先週、目に留まった記事です。
【北京7日共同】日本の著名作家、故司馬遼太郎氏の代表作の1つである「項羽と劉邦」が7日までに中国の南海出版社から初めて出版された。中国では、村上春樹氏の現代小説などがベストセラーとなっているが、日本人が書いた中国歴史小説の翻訳は珍しい。
中国の有名作家、熊召政氏は中国紙、東方早報に対し「司馬遼太郎氏の中国史への研究(の深さ)は驚くべきもの」と称賛。「口語で物語る方式で項羽と劉邦の死闘を描き、普通の小説とは違った独特の心地よい読後感がある」と評価した。
「項羽と劉邦」は秦(紀元前221-同206年)の滅亡後、覇権を争った2人の武将を描いた英雄劇。
司馬氏は1994年、台湾の李登輝総統(当時)と対談。李氏が「台湾人として生まれ(ながら)台湾のために何もできない悲哀があった」と発言したことから、「1つの中国」原則を掲げる中国政府の強い反発を招いたことがある。
「項羽と劉邦」は趙徳遠訳。上下巻で小売価格は49・8元(約730円)。
中国で「項羽と劉邦」出版-司馬遼太郎氏の歴史小説
中国で出版された司馬遼太郎氏の「項羽と劉邦」=7日午前、北京市内の書店(共同)
ちなみに、今の共産中国における出版業界の規模は、日本と比べてどうなのだろうか? 日本では何年も前から「活字離れ」とか言われ、本が売れないという話をよく聞きますが、それでもお隣の韓国と比べれば未だ本を読んでいる方だという話を聞いたことがあります。
中国の農村部はまだまだ貧しいと聞いていますので、13億人の中国を1億人の日本と単純に比較すれば、日本人の方がよく本を読んでいるという結果がでるだろうということは予想できますが、それはアンフェアな比較のような気もします。
例えば上海地方だけとの比較とかではどうなのだろうか?
【北京7日共同】日本の著名作家、故司馬遼太郎氏の代表作の1つである「項羽と劉邦」が7日までに中国の南海出版社から初めて出版された。中国では、村上春樹氏の現代小説などがベストセラーとなっているが、日本人が書いた中国歴史小説の翻訳は珍しい。
中国の有名作家、熊召政氏は中国紙、東方早報に対し「司馬遼太郎氏の中国史への研究(の深さ)は驚くべきもの」と称賛。「口語で物語る方式で項羽と劉邦の死闘を描き、普通の小説とは違った独特の心地よい読後感がある」と評価した。
「項羽と劉邦」は秦(紀元前221-同206年)の滅亡後、覇権を争った2人の武将を描いた英雄劇。
司馬氏は1994年、台湾の李登輝総統(当時)と対談。李氏が「台湾人として生まれ(ながら)台湾のために何もできない悲哀があった」と発言したことから、「1つの中国」原則を掲げる中国政府の強い反発を招いたことがある。
「項羽と劉邦」は趙徳遠訳。上下巻で小売価格は49・8元(約730円)。
中国で「項羽と劉邦」出版-司馬遼太郎氏の歴史小説
中国で出版された司馬遼太郎氏の「項羽と劉邦」=7日午前、北京市内の書店(共同)
ちなみに、今の共産中国における出版業界の規模は、日本と比べてどうなのだろうか? 日本では何年も前から「活字離れ」とか言われ、本が売れないという話をよく聞きますが、それでもお隣の韓国と比べれば未だ本を読んでいる方だという話を聞いたことがあります。
中国の農村部はまだまだ貧しいと聞いていますので、13億人の中国を1億人の日本と単純に比較すれば、日本人の方がよく本を読んでいるという結果がでるだろうということは予想できますが、それはアンフェアな比較のような気もします。
例えば上海地方だけとの比較とかではどうなのだろうか?