二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

各地へ、というのはなかなか難しいハナシ

2011-03-26 18:06:11 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
現在、ジョージ・ガオモデルが2台、と、西野二胡が1台、
九州、福井に出向いております。

今後、日曜日しかやってない光舜堂営業日に合わせて上京せずとも、
少しでもお近くで西野製の二胡に触れていただけるように、
と各地での展開を予定して、この先、他の地でも販売を希望しているのですが、

現実はなかなか難しい。。。
その理由は、価格設定。

一部の方々からは高額、とのご意見もある西野製二胡。
ですが、日本で作る以上、これより安くは出来ない材料費。
恐らく、店主が木場の生れでなかったら、とてもこの値段では出せません。
(木場の材木店は、長い付き合いが無いと取引出来ません)
しかも材料を丸太で”大人買い”しているからこその最低価格です。

ところが、楽器店側からすると、
この鳴りに対してこの値段、は、過ぎて、
「これではウチの同価格帯の二胡が売れなくなってしまう」
だそう。

「この値段でこんなに鳴ると分かったら、みんなが西野二胡を買ってしまいますから扱えません」

そう言われ、数件の楽器店から取り扱いをお断りされてしましました。
なるほど、時代は折しも、中国元の高騰現在進行形。
今までは手が出た価格の二胡がどんどん値上げされています。
今は60万円だけど次に入荷する時には同クラスが80万になる、といった勢いだそうです。
まぁ、買う人全員が60万円クラスは望まないでしょうが、
比較的安めだった価格帯の二胡も、続々と高騰中。
そうなると、価格帯だけで並んだ場合、鳴りのレベルが歴然と表れてしまうので困るんだそうです。

あらら。。。

ではやはり、地道に日曜日やっていくしかありませんねぇ。
まぁ、西野製は好みが分かれやすいから、目の届く所で扱うのが一番ですし。
一民族楽器を越えた物を目指して製作しているが故、
その雑味の無い音色に、逆に違和感を覚える方も少なくはないのですよね。。。

なにより、売り手が商品に惚れこまなければ上手く売れないのは、どんな商売にも言えることですから、
惚れこんでくださる店員さんにウチの胡はお任せしたい。
となると、やみくもに各地へ拡げるより、その方が、製作者の想いまでも伝えていただける気がします。

そんな中で、引き受けて下さった2件です。
福岡県界隈の方、二胡ショップ 心響

福井県界隈の方、小林二胡教室(※お越しの際は、まずは電話等でコンタクト取ってからお願いします)。


あとは、光舜堂へいらしてくださいね。
光舜堂、明日12時より、2週間ぶりに営業いたします♪



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