ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

痛み

2020年01月16日 17時42分18秒 | Weblog

ドラマに出るなら、いってみれば自分を苛め抜くよう自分に

教えてきたいろんなツールがあるの。

自分の体の中に小さな剃刀の刃を入れているようなもので痛くてたまらない。

・・・・でもねえ。その痛みは絶対に、絶対になくならないの。

それがなくなることを求めちゃいけない。なくなるようなら、

タクシーの運転手になりなさい。これ、本気で言ってるのよ。

だって、その痛みこそがあなた方を先へと駆り立てていくものだから。

そしてその痛みの裏にもっと生産的な何かがあって、それでさらに遠くへと行ける。

痛みなんてあなた方にとっては、どんな理由にせよ、一番たやすいものよ。

人によっては痛がるよりも怒る人がいる。でも、

あなた方は痛がるほうが簡単でしょう。それをずっと続けていけばいいの。

それだけ。

そしたらいつの日か、それにお金を払ってもらえるでしょう。

でも、それもまた痛むわね。これっぽちかよって・・・。

(サリー・フィールド/アカデミー主演女優賞を2度、エミー賞主演女優賞を1度受賞した米女優、映画監督・・・『アクターズ・スタジオ・インタビュー』)

 

 

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