「平城宮跡」で 野鳥の特別写真展が開催中とのことで出向いてみました。
展示会場は朱雀門広場にあり 平城宮跡について学べるガイダンス施設である「いざない館」の企画展示室です。
この写真展は 平城宮跡に生息する野鳥を20年前から撮り続けられてきた写真家である「藪 重幸氏」の初めての個展で・・・
「平城宮跡・鳥の組曲~平城宮跡とその周辺に生きる鳥の物語~」と言うタイトルが付けられています。
会場内には 平城宮跡で撮影された野鳥写真約150点が 季節ごとに区分けされ解りやすく展示されています。
この日は 撮影者の藪氏も来場されており それぞれの写真に関しての興味深い撮影秘話も聞くことが出来てラッキーでした。
こちらは同時に展示されていた 木材から精巧に掘り出された「バードカービング」の作品ですが 見事な出来栄えに感心!
その後宮跡内を散策してみましたが 今は花も鳥も少ない時期なのです。
そんな中見られたの花としては まずは名前に似合わず可憐な姿の「ヘクソカズラ」でした。
こちらの小さな花は 「タデ」の一種でしょうね。
「ガマの穂」も水辺に沢山見られましたが はじけかけていました。
どこにでもある「エノコログサ」も 背景と組み合わせると中々素敵です。
平城宮跡は草原・湿地・樹木等が多く 野鳥の生息には適した場所であり バードウォッチングの名所にもなっています。
今回の写真展を通して 多くの珍しい鳥が見られることもわかり 有意義でした。
この時期は 夕暮れ時に約5万羽が集まる「ツバメのねぐら入り」が有名で 夕空を埋め尽くすツバメの光景が見られますよ。