さちよ

さちよ

  もうすぐ上棟です。

2016年03月31日 | Weblog
  来週上棟予定の現場に、材料が入りました。
  かねてより手刻みで仕上げていた材料です。
  
  
  この現場は、これから倉庫を建てていくのですが
  2棟同時に上棟して進めていきます。

  お施主さまは、とても「木」や「構造」に興味を
  持って下さり、手刻み中の作業場へも何度か足を運んで
  下さいました。こうして興味を持って下さることが、
  私たちにとって、とても励みになります。

  来週の上棟、楽しみです!!

  今日の作業風景

2016年03月14日 | Weblog
  外では社長が、野物と向き合って
  
  
  こんなノコギリ↓も登場
  
  作業場の中では、職人さんたちが、柱などを加工中です。
  
  
  
  いろんな加工の形がありますね~

  ヒノキ野物の墨付けと、エクステリア工事

2016年03月09日 | Weblog
  社長が、ヒノキの“野物”の“墨付け”に入りました。
  
  
  墨付けの経験の浅い職人さんは、四角い木材の墨付けはできても、
  曲がった野物の墨付けは出来ないことが多いです。
  こればっかりは、経験を積むしかないのですが、その経験を積める
  現場も今では少なくなってしまいました・・・。

  大工さんは、2Dの平面図を見て墨付けをするのですが、
  頭の中ではすでに、木材を組み上げて上棟した3Dの建物を
  イメージできており、それを基に墨付けをしていきます。
  私はまだまだ、図面だけではイメージできない部分があったりするし、
  イメージできても、実際の木材にどうやって線を引いて刻めば
  その通りの形に加工できるのか、理解に苦しむことがあります。
  職人さんの頭の中ってすごい!!

  そんな中、エクステリアのリフォーム工事が進んでいます。
  
  もともとは、土間コンクリートの駐車場で何もなかったスペースですが
  居間の目隠しを兼ねて、エントランスっぽくおしゃれにしたいという
  ご要望です。目隠しフェンスや柱を立てて、乱石でアプローチを作り、
  木を植えて少しずつお庭やエントランスの雰囲気が出てきました。
  
  あともう少し!

  ヒノキの「野物」が入荷です。

2016年03月03日 | Weblog
  
  ヒノキの「野物(のもの)」が入荷しました。
  私の手と比べると・・・
  
  このくらい!
  これから建つ、O様邸の倉庫に使います。
  とっても立派なヒノキでしびれます!
  「野物」というと、「松」が多いのですが、今回はヒノキで。

  作業場では
  
  社長が“墨付け”(木材を加工するときに、基準となる加工の線を引く作業)
  をして、職人さんがその“墨”の通りに“刻み(加工)”をしています。
  

  最近、業界で問題になっているのが、上記の“墨付け”ができる
  職人さんが少なってきたこと。最近では、工場で設計図通りに
  木材を加工してきてしまうことが多いため、“墨付け”をする
  必要がなく、ひいては現場でも、工場からきた木材を組み立てるだけなので
  “刻む”必要もなくなってしまい、その技術も廃れつつあるという現実。

  新築では、この先これらの技術がなくても良くなってしまうのかも
  しれませんが、リフォームでは必要不可欠の技術です。
  なんとか、微力ながらでもこの技術を継承していけたらと思う毎日です。