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北朝鮮の強制収容所とイワン・デニソビッチの一日

2007年05月31日 21時10分28秒 | 本・その他
 ヤフーのニュースサイトで読んだ読売新聞の記事です。
 【「収容所に政治犯20万人」米、北朝鮮の人権状況を批判

 アメリカ国務省が発表した年次報告書ですが、これによると、
・北朝鮮は、人権状況改善のために、意味ある措置を何も取っておらず、
・北朝鮮国内の強制収容所に推定15万~20万人の政治犯が収容されている、
・基本的人権である表現、信教、集会などの自由や公正な裁判を受ける権利などがいずれも無視されている
とあります。

 この記事を読み終ってから浮かんできたのが、そういえば旧ソ連にはソルジェニツィンがいて、「イワン・デニソビッチの一日」という名作を書いたが、北朝鮮や韓国、それに中国には、ソルジェニツィンのような作家はいないのかな ということでした。
 いるけれども私が知らないだけだったら、まだいいのですが……。(変な表現です

 私は、学生時代にこの「イワン・デニソビッチの一日」(ソルジェニツィン/小笠原豊樹訳)を古本屋で買って読みました。
 
 旧ソ連も今の北朝鮮と同様に「人権抑圧国家」として、西側諸国からは白い目でみられていましたが、それでもスターリン時代の収容所の一日を描いたこの「イワン・デニソビッチの一日」は出版できたのです。そう考えると、旧ソ連の体制は今の北朝鮮よりは大分上だったといえるでしょう。

 韓国には北朝鮮から脱北してきた人が多数いると聞きます。韓国からソルジェニツィンのような作家が生まれても不思議ではないと思うのですが、果たしてどうなのでしょうか?

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