誰がためでもなく、小さく咲く花 2012年04月23日 06時51分25秒 | 日記 芝桜のもとからチューリップが一輪。 球根を植えたのは、もう二年も前のことなのに。 そして、今朝いまにも降り出しそうな 薄暗い空のもと、 水やりすらできずにいるシクラメンが 小さく花を咲かせていた。 二年にわたり、越夏、越冬したシクラメン。 私の手、私の目も、かまいもせずに、 静かに、咲いた。 淡々と命をつむいでくれているのが ただただ、ありがたい。 ありがとう、の言葉さえ、うつろに流れていく。 凛と咲く花々を前に。 « 植物的、読書 | トップ | 映画三昧、物語三昧 »