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ローマ人の物語XIV

2005年12月13日 16時10分14秒 | 本・その他
 きょうは大分冷え込んでいるようです。今お風呂にお湯を入れているところです。世間の人が忙しく働いているのを尻目に、掘り炬燵に入ってのんびりごろごろしているのはとても気持ちがいい。

 塩野七生さんの「ローマ人の物語XIV」はいつ発売されるのかな、と思って新潮社のホームページを探して覗いてみました。
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新潮社ホームページからの抜粋です。
「ローマ人の物語XIV キリストの勝利」
12月28日発売/2730円/A5判変型/ハードカバー/320頁

 ローマ帝国はついにキリスト教に乗っ取られた――四世紀後半、帝国繁栄の基礎だった「寛容の精神」は消え、異教を認めぬキリスト教が国教の座を占めるに至った。それはいかにして実現したのか。
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 昨年出版された「ローマ人の物語XⅢ 最後の努力」では本の帯に「ローマが"ローマ"でなくなっていく」とありましたが、多神教のローマ帝国から一神教のローマへと変貌していく過程の前半が描かれていました。

 多神教時代のローマを描く塩野七生さんの筆は滑らかで、塩野さん自身も楽しみながら物語を書いているような勢いがあったのですが、前作ではなにやら筆の運びが重く、ひょっとしたら、もう書きたくないのではと思うような感じでした。

 たとえて言えば、12巻目位までは総天然色カラーの絵巻物だったのが、キリスト教が勢いを増してくるにつれ、色の数が徐々に減ってきて、前作ではとうとう白黒になってしまったような印象です。

 年末に発売される新作ではどうなっているか、読むのが楽しみです。

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