ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

むむちゃんと、自転車。

2012年04月15日 00時45分31秒 | 日記
新学期がはじまって、私の出勤が早くなったのに伴って、
むむちゃんとぷうちゃんの動き出しも早くなった。

朝早いスタートは、新しい生活の大きなハードルだった。
子どもたちの適応力は高い。
むむちゃんもぷうちゃんも、パッチリ目覚めておおむねご機嫌の朝が続き、ホッとする。

むむちゃんにいたっては、私とぷうちゃんよりも早々と用意して
学校の始業よりずっと早く家を出るようになった。


保育園の運営会のときには、
親子ともども始まる前に少し腹ごしらえをする。

その軽いお夕飯を買う時間が、
お迎えの時間めがけて走る私には作り出せなかったりする。

むむちゃんが、むむが買っておこうか、と。
お試し気分でお金を渡してお願いしてみる。

おにぎりと、ぷうちゃんの好きなパンと、飲み物と、からあげくんと。
完璧。
ポイントカードにポイントもつけてもらって。

むむちゃん、すごい。
3年生って、すごい。


その日、むむちゃんは保育園まで自分の自転車に乗ってきていた。
2年生の終わりのころ、学校の安全教室で自転車の乗り方を教わり、
3年生になったら、大人が一緒でなくても
自転車に乗って良い、ということを学んだ。

特に、相談していたわけではなく、
むむちゃんは自転車で来ていた。

電動自転車であっても、
むむちゃんとぷうちゃんを乗せて帰るのは、
私の力も、自転車の耐性もとっくに越えてはいたのです。

むむちゃん、今日は自転車で来たの?
と、たずねると
だって、ママ、ふたり乗せるとたいへんでしょ。
むむ、3年生になってひとりで自転車のれるから。


胸がくっと熱くなる。
むむちゃん。。。

むむちゃんが育つ。
ぷうちゃんが育つ。

ぷうちゃんの成長は、いつだって子どもとしてのほほえましさがある。
むむちゃんの成長は、なぜだか、うれしくて悲しい。
急いで大人の配慮をできるようにさせてしまっているようで。

むむちゃん、ごめんね。と、心の中で。
むむちゃん、ありがとう、と、声に出してギュウっとする。
うれしそうに、誇らしそうに、照れくさそうに、笑顔。
もいちど、むむちゃんに、ありがとう。

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