ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

「児童労働」の存在する国、日本

2010年12月04日 19時41分16秒 | 子ども
働く15~19歳、非正規雇用が4割 学生バイトは除く(朝日新聞) - goo ニュース

平成22年版 子ども・若者白書(概要/PDF形式)
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h22gaiyoupdf/index_pdf.html
第1部 子ども・若者の現状
http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h22gaiyoupdf/pdf/gaiyo_b1.pdf

15歳から17歳は、子どもの権利条約では「子ども」に該当し、
保護されなくてはならない年齢層。
日本の児童の定義でも「16歳までは児童」

学生のアルバイトを除いて、生計を立てるための労働をしていることは、
「児童労働」ではないのだろうか。

非正規云々の前に、それに驚く。

この記事を読み解くまで、
その事実に思い至らなかった自身を恥じる。

児童労働が歴然として、存在する国日本。



「性同一性障がい」への理解の拡がり。

2010年12月04日 19時28分22秒 | 子ども
中学でも女子扱い=性同一性障害の小6男子=地元教委に対策チーム・兵庫(時事通信) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-101204X357.html

飛躍的な広がりだと思います。

ドラマ「金八先生」で上戸彩ちゃんが演じたことが、
きっかけになって認知が広がった「性同一性障がい」

「デートDV」もテレビドラマから。
メディアの果たす役割は小さくない。

いま、報道系のメディアよりも、大衆向けのいくつかのドラマの方が、
より大きなインパクトを社会に与えうるポテンシャルを大きく抱えている、
そんなことを考えさせられる。

私から他者へ。ひとりから多数へ。

2010年12月04日 19時17分41秒 | 子ども
傘、寄付し続け2000本超 練馬区の糟谷茂さん(産経新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20101204122.html

一年に傘を2010本寄付。
その数だけでもスゴイ。
そして、続けていることが人に与える影響もまた。
静かに続けてきたことを見ている人がいて、間接的にそれを支えている人が生まれる。
やわらかい、あたたかい、市民の循環の一例だと、
つくづくとしみじみと思う。
1人でできないことはない。
それでも、はじめれば、誰かがついてくる。
ついてきた誰かによって、できることが大きくなる。
地道でステキなお話です。

**(記事一部抜粋)***
糟谷さんの生き方に共感したのか、近隣の人たちがそっと、要らなくなった傘を家の前に置いていくという。「考えてみれば、よく2010本も寄付できたものだ。皆さんの協力があってできた」と周囲への感謝を忘れない。11月16日に20本持っていったときは、ちょうど駅の傘立てに傘を補充する女性の姿があった。糟谷さんの行動が周囲に影響を与えている証左だ。
 「喜んでくれる人がいるだけで、うれしい。やめれば、ぬれる人が出る。雨にぬれた人が風邪をひいて、仕事を休んだら、社会にマイナス。小さなことだけど、世の中の役に立っていると思うと、気持ちがいい。健康が悪くならない限り続けたい」と、傘を寄付する行為が生きがいとなっている。
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高齢者から子どもまで。孤立化からの離脱。

2010年12月04日 19時05分34秒 | NPO
京都のNPO 通話の声から精神状態把握 スマートフォンで高齢者の心ケア (産経新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20101204136.html

***(一部抜粋)***
野村教授は「携帯端末は山間部でも手軽に使える通信手段。相次ぐ独居老人の自殺の予防策にもなり、独居老人への新しい支援の方法といえる」と話す。

燦の在田芳弘理事長(79)は「スマートフォンは使い方さえ覚えれば、操作は簡単。このシステムで、心の健康を維持するサポートをしていきたい」。

由結の柳生みどり代表(56)は「田舎でも最近は高齢者の孤立化は進んでいる。決して一人ぼっちではないということを伝えていきたい」と話している。
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孤立しているのは、決して高齢者だけではありません。
動けないということで深刻だから?
孤立感にさいなまれ自殺している子どもたち。
孤立感にさいなまれ虐待してしまうおとなたち。
孤立感にさいなまれ一家心中をしてしまう家族。
孤立感にさいなまれ家を出られなくなるひきこもり。

どこかしこにも「孤立」はあふれています。

高齢者から子どもまで。

少子高齢化社会が、
多数を占める高齢者層に手厚く、
少数である子どもに手薄い社会になりませんように。
どうか良い循環が引き起こされますように。
高齢者にやさしいまち、やさしいもの、やさしいひとは、こどもにもやさしい。
けしてかけ離れたものではないから。