二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

彪駒再び!

2014-02-25 15:19:47 | ■工房便り 総合 
退院してかれこれ、3週間が過ぎました。

小手調べで、関西にも行き、尼崎の園田というところで、10数台の二胡の調整もやってきました。

こんなにはっきり音が変わる調整というのは初めてですというお客様も多く、今、関西の調整というのは昔から二胡の調整というのはこのような方法です、という形が決まっているようなのです。

これは致し方ないでしょうね。

二胡は伝統楽器だからというその伝統が重きをなしているようです。

しかし、私が楽器を調整して雑音消したり、今までよりは高音が出るように鳴った時のお客様の御顔を見ているのはとてもうれしいことです。

特に、彪駒を装着してがらっと、音の質が変わり如何にも二胡の音がするという風に感じられた時のお客様は、殆どが笑ってしまうようです。

こんな時には、早く光舜堂始めたいなとつくづく思うのです。

やっと来週、3月2日から光舜堂再開することが出来ます。

大変お待たせいたしました。

そうそう、彪駒、たまたま中国で二胡を習われている方が、来られて、中国の先生にも、彪駒一つ持って帰ることになりました。

たぶん来年の今頃には中国制の、豹駒というのが出てくるかもしれませんね。

なるべく正確に真似して欲しいのですが、木の種類の問題と、下部の切込みの微妙な薄さ、0,3ミリそして微妙な角度、そして最後の削りというのは是非正確に真似して欲しいことです。

そしてこの駒が、彪でも豹でも、二胡界全体の常識になってくれるのを望みます。

では皆さん3月2日お待ちしております。

西野和宏

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