二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

天然熟成の松脂は素晴らしいですね。

2024-03-27 10:11:53 | 光舜松脂 ヴァイオリン用
言葉で伝えるのは難しいですね.言ってみればこんな感じかもしれません。
ヒスイカズラです。
見たことのある方はお判りでしょうが、こんな画像では現しきれない美しさがあります。
爽やかな青から薄い紫まで、フト見ると濃い赤まで感じられるような濃厚さ、これこそ非日常というのが目に焼き付けられます。
天然熟成の松脂の凄さはここにあります。
擦弦楽器のそれぞれの弦そして木の持っている豊かな響きを演奏者の力ない応じて目の前にそして心の中まで染み渡らせてくれるネ色になります。
私の持っている天然熟成の松脂もそのごく一部でこのように感じさせる音色を紡ぎ出しました。
あまりにもそこだけ使っていたのですでに使い切ってしまったようなのです。
一つの松脂のそのほんの一部に出会った音色でした。
それを何とかしようと作りだし始めた光舜松脂です。
今のところ、0ゼロ・1・K20とその音色の部分部分は出来上がり組み合わせによってはかなり近いところにはなったと思ってはいるのですが、、、
でも、物つくりの性でさらにもっと!出来ないかとこの4年たくさん試してきました。
最初の00は相当魅力的な機能とネ色になったのですが、大変残念なことにしばらく使っていると弓が滑るようになってしまったのです。
成分同士が完全に結合していないのかもしれません。
このヒスイカズラも絵にかいても例えAIを使ってもCGでは顕しきれません。
自然の力の凄さです。
人の作り出すもので、その自然の凄さに唯一超えるものは音楽でしょう。
確かに、自然の作り出す音の妙というのもあるかもしれません。
しかし、人の心のあらゆる感情と感性を何時までもとらえておくような自然の音というのがあるとは思えません。
音楽はもしかしたら人が作り出したもので唯一自然を超えるものではないかと考えます。
その音楽の一部を支える擦弦楽器の数々、その人の作りだした楽器を響かせる最初の音が松脂だとしたら、その松脂を自然が偶然作り出したあるかないか分からない天然熟成ではなく、何とか作りだせないかと考える日々です。
もしかしたら、これかな?と思うものはできつつあるようですが、沢山の人に試してもらいたいと思い始めて、今その計画をしています。
松脂工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ


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