さちよ

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  今日の作業場

2011年07月30日 | Weblog
  今日の作業場では
  
  なにやら社長と職人が削っております。
  これは新築現場で、テーブルとして使おうと思っている杉板。
  居間の堀座卓にしようと計画中です。
  表面は“かんなくず”がたくさん乗っているので裏面見てみましょう。
  
  裏面には、横に3本、溝が加工してあります。
  これは
  
  こう使うのですが、板の“そり”を極力なくすために、別の木を
  挟み込みます。どうしても、無垢の板はそって(反って)しまいます
  からね。
  会社にストックしておいた杉の板なので、もう随分乾燥していますから
  ここから加工すれば、それほど“狂い(くるい)”も出ないとは思います。
  このテーブルに座るのが、楽しみだ~

  ステンレス屋根

2011年07月29日 | Weblog
  新築現場では、いま屋根工事が入っています。
  
  ステンレスの屋根材で、上から下まで一枚の板で葺いていきます。
  その長さ、10メートル超!
  継手は長手方向だけなので、雨漏りの心配は、ほぼ無用です。
  お施主さまのこだわり。
  ここは沿岸部なので、ステンレスなら安心です。

  その下では、
  
  大工さんが木工事をコツコツ進めています。

  さて、昨日行ってきた講習「自立循環型住宅設計」。
  非常に勉強になりました。
  お客様へわかりやすく住まいの性能などをご説明できるように
  資料をこれから作ろうかと思っています。

  抜け殻が!

2011年07月27日 | Weblog
  いま、袋井市でエクステリアの工事をさせていただいている
  のですが、打ち合わせ中、なにやらモゾモゾ土の上で動く物体が。
  なんだろ~と見てみれば
  
  「セミの抜け殻が歩いてるっ!!」「いやいや、まだ抜けてないから」
  なんてことを話しながら、携帯のカメラで撮ってみました。
  動揺かくせず、なんともピンボケな写真となってしまいましたが
  手のひらに乗ってきた、いますぐにでも羽化しそうなセミのさなぎ(?)は、
  とってもかわいくて感動しました。
  私、抜け殻しか見たことなかったんですよね。
  しばらく手に乗せていると、むぎゅ~っと前足(?)で挟まれてしまったので
  大事に木の下へ戻しておきました。いつセミになるのかな。
  
  さて、新築現場では
  
  耐力壁が次々と施工され、先日社長が作業場で作っていたトイレ用本棚は
  
  こんな感じで仕上がり、無事お嫁に行きました。
  
  そして明日、私だけ研修で名古屋へ行ってきます。
  「自立循環型住宅設計講習会」に参加するのですが、“住宅における生活時
  のエネルギー消費50%削減をめざす”という設計方法。
  勉強してきます!

  安藤忠雄さん

2011年07月25日 | Weblog
  みなさんは、「安藤忠雄」という方をご存知でしょうか。
  ものすごく有名な建築家であり、現在わかりやすいところで
  いうと、スカイツリーの監修をし、東日本大震災復興構想会議
  議長代理をしている方。昨年は文化勲章を受章されました。
  そんな方が昨日、浜松で講演会をしてくれるというので
  嫁ぎ先のお仕事を少し抜けさせてもらい、行ってきました。
  
  しかもサインまでもらうというミーハーぶり!
  さすが安藤さんというだけあって、2000人入る会場は満席。
  チケットはすぐ完売してしまったそうです。
  私は、正直言ってしまうと「建築家」と呼ばれる人は好きではない。
  どうしても、自分の作品を押し付けようとしているとしか思えないから。
  実は安藤さんについても、同様の思いを持っていました。
  “使いにくい”という声が多いのです。
  しかし、昨日の講演会でそんな印象も一変。逆に共感できる部分が
  たくさんあり、自分でも驚くほどでした。
  “使いにくい”それは何でも揃い、何でも楽になった現在の生活が
  そう思わせているんだな、そう思いました。
  安藤さんは「住宅」という著書の中で
  “近代化の末に、画一化・均質化していく住環境を問題視していた。
   白く明るいモダンリビングを唱えるばかりの型にはまったマイホーム像に
   反感を持ち、その前提にある機能を第一義とする理論にも疑問を
   感じていた。”と書いています。なるほど。
  そして、今の時代はとにかく過保護になりすぎているというお話でした。
  私たちが生きていくためには、様々な感覚を頼りにしている。
  過保護にすることで、生きるための感覚が鈍ってしまっていると。
  ・・・うん。私も、そう思う。
  子どもたちに、とにかく教養と五感をフルに使った教育をとおっしゃって
  いました。

  そんな安藤さんが実行委員長を務める
  「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金」。
  子どもがまだない私にとって、一番寄付をしたい、使ってもらいたいと
  思っているのが震災遺児や孤児のこどもたち。
  少しでも力になれれば。私も参加しようと思っています。
  

  音響が良かった!

2011年07月23日 | Weblog
  本日お引渡しをさせて頂いた、新築のS様宅。
  ご主人さまから、意外なお言葉をいただきました。
  ご主人さまのお部屋は
  
  こんな感じで、全面に杉の板を施工してあるのですが、
  ご主人さまがこの部屋で、普通のラジカセで音楽をかけて
  みたそうです。すると、すっごく良い音になって感激したと
  おっしゃるのです。当初は良い音響設備を購入しようかと
  考えていらっしゃったそうなのですが、このままで十分満足だ!
  と喜んでくださいました。
  早速、私も聴かせていただくと・・・
  オペラ曲だったのですが、まるでホールにいるかのような
  音の広がりと、音の柔らかさに驚きました。
  まさか、こんな効果があるとは!!木ってこんな効果もあるんですね。

  さて、本日の作業場では
  
  職人さんと社長が、本棚を作っています。
  S様の新築現場のトイレに設置する予定。トイレも大事なリラックスゾーン。

  そして進行中の新築現場では
  
  筋交いと金物の確認作業が延々と続いています。
  こちらのお宅も、出来上がりがとても楽しみです!