「光舜松脂製造販売所」という名前で、通販を始めます。
5月9日午前中には始めます。
弓で弾く楽器は、弓毛に付けた松脂が最初の振動を弾き起こします。
その最初の振動が楽器の良い音を弾き起こし、弾く人が楽に、聞く人が心地よく音楽を楽しめるような松脂作りを光舜堂は目指します。
地面の中で松の樹液が数十年熟成されて、天然に生成された松脂というものが100年くらい以前には普通に使われていたようです。
楽器が生まれたころの松脂というのはそのようなものであったはずです。
しかし、すでに大変希少なものとなり、また安定した性質のものが少ないのです。
私ども光舜堂は、天然熟成の松脂をモデルとして再現し、安定した商品として、あらゆる擦弦楽器が弾けるように作り上げました。
単に擦弦楽器用の一商品という事ではなく、楽器そのものの本来の音色を響かせられるようにしたいと考え、作り上げました。
通常に販売されているものとの違い、松脂成分に由来するもの以外まったく使用していません。
松脂本来の細かな粒子の塊です。
その細かな粒子になることで、弦のすべての耳に聞こえる音を引き出すことができ、豊かな音色を実現できます。
細かな粒子であることで、音の立ち上がりも早くキレも良いことを実現します。
わざとらしい引っ掛かりではなくとも弓の動きに応じたｆｆを実現し、限りなく弓毛一本で鳴るようなｐｐまで実現し、演奏者の感性を十分引き出すはたらきをするでしょう。
また油分など異物を混合することで弦や弓毛に松脂がこびりつき雑音の原因を作る事もありません。
車のなかや室内での昨今の異常なでも高温でも溶けて変形、変質することもありません。
０ゼロ・１・２・Bのゼロシリーズは、天然松脂に限りなく近い０ゼロを基に、擦弦楽器のそれぞれの弦の長さや太さに対応すべく、少しずつグリップ感を強くしそれぞれの楽器の個性や、演奏者の感性によってヴァイオリンからチェロまで良く鳴らすことができます。
「B」は普通に新しい馬毛でも十分にチェロやコントラバスの低音を響かせますが、コントラバスやチェロ専用と言われる引っ掛かりを重視した柔らかい松脂の上にものせることが出来、その柔らかい松脂では鳴りにくかった高音部やハイポジションをも豊かに鳴らすことができる特徴を持っています。
また発売予定は先になりますが、
天然に熟成した松脂を研究する事で、天然にはありえない「ｋ」タイプあるいは「H」タイプを作り上げたと感じています。
Kタイプは、松脂の粒子を更に熟成させより硬くしたもので、華やかな音色を引き出します、またHタイプはより密度の高い粒子を作り出し、重厚な音色を醸し出しだします。
これらに、より倍音の多い0ゼロシリーズを上乗せすることにより、同じ楽器とは思えないほどの音色の変化をも楽しめます。どうぞ０ゼロシリーズと併用して音色を楽しんでください。
松脂工房光舜堂西野和宏＆ほぉ・ネオ
尚二胡系の光舜松脂の発売は、弦堂さんと桐子ちゃんのお店桐桐精品店さんでの発売です。
桐子ちゃん大変失礼しました。