方向に行きやすくなる。菜園場・桜井町・知寄町・九反田・土居町・役知町・梅が辻・潮江・新田町・桟橋方面からも車で直ぐに、『イオンでショッピング!!』・・・

周辺商店街の売り上げは、更に落ち込むだろう・・・

高知市も罪なことをするものだ。。。 ひょっとして、こうした地域経済の変動効果を予測していない?

何とも情けない都市計画だ。。。

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新堀川の工事差止を求める 裁判提起

私は本気でこの道路を剥いで、新堀川を元に戻そうと考えている。残事業道路工事費が30億近く残っている。その一部を美化・緑化・公園事業に使えば良いだけだ。間違いを直すのに躊躇は要らない。

新堀川は、長宗我部元親が造った運河!竜馬伝ブームが去った後、高知観光の目玉になる。 新堀川を保全せよ② 長宗我部築造説!(史跡認定を目指して)

カルポート前の桜は3分咲き

来週が見ごろか。。。A1858

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龍馬が泣く 白バイ事件 小学校廃校 川に蓋 高知がおかしい

2010年02月21日 | 新堀川

高知がおかしい。白バイ事件・小学校廃校・川に蓋する工事、違法な行政が横行するが、議会も地元新聞社もl「見て見ぬふり」・・・ 龍馬が泣いているようだ。

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全国の人は、土佐は自由の国、民権の国と思っているかもしれないが、真実は民権弾圧の国だ。野根山二十三烈士に代表されるように、権力側の弾圧は苛烈を極めた。

武市瑞山も、

坂本龍馬も、

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ファイル:Sakamoto Ryōma2.jpg

中岡慎太郎も、ファイル:Nakaoka Shintaro.jpg

浜口雄幸も、濱口雄幸

幸徳秋水も、ファイル:KotokuShusui.jpg

結局・・・ みんな殺された。

板垣退助は瀕死の重傷ファイル:SeriesB100Yen Bank of Japan note.jpg

(写真は全てウィキペディア引用)

民は脅えが身にしみついている。皆知っている『まともなことを言うと殺される』・・・無茶な抵抗を試みる派は確かにいるが少数で、長いものには巻かれる派・見て見ぬ派は多い。

土佐で自由民権や女性参政権運動が台頭したのは、それだけ民権弾圧が厳しかったことの裏返しだ。

今でも、高知では、白バイ事件で無実の人を牢屋にぶち込むし、行政が川を水路として強引に塞いで平気だし、小学校廃校で市長が市民を騙し、騙された議会は市長派が主導権を握り平然としている*・・・これらの事件を地元寡占メディア高知新聞社が報道しない。

まさに、高知は、民権弾圧王国の様相を呈している。

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*追手前小廃校問題

ある地域において小学校が廃校になるか否かという問題は、その地域住民にとって極めて重大な問題である。社会通念上、小学校の廃校が自治体で取りざたされるに及んで、行政側の地元住民に対する説明会が一度も開催されない、などという事態は想像すら出来ない。

ましてや、自治体首長が、学校廃校議案を議会提起するにあたり、真実は地元説明会を開催せずにおきながら、議会に対しては『地元住民に対する説明は尽くした。』などと嘘をついて当該廃校議案を可決せしめることなど言語道断である。然るに、悲しいかな高知市においては此れが現実となった。議会は此れを知りつつ、市長与党が大勢をしめているから平然としている。あきれ果ててものが言えない。

市民の多くが黙って嵐の過ぎるのを待っている・・・

黙っていることが嵐の原因であることに気付かない・・・

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