ことりのあしあと

ほんのわずかなじかん、立ち止まって耳をすませて自分を見つめたい。そんなあしあとをペタペタとのこしています。

研究助成の授与式

2011年04月28日 17時25分06秒 | 日記

今日のお休みは、研究助成の授与式に出席するため。

ちょうど連休を1日前倒しになるのがうれしい。


疲れ果てて、会場にたどり着けるか、ほとほと自信がない出発。

それでも、歩き出したら、なんとかなる。

不似合いな、豪華なホテルでの授与式。

「若手研究者」の、若手にも、研究者にも、属さない感じを胸に抱きながら。


選んだのは、選んだ方々だもの。

と、開きなおって気づく。

招く力に、胸を借りて先に向かう進むんだ。

やりたいことのいくつかを意思表示した中で、ここにおいで、と、招かれて今がある。

力抜いて、やりたいキモチにしたがって向かえばいい、と、いうことか。


式の中で、財団の会長の大島美恵子さんがお話された。
「わかりやすい言葉で」「研究という井の中の蛙ではなく、社会に語りかけてほしい」

ステキなメッセージ。


特に、今回の助成枠7つのうちの1つ「実践研究」の枠の、いわゆる研究者と称されない私たちへの力つよいエールのよう。


そうだ、その歩みがある。
象牙の塔でも、白い巨塔でもなく、野に在る研究者。

ちょっとカッコいい。

実際は、しっちゃかめっちゃか、バタバタの中で、苦しみながら、挑んでいくと知っていても。

お休み

2011年04月28日 16時44分48秒 | 日記

ひと足はやく、お休み入りしました。

長い長い4月はひと足はやく、終わり。

きっとこんなに長い1ヶ月はそうそう無いはずです。

朝の雨上がりの深い青の空は、間もなく淡い水色に。

気だるい、陽気な、こいのぼりがぽっかり口をあけて待ってます。

読書日記4/25~26 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』角川書店2010.5.30

2011年04月27日 13時18分44秒 | 日記
おもしろかったです。

目も頭もぐるぐるするなか、短い時間を縫ってでも
一気に読んでしまいたくなる一冊でした。

『ペンギン・ハイウェイ』
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4-%E6%A3%AE%E8%A6%8B-%E7%99%BB%E7%BE%8E%E5%BD%A6/dp/4048740636

2011年本屋大賞3位の作品だから、紹介文を読みながら
子どもだましの内容か???と思いながら、
ちょっぴり厚い本だけど・・・と、チャレンジ。

読んでよかった。

奇妙な文体は『夜は短し、歩けよ乙女』とは、まただいぶ異なる独特っぷり。

でも読んでいると、なんだか、ウソやごまかし、みたいなものを
遠のけたくなった。

昨日の私は、読み終えて、猛烈にむむちゃんにあやまりたくなって、
仕事の休み時間にむむちゃんにお手紙を書いてしまいました。

この人の小説は
読み終えたあとのすがすがしさが、抜群によいです。
夏に読みたい一冊。

読書日記4/25@お昼休みの図書室 瀧羽麻子『うさぎパン』ダヴィンチブックス

2011年04月25日 16時55分17秒 | 日記
図書室は検診のため開室しているものの、
配架できないので、カウンターで読書に励むお昼休み。

今日の読書は、瀧羽麻子『うさぎパン』
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%86%E3%81%95%E3%81%8E%E3%83%91%E3%83%B3-%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E7%80%A7%E7%BE%BD-%E9%BA%BB%E5%AD%90/dp/4840118973

お昼休みだけで読み終えることのできるライトな一冊。

かみ応えのある、おいしいパンが食べたくなりました。

読書しながら、登場人物と同じ年齢の
高校3年生のおしゃべりに耳がそばたってしまう。

図書準備室は、すっかり自習室と化して、
お勉強しながら、お昼を食べながら、
おやつも食べながら、おしゃべりもする。

もっぱら受験のこと。

3年生だものね。

受験がうまく行かなかったら、
世界が閉ざされてしまうような、
ぎりぎりのところに立っているような感じをざわざわと思い出しました。

受験の先にはおとなとしての生き方のすべてが
かかっているようにも、思えてならなかった
あの頃のまっただ中にいる目の前の彼女たち。


実際は、おとなと言われる年齢になり、
子どもを育てたり、働いたりもしてるものの、
人生はでこぼこで、明日をも知れぬわが身。

だけれど、きっとどんな風にも生きていけることを知っている。

今は、あの頃よりもずっと気楽かもしれない。


作品の中の高校三年生よりも、
となりでおしゃべりしている彼女たちのほうが
ずっとずっと、おとなびて見えました。

月曜クラゲ

2011年04月25日 09時01分39秒 | 日記
海をただようクラゲのような、
空をただようシャボン玉のような、
月曜日です。


陸にあがって身を横たえたい、
心もとない月曜日です。


空の色が薄い朝。