川沿いを散歩していると 毎年同じ場所で見かける可愛い野花があります。
それは「ツルボ」で 何故か川堤のある地点にのみ群生し 他の場所には縄張りを広げてきません。
開花前はツクシに似た花穂なのですが 小さな花が密集して咲いてくると中々の美しさです。
アップで撮ってみると こんな感じです。
そして川沿いの別の場所では 山の傾斜面に何やら沢山の花を見つけました。
どうやら「葛の花」のようで ツルを他の木の枝に巻き付け かなり上の方まで進出しています。
川堤等でも葛はよく見かけますが これだけの花は中々目にすることがありませんでした。
近づくとこんな感じ これも結構趣がありますね。
本日紹介した2種の植物ですが 花が可愛いだけではなく薬としても使用されます。
ツルボは その球根をすり潰すと 皮膚病・神経痛・火傷等を負った際の湿布薬としての効能があります。
また葛は 薬用としては漢方薬の「葛根湯」として多用されていますし また食用としての葛粉は良質なでんぷん粉
として 和菓子等に重宝されています。