楽器を送っていただくのはいつも不安ですね。
到着して開けてみて、無事な姿を見るとホッとします。
最近、楽器を送って来られる方がとても多くなりました。
全く初めての方というのは少ないですが、それにしても、
毎週3,4台は送られて来ます。
中には笑ってしまう物も在ります。
ある中国人の、楽器屋さんが、棹が折れて、中国へ出すより安いだろうと、、、
安いと思われるのは問題ありますが、
ではどうぞ送って下さいという事になりまして、
もう次の日には、なんと折れた棹だけ4本もケースの中に入っていたのは、笑ってしまいました。
流石中国人、というかなんと言ったらよいかただ笑ってしまいました。
光舜堂なら、たとえ折れた頭でも全く分からないようにできると、
どうやら、ちゅごくから仕入れたもので、折れているのを直しに出したのに違いないというくらいな数です。
そうですね最近は楽器屋さんからも修理の依頼が増えています。
皮張りとか、中国へ出すより安心だという事なのか、安い!と思われているのか、
どうやら皮張りは、ほぼ同じくらいの金額らしいですし、
運送費等出来上がりの問題点のなさから考えると、結局光舜堂へ頼んだ方が安いらしいです。
それはともかく、初めて楽器を送って来られる方は、不安でしょうね。
いくら一度はお会いしたからと言っても、大阮などという、私も弾いた事も無い楽器を預けてくれた方に、
ただただありがたく思います。
こういう時は全力が出ますね。
結果とても良い勉強になりましたし、
修理して弾いてみたところ、フレットはゆがんでいるし、駒はきちんと設置されていないし、
一応お断りはしましたが、ついつい手が動いてしまうのです。
指板の歪みを直したり、駒を削りなおして、高さを少し上げたり等々、
とにかく自分が良い響きと思うようにしてしまう癖がありまして、(今までに問題になったことはありませんが)
楽器がこのように鳴ってほしいというのが、聞こえてきてしまいます。
ですから、お客様の処へ送り返す時には、
とんでもなく不安です。
こんなことがあるので、送りでの調整だけはお引き受けいたしません
ご自身の好みがあるでしょうし、木軸がブレていようとその雑音があったとしておそれが自分の二胡の音と信じていらっしゃる方も多いからです。
私の調整は、最大限その楽器の力を引き出すという事にあります。
中国っぽい音にしてほしいという方もいます。
正直どんなのが中国ぽい音なのかわかりません。
修理の時には問題ありません。
今まで具合の悪かったために起きている雑音や、くぐもり音、濁った音など
修理でなくなりますから、と説明できるからです。
また、皮を張替えても基本的には音色は変わりません。
新しいですから当然音は硬いですし、低音もそれほど出ませんが、音色は変わらないのです。
送る方はもっと不安なのかもしれないとは思いながらも。
気の小さな私の方はお客の手元に楽器が届いて、
「良い音色ですありがとう」
と言われるまでの不安というのは、もう修理なんかやりたくないなと、毎回毎回思います。
毎週3,4台は修理していますからほぼ毎日不安で眠れません、
これに比べると自分の好きな楽器を作っているのは楽しいですね。
でも、お客様が、頼んでよかったですと、お声をいただけたときの喜びは、これは代えがたい物も在るのは事実です。
どちらなんだよと、ほぉさんには良く笑われますし、
楽器を送り返して、お客様からお返事をいただけるまでの私の不安を傍で見ているほぉさんには、
もう修理やめたらとも言われますが、
鳴らなくなっていた楽器が、手を入れて手を入れるごとに、なっていく過程の楽しい事、
これでお客様に送らなくて済むなら申し分ありません。
あんまりうれしいとついお金の請求も忘れます、
え!なんだっけ?お客様に言われて、初めて思いだしたりすることなどもありました。
いずれにせよ、全国の二胡直したいとは言いながら、こんな不安を毎回、抱えていると、
寿命を縮みかねません。
これだけはご理解いただきたいのですが。
楽器を送るお客様も不安でしょうが、受け取って送り出す私も不安なのです。
ですので、本当に、私の楽器、任せる!!!と思えない方は、やめた方が良いと思います。
大体がお客様に家具や、建築あるいはインテリアをまかされても、プレゼンの絵も描いたことは無いし、書けないですから。、
作業途中のチェックなどもされたことがありません。
ハイ出来上がりましたよ、良いでしょ!!とこの50年以上仕事をしてきていますので。
とにかくお任せください。
少しでも不安に感じられたらやめた方が良いと思います、その不安私に移りますから。
、
到着して開けてみて、無事な姿を見るとホッとします。
最近、楽器を送って来られる方がとても多くなりました。
全く初めての方というのは少ないですが、それにしても、
毎週3,4台は送られて来ます。
中には笑ってしまう物も在ります。
ある中国人の、楽器屋さんが、棹が折れて、中国へ出すより安いだろうと、、、
安いと思われるのは問題ありますが、
ではどうぞ送って下さいという事になりまして、
もう次の日には、なんと折れた棹だけ4本もケースの中に入っていたのは、笑ってしまいました。
流石中国人、というかなんと言ったらよいかただ笑ってしまいました。
光舜堂なら、たとえ折れた頭でも全く分からないようにできると、
どうやら、ちゅごくから仕入れたもので、折れているのを直しに出したのに違いないというくらいな数です。
そうですね最近は楽器屋さんからも修理の依頼が増えています。
皮張りとか、中国へ出すより安心だという事なのか、安い!と思われているのか、
どうやら皮張りは、ほぼ同じくらいの金額らしいですし、
運送費等出来上がりの問題点のなさから考えると、結局光舜堂へ頼んだ方が安いらしいです。
それはともかく、初めて楽器を送って来られる方は、不安でしょうね。
いくら一度はお会いしたからと言っても、大阮などという、私も弾いた事も無い楽器を預けてくれた方に、
ただただありがたく思います。
こういう時は全力が出ますね。
結果とても良い勉強になりましたし、
修理して弾いてみたところ、フレットはゆがんでいるし、駒はきちんと設置されていないし、
一応お断りはしましたが、ついつい手が動いてしまうのです。
指板の歪みを直したり、駒を削りなおして、高さを少し上げたり等々、
とにかく自分が良い響きと思うようにしてしまう癖がありまして、(今までに問題になったことはありませんが)
楽器がこのように鳴ってほしいというのが、聞こえてきてしまいます。
ですから、お客様の処へ送り返す時には、
とんでもなく不安です。
こんなことがあるので、送りでの調整だけはお引き受けいたしません
ご自身の好みがあるでしょうし、木軸がブレていようとその雑音があったとしておそれが自分の二胡の音と信じていらっしゃる方も多いからです。
私の調整は、最大限その楽器の力を引き出すという事にあります。
中国っぽい音にしてほしいという方もいます。
正直どんなのが中国ぽい音なのかわかりません。
修理の時には問題ありません。
今まで具合の悪かったために起きている雑音や、くぐもり音、濁った音など
修理でなくなりますから、と説明できるからです。
また、皮を張替えても基本的には音色は変わりません。
新しいですから当然音は硬いですし、低音もそれほど出ませんが、音色は変わらないのです。
送る方はもっと不安なのかもしれないとは思いながらも。
気の小さな私の方はお客の手元に楽器が届いて、
「良い音色ですありがとう」
と言われるまでの不安というのは、もう修理なんかやりたくないなと、毎回毎回思います。
毎週3,4台は修理していますからほぼ毎日不安で眠れません、
これに比べると自分の好きな楽器を作っているのは楽しいですね。
でも、お客様が、頼んでよかったですと、お声をいただけたときの喜びは、これは代えがたい物も在るのは事実です。
どちらなんだよと、ほぉさんには良く笑われますし、
楽器を送り返して、お客様からお返事をいただけるまでの私の不安を傍で見ているほぉさんには、
もう修理やめたらとも言われますが、
鳴らなくなっていた楽器が、手を入れて手を入れるごとに、なっていく過程の楽しい事、
これでお客様に送らなくて済むなら申し分ありません。
あんまりうれしいとついお金の請求も忘れます、
え!なんだっけ?お客様に言われて、初めて思いだしたりすることなどもありました。
いずれにせよ、全国の二胡直したいとは言いながら、こんな不安を毎回、抱えていると、
寿命を縮みかねません。
これだけはご理解いただきたいのですが。
楽器を送るお客様も不安でしょうが、受け取って送り出す私も不安なのです。
ですので、本当に、私の楽器、任せる!!!と思えない方は、やめた方が良いと思います。
大体がお客様に家具や、建築あるいはインテリアをまかされても、プレゼンの絵も描いたことは無いし、書けないですから。、
作業途中のチェックなどもされたことがありません。
ハイ出来上がりましたよ、良いでしょ!!とこの50年以上仕事をしてきていますので。
とにかくお任せください。
少しでも不安に感じられたらやめた方が良いと思います、その不安私に移りますから。
、
いろんなものが集まってくるんですねー
私も先日酔った勢いで高胡?らしきものを落札してしまい…
材質も不明だしなんだかお土産っぽく(龍頭です)
弾けるのかコレは、と届いてからちょっと困りましたが
いざとなったら西野さんがいるから大丈夫と
妙な安心感を覚えた私でした
(頼り切ってます…スミマセン:笑)
日本の職人です。