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株式投資の記録を中心に、日々感じた事や考えたこと、読んだ本のことなどなど

文体と翻訳 日本語と朝鮮語

2006年09月20日 23時46分03秒 | 本・その他
 9月13日の記事(村上春樹と日本語と中国語)に少し関連するお話です。

 13日の記事では、一般的に言えることとして『中国語に翻訳された日本の文学作品を中国人が読み始めるときまって、どろどろとした、すっきりしない感じを受けるのだ。(・・・中略・・・) 日本文学の、あのねばねば、べたべたした感じは、読者には実に耐えられないのだ』という面白い指摘が述べられていました。

 では、同じウラル・アルタイ語族に属する日本語と朝鮮語ではどうなのか。この疑問にズバリ答えるものではありませんが、愛読しているブログのコメント欄に興味深い記述を偶然見つけましたのでご紹介したいとおもいます。

 それは「コリアニメやつあたり」というブログのこの記事(コリアニメやつあたり:2006年9月9日「本屋の風景」)に対する"shing"さんという方のコメントです。

《Unknown (shing) 2006-09-09 08:23:59
ハングル一文字は、漢字一文字に対応してますので、「全部ひらがな」よりは遙かに読みやすいです。

それから、内容に関してですが、これは、モデルになる言語の違いだと思われます。
かつては、日本語世代が多かったせいか、日本人が読んでいてすっと入ってくる文章が多かったです。

しかし、特に新聞記者は、近年、英語圏で訓練受けてきた人が増えて、その影響でか、韓国語自体が、日本人に読みづらい文体や文章構成に変化しています。
一世代前の韓国人の文章は、それなりに読みやすかったんですが。》

 韓国でも村上春樹の作品は人気があると聞いたことがありますが、そのほかの作品、例えば川端康成の作品などは読まれているのだろうか。そして日本語から朝鮮語に翻訳された場合、中国人が感じるような「ねばねば、べたべた感」と言うのを韓国人は感じるのだろうか。 
 興味深々です。

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