二胡工房 光舜堂

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タイフーン・チェス

2013-10-23 09:20:25 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
寝ても、覚めても、麻酔薬でうつらうつらしていても、
ここ数日の大殿様の一番の気がかりは台風27号の行方。

なにしろいつもの読み通りの動きをしないノロノロ進度に加え、28号の出現で、
イベント当日の位置がはっきりしない。
状況判断の唯一の手掛かりは、時間ごとに発表される新しい天気図。
日本中からお客様がいらっしゃって下さろうとしているのですから、
皆様の安全の為、中止か、決行か、早い段階で決断しなければなりません。
その見極め時をいつにするかは、すべて最新の天気図にかかっているのです。

ベテラン気象予報士並に天気図を読み当てる殿は、
数日分の大陸側の高気圧と低気圧の張り出し具合の変化と にらめっこ。
「こいつが、こう出て来ると、こうなるんだが、、、」 とか、
「ここの海水温度が今週下がってきてるから、、、」 とか、
ワタクシにも説明してくれるのですが、チンプンカンプン。
それにしても、天気図睨んでいる姿は戦(いくさ)前の戦国武将?
地形図のごとく天気図読みながら、敵(低気圧とか、高気圧とか、27号とか)の動きを見据えています。

今のところ『藤原効果』が期待できる28号は味方のようで。。。

「こいつが急いでくれると、この辺りの海域で止められるかもしれないんだが。。。」
と、ワタクシにも解るようにと、緯度と経度のマスを使って28号の動きを説明します。
次の日の予想図を出して、進んでいる分の図で、
「ほら、この高気圧がこう来たから、今度はこうなって、、、」
更に次の日の予想図を出し、「やっぱり、こっちか!」
???
。。。ワタクシさっぱりわかりません。
ただ、例えて言えば、なんだか碁とかチェスをしているみたい。
先の手を読んだり、布石を置いたり、は、仕事の会話上よく囲碁に例える殿なので余計にそう思うのかな。

今回のは、どちらかというとチェス。
カタカナの名前が台風の勢力表に載っているせいかもしれません。
うーん、レキマー(28号)よ、急いで!
早く追いついてフランシスコ(27号)をやっつけておくれ!

本当は-、

実現ももちろんしたいけれど、ここまで準備したら既に或る種の達成感が出て満足いる我々。
自然災害ですから、中止も仕方ないと静観しているのです。 また、何か別の時にやればいいし。

無理やり、出演者やお客様皆様の道中の危険も考えずに強硬開演する事よりも、
いっそ、皆様の安全の為に、キッパリ中止を決断するのも大事だと思っているのです。

ただ、煮え切らないフランシスコの行動にはイライラ!

来るなら来るで、はっきりせいっ!
関東直撃が判っているならキッパリ中止を公表出来るのに、
アンタがトロいと、遠方の方々が鉄道や飛行機キャンセル出来ないじゃないの!

たまに、チェスでイライラすると駒を投げるマナー違反の輩がいますが、
今ならわかる、その気持ち。
地球盤の上のフランシスコ駒を、レキマー駒つまんでポーンと蹴り飛ばしたくなります。。。

台風フランシスコ、早くどっか行っちゃって!!




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