ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

ぷうちゃんの「気をつけてね~」

2011年05月30日 11時15分49秒 | 日記
雨の日の月曜日。
子どもたちの出発の気分を案じつつ、ご機嫌の登校、登園にホッとする。

ぷうちゃんは、最近のマイルール、①保育士さんの前でバイバイと、②保育園の前の道をゆくママにバイバイ。
2回バイバイを今日も。

2回目のバイバイのあと、ぷうちゃんの声。
「ママ~、気をつけてね~!」

あぁ、むむちゃんとおんなじだ。
ふわぁ~っと、うれしくなる。

むむちゃんの声に、涙があふれたのは、昔のはなし。
ぷうちゃんの声に笑みがこぼれる。


むむちゃんとぷうちゃんと、重ねてきた時間を思う。

一緒に歩みながら記憶を明るく上塗りしていける。

生き続けるってステキだ。

震災孤族???…みなが忘れないと心にかけている今

2011年05月28日 16時21分11秒 | 社会
震災孤族
ですって。

被災した人たちを忘れない、
いっしょにがんばろう、ともにある、ひとつだ日本、
等々、のメッセージがあふれる中で、
それでも、実際のところでは、孤立がすすんでいるのでしょうか。

ネーミングが旗となり、防ぐ意識につながることがある。
レッテルがひとり歩きし、いっそう悲しみを募らせることがある。

その両方のことを知った上で、旗にも、レッテルにも
振り回されることなく、私にできることの中から、
胸をいためていること、いためている胸に寄り添いたいと思っている、
そんな存在があることを、そんなまなざしがあることを
届けたい。

そして、それだけでは現実はままならないというところに、
政府が打ち出せるだけの社会包含的な保障をつくりだしていけばよい。
それはきっと、根本的には、
「被災の有無にかかわらず」
生活の孤立化、生命の孤立を阻むものでなくてはならないはず。


震災で離別・失業…菅政権が「孤族」特命チーム(朝日新聞) - goo ニュース
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/K2011052802310.html
菅政権は、家族との離別や失業などで社会的に孤立した「孤族」を支援するための基本方針をまとめた。東日本大震災を踏まえ、「震災孤族」の増加を防ぐことなどが柱。特命チームが来週にも正式決定し、6月中に基本方針に沿った緊急政策提言をまとめる。

 基本方針では、震災で「多くの人々が生活と生業の基盤を奪われ、家族や地域の人のつながりを引き裂かれた」とし、復興を「今後の(孤族対策の)取り組み姿勢を問う試金石」と位置づけた。その上で、十分な対応をとらなければ「復興格差」が拡大していくと強調している。


読書日記5/27 辻村深月『ツナグ』

2011年05月28日 16時12分08秒 | 日記
第32回吉川英治新人文学賞受賞作品です。

死者に一度だけ、一晩だけ、1人だけ、会うことができる。

死者とつながるための使者「ツナグ」に依頼し、死者と会うお話。

先に読んだ『四十九日のレシピ』もそうだったけれど、
逝ったひとたちは、生きている人によって、
生きている人たちのために、生きている人の中に、
生き続けることができる。

ということを、描いた作品、と読んでいいのかな。

別れ方によって、悲しい生もある。苦しい生もある。
だけれど、多くが励ます生であり、勇気を与えるための生であり。

もう一度会いたい遺恨を残さずに、去ることができたらいいいと思う。
もう一度会いたい遺恨を残さずに、見送ることなど、できないけれど。


辻村深月の作品ははじめて。
はじめて読むのに作者じゃなく、作品を読んだ。
それだけで、二重まる。

雨、なり、不意の休日

2011年05月28日 16時09分50秒 | 日記
今日は高校の体育祭の予定だった。
昨日の職員会議で延期決定。
お昼休みに放送が流れて延期決定が告げられた。

生徒さんたちの濁点を多数つけた声が廊下中、校舎中にあふれかえる。

体育祭をこんなにも楽しみに待ち望んでいる、ということが新鮮だった。

まだ降り始めない放課後、ここ数週のとおり、
体育祭の練習の声。
この声をまだしばらく聞けるなら、延期もうれしい。


今日は、そんなわけで不意のお休み。
スケジュールの詰まる5月6月の週末の中で、
ぽっかりと空いた時間がありがたいです。

明日必死でやるはずだった仕事を終わらせる。
ずっと心の中で練ってきた内容なので、
とりかかると割にとんとん進む。
形にできてほっとする。

今日の夜は、そんなわけで友だちと飲み会、できることになりました。
だから、なんでも今日中に。明日に持ち込まないように。

と、せっせと片付けて過ごす一日。