ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

end up quitting tennis

2021年08月27日 02時38分05秒 | Weblog
マッケンロー、大坂なおみがテニスを辞めてしまうのではないかと危惧
(Jun. 05, 2021, 03:00 PM BUSINESS INSIDER)
 
●ジョン・マッケンローは、自身のライバルだったビヨン・ボルグのように、大坂なおみがテニスを辞めてしまうのではないかと心配していると語った。
●1980年代、当時26歳だったボルグはテニスを楽しめなくなった、燃え尽きたと言って、突然引退した。
●「今の大坂は、似たようなことを感じているのではないだろうか」とマッケンローは自身のポッドキャスト『Holding Court』で語った。
 
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 ジョン・マッケンローは6月3日(現地時間)、自身のライバルだったビヨン・ボルグのように、大坂なおみがテニスを辞めてしまうのではないかと心配していると語った。テニス界は大坂の会見拒否とメンタルヘルスに対する懸念への対応を誤ったと指摘した。
 大坂は5月31日、全仏オープンを棄権した。大坂は、30日に行われた1回戦でパトリシア・マリア・ティグに勝利した後、記者会見を欠席したことで1万5000ドル(約165万円)の罰金を科されていた。
 全仏オープンの開幕直前、大坂は自身のメンタルヘルスを守るため、大会中は会見に応じない考えを示した。大会を棄権するにあたり大坂は、2018年以降「長い間うつ病を患っていて」メディアに向かって話をする前には「大きな不安の波」を経験してきたと明かした。
 フランステニス連盟は、大坂がメディア対応の責任を果たさない場合は、失格処分などさらなるペナルティーを科すと脅した。大会のツイッター公式アカウントも大坂を批判したようだが、投稿はその後、削除された。
 「わたしたちのスポーツを非常に心配している。ここ数日の出来事を見て、さらに心配になった」とマッケンローは自身のポッドキャスト『Holding Court』で、解説者で実の弟でもあるパトリック・マッケンローに語った。
 「なおみが最初にしたことは、権力者たちに考える材料を与えたとわたしは思っていたが、彼らは強力かつ威圧的なもので対抗しなければならないと感じたようだ。そして今、彼らのやったことは誰にとってもプラスにならなかった」
 「なおみはプレーしないと決めた。彼女は自分の気持ちをさらけ出した ―― これは外部の人間が知ることができたという意味では良かった。ただ、これで今後もさらに注目を集めることになると思う。彼女にとっては難しくなるだろう」
 マッケンローは大坂の会見拒否への対応はやり過ぎだとして、主催者側を批判した。
「わたしの意見としては、権力者たちが彼女を出場停止などで脅すようなことまでやる必要はなかった。それはスポーツにとって大きなマイナスになる。そして、それが彼らのやったことだ」
 
 グランドスラム通算7勝を誇るマッケンローは、今回の一件で1983年に26歳で突然テニスを辞めてしまったボルグを思い起こしたと語った。
 
 スウェーデン出身でグランドスラムで11勝したボルグは、1981年の全米オープンの決勝でマッケンローに負けた。ボルグは表彰式を待つことなく、コートを後にした。
 引退を発表した数日後、ボルグはニューヨーク・タイムズに、もうテニスを楽しむことはできない、燃え尽きたと語った。
 マッケンローは、大坂にも同じことが起こり得るのではないかと恐れているという。
「大坂が(テニスを)続けられなくなる危険性もある」
「彼女に何が起こるかは誰にも分からない。本当に心配だ。ビヨン・ボルグはこれまでにわたしたちのスポーツが経験した最高の出来事の1つだったのに、彼がゲームから追い出されてしまったように感じるからだ」
 「そして今の大坂は、似たようなことを感じているのではないだろうか」
 
[原文:Naomi Osaka could end up quitting tennis early just like the 1970s icon Bjorn Borg did, John McEnroe says]

 

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