さちよ

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震度とマグニチュード

2006年11月16日 | Weblog

昨夜、北海道千島列島沖で地震が起こりました。
マグニチュード8.1という巨大地震。驚きましたね。

そんな折、「マグニチュードと震度って、どう違うの?

と以前聞かれたことを思い出しました。このブログを読んでくださっている方の中にも、同じ疑問をもたれている方もいらっしゃるかな・・・と思いますので、ここで少しお話します。

マグニチュードとは、地震の規模をあらわす尺度で、ひとつの地震に数値はひとつです。「M」で表示されます。 震度と違うのは、小数があるということ。

震度とは、ある地点での揺れの程度を表します。
0から7までの数値で、5と6だけ強と弱が付きます。小数はありません。
マグニチュードにかかわらず、震源からその地点までの距離、震源の深さ、伝播経路、地盤条件によって、震度は左右されるので、必ずしもマグニチュードと震度は比例しません。

マグニチュードには、計測方法や地震波の種類によっていろいろな種類がありますが、通常報道されるのは、「気象庁マグニチュード」といわれるものです。

マグニチュードが0.2大きくなると、地震エネルギーは2倍に、1大きくなると32倍に、2大きくなると1000倍にもなるとされています。

広島の原爆が、M6.1に相当するといわれ、関東大震災ではM7.9、記憶に新しい兵庫県南部地震では、M7.2なので、今回のM8.1というのは、ものすごく大きな地震だということがわかりますね。