二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

弦によって変化してきた松脂、コントラバスの方は是非!光舜松脂「B」をお使いください。

2024-06-11 11:56:29 | 光舜松脂
今、数名の方から0ゼロseriesの1の感想をいただいています。
以前はH系の「1」をものを単に、1、として発売していました。
その後、クロサワ楽器さんなどと話し合い、また、コントラバス奏者の高橋徹さんにも試奏を重ねてもらい、このブログで募集したヴァイオリン弾きの方にも試してもらい、やはり楽器による違い、弦の太さ長さによる違いのグリップ感の違いは分けた方が良いという事になってきました。
確かに、光舜松脂K20などは、現実にヴァイオリン奏者の方が愛用してくださりまたコントラバスの方も愛用しくださっていますので、ヴァイオリンからコントラバスまでと言えると思います。
しかし、天然熟成の松脂とほとんど同じ状態の0ゼロは、流石にチェロやコントラバスの低音弦を、鳴らす!と皆さんが納得するようなグリップ力はありません。
ましてや、1950年以後ナイロンコアの金属線巻の弦が主力になって来た現在では、かなりのグリップ力が必要です。金属は滑りますから。
それまでの裸ガット弦にはそのような、!引っ掛かり!と皆さんが考えるような必要はありませんでしたから。
そういう意味では光舜松脂のK,とHタイプは今までの擦弦楽器用の松脂とは全く違うものになっています。全ての擦弦楽器を、それぞれの際立った音色でならします。かなり最初から特殊なものを作ってしまっていたのです。

音色としては、やはり全てのヴァイオリン系に合うのは0ゼロでしょう。
その豊かな音色は、あらゆる倍音を自然に弾きだすことにより実現しています。
そこでその0ゼロの硬さを、熱量と触媒の量を変えることにより、1,2、B
と変化させたのです。
基本的には、これらは、ほとんどの既存の松脂メーカーの松脂の上に乗せて豊かな倍音と操作性の良さを引き出します。

今回新たに0ゼロseriesを作りまして、今後の展開を考え名前を「1」にすることにしたため、以前のH系の「1」をお買い上げの方に、順次0ゼロの「1」を送らせてもらっています。
その中で、コントラバスを弾いておられるかたが何名かいらっしゃいまして、感想を送っていただきました。
「コントラバス系の柔らかい松脂を使っていたのだが、今回の「1」を上塗りしたところ明らかな違いを感じています」
「新しい1を送っていただきありがとうございました。ポップスの上に塗ったところ確かに音色も良くなり弾きやすくなったのですが、胴も以前よりは音量がでず、沢山塗ってしまって、雑音が出るようになってしまいました」
このようなご意見も来ています。
やはり音量の為にはグリップ力が必要ですので、「B」をお勧めしたのです。

どうもすこし誤解があったようで、コントラバス奏者の高橋徹さんが、ヴァイオリンからコントラバスまで、とおっしゃっていたのはあくまでも、それ以前にコントラバス用の柔らかい松脂を使っていなかった弓なら、、、という事なのですが、、、
どうやらきちんと伝わっていなかったようです。
ですので今回の0ゼロseriesは、グリップ力を変えています。
かといって、「1」は必ずしもヴァイオリンのみという事ではありません。
チェロの演奏者の方が、この「1」を「2」とくらべて、「確かに2の方がパワーも音量もあるが、自分の演奏には1の方が良い」と感想を述べられていたりもしますが。
ヴァイオリンの方でも、「1」と「2」と好みの差があるようです。
勿論「2」の方が音量はあるのです。

ではどちらを購入すればよいの??

本当にみなさん感覚は違います、お持ちの楽器も違います、ましてや弓はさらに違いが大きいのです、そして弓毛一つにしても張り方、毛の質、そして量それぞれに演奏に差が出てくるのが、ヴァイオリンです。
そこで、今回の「0N」で皆さんご自身の好みを試していただこうかと考えています。
「0N」は「1」と「2」のちょうど真ん中ぐらいのグリップ感です。
これでお試しいただいて、もしもっとグリップ感の強いをお望みでしたら「2」を、もう少しグリップは弱くてもご自身には合うと考える方には「1」を購入していただきたいのです。
これはお試しですから、光舜松脂製造販売所だけでの発売になります。

そして、コントラバスの方は是非「B」をお使いください。特に、柔らかい松脂の上に乗せても光舜松脂の良さが引き出せます。
もち論今までヴァイオリン系の松脂を使っていた弓にはなおさらです。
また、コントラバス用には、この夏に K20と熟成Hをお届けします。(今まで、ヴァイオリン系の松脂を使っていた方のみ限定です)

工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ





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