頭折れの中には2種類あります、
一つは、接着面の近くの木がもろいところで、折れる場合。
この場合は木の断面がぼそぼそと、いかにも気が割れたという風に見えますのでわかりやすいですね
二つは、木と木を接着していたところの接着がはがれる場合。
これは、断面がスパッと切れた状態で平ですから、直しやすそうに見えます。

こんな感じですから、まあきれいに直しやすそうですね。
それでも、こんな程度の治し方がほとんどです。

中に白いラインが見えますね。
これは前のボンドが残っているのです。
ボンドそのものが弱くなって取れたのですから、この残っているボンドも弱いのです。
その上からいくら接着剤を付けても、再度取れます。

ボンドはよくよく見るとこのように残っているのです。

このボンドを刃物できれいに取ります。
それから接着剤でつけますが、
どうしても皆さんがやった場合、ボンドの量が多く、

このようにボンドの厚みが見えてしまいます。
なるべくボンドを少なくして、
紙やすりなどで切断面をきれいに磨いてからとれた頭を付けると、

このようにきれいにつきます。
まあ、これは、最終きれいに磨いたところではありますが。
やってみてください。
一つは、接着面の近くの木がもろいところで、折れる場合。
この場合は木の断面がぼそぼそと、いかにも気が割れたという風に見えますのでわかりやすいですね
二つは、木と木を接着していたところの接着がはがれる場合。
これは、断面がスパッと切れた状態で平ですから、直しやすそうに見えます。

こんな感じですから、まあきれいに直しやすそうですね。
それでも、こんな程度の治し方がほとんどです。

中に白いラインが見えますね。
これは前のボンドが残っているのです。
ボンドそのものが弱くなって取れたのですから、この残っているボンドも弱いのです。
その上からいくら接着剤を付けても、再度取れます。

ボンドはよくよく見るとこのように残っているのです。

このボンドを刃物できれいに取ります。
それから接着剤でつけますが、
どうしても皆さんがやった場合、ボンドの量が多く、

このようにボンドの厚みが見えてしまいます。
なるべくボンドを少なくして、
紙やすりなどで切断面をきれいに磨いてからとれた頭を付けると、

このようにきれいにつきます。
まあ、これは、最終きれいに磨いたところではありますが。
やってみてください。
そして、今日の記事ありがとうございます。
写真を拝見すると、同門の方が自己修理したのはダメダメな例で、やはり修理をお願いした方が良かったかもしれません。
ところで、一つ御質問良いですか?
二胡・バイオリン・ギター・三線等のネックが曲がって太くなっているのは偶然ではないと思うのですが。
棹の頭が無い二胡を側で聴いてたら、以前より音量が大きかったのです。
龍頭二胡の記事でも何度か触れられてたと思うのですが(棹頭で音を留めて遠鳴りさせる?)、棹頭・曲線の役割についてもう一度教えて頂けますか?
いつも、お会いしたら質問したい事がありすぎて何かしら忘れます(笑)
二胡の頭の曲がっているのはあれはデザインだと思います。しかし普通の中国製の二胡の頭を大きくすると、遠鳴りがするのも事実です。
頭が取れた二胡の音が大きくなったという事ですが、そういう事もあります、棹が鳴るようになったのかもしれません、案外棹まで振動している二胡というのは普通は少ないです、頭が軽くなって棹まで振動し始めたのかもしれませんね、そばで聞いていると音は大きいのに遠くで聞くと聞こえてこないなどという事もしばしばあります。しかしきちっと棹が振動している楽器に関しては、頭が重いほうが棹の振動は大きくなります。棹がその楽器の胴の鳴りより太いと棹は鳴りにくいです。その辺が楽器つくりの不思議なことでもあり、面白いところでもあります、棹も長くすると振動しやすくなりますから、なるべく千金も上のほうが良く楽器は鳴ります、演奏家の許可さんの楽器などはその良い例ですし、昔の二胡はあと5センチほど棹が長かったです。今日本ではみょうに、千金の位置はその人の手に合わせるなどという事がまことしやかに広まっていますが、良い音が出ないと苦労している人の千金の位置が低すぎるという事は、かなりあります。チェロなどは小さな女性でもみな同じピッチで音階ができていますし、あのかわいらしいどちらかというと大きく無い手の桐子ちゃんなどもかなり高めの位置で千金は巻いてあります。
大変勉強になりました。
機能を追及していったら、結果としてデザイン美にも繋がっていたという話しを聞く度、感銘とこの世の不思議さを覚えます。
(パッと浮かぶのは、飛行機・新幹線やスポーツウェア等でしょうか。)
確かに、ピアノにしろ弦楽器にしろ吹奏楽器にしても、体のサイズ別楽器なんて思い浮かびません。
(子供用のオモチャに近い楽器は別として。)
良く仰ってる様に、手の大きさに合わせて千斤の高さを決めるのは、本末転倒なのかもしれませんね。
また、来店時、運弓技術の習得具合によってデンペンの減る位置が違うというレクチャーを受けました。
運弓を見直す上で良いヒントになりました。
今後共よろしくお願いします。