きつねゆりセカンドハウス

きつねゆりは「グロリオサ」の和名です。
あの方の復帰を願いながら、
ぶつぶつつぶやいています(o'.'o)

きわめつけの名場面

2022-01-16 13:47:34 | ぺ・ヨンジュン

冬ソナ20周年企画/
ペ・ヨンジュンの2002年にタイムスリップ5「愛着」

『冬のソナタ』の第18話として放送された場面の撮影が続いている。
夕方にチュンサンとユジンが海岸近くの市場へ行くシーンが忘れられない。
本当に二人は楽しそうに、残り少ない時間を楽しんでいた。

チュンサンが食べ物を買いに行き、ユジンは約束した場所で待っていた。
しかし、ある年配の女性に荷物を持ってほしいと頼まれて、
その場所を離れてしまう。
戻ってきたチュンサンはユジンがいないことに驚き、
あわてて市場の人波の中で彼女を探す。
彼には、この旅がユジンとの最後の思い出、という気持ちがある。
それだけに、余計にユジンがいないことにあせり、不安でいっぱいになる。
それは、ユジンのいない毎日を早くも暗示する瞬間であった。

この場面は、NHKで放送された編集バージョンではカットされていた。
しかし、NHKの四度目の放送で韓国オリジナル版の
字幕バージョンを放送しているので、その中で見た人はかなり多いだろう。
ようやくユジンを見つけたチュンサンが、彼女に向かって珍しく怒る。
「僕がいなかったらどうするんだ……」

声を荒らげながらも、自分が去ったあとのユジンを心配している様子を、
ペ・ヨンジュンはやりきれないほどの切迫感を持って演じていた。
そして、きわめつけの名場面。
ユジンが寝たあと、深夜の海岸に1人立ったチュンサンは、
ユジンとの思い出の品々を次々と海に向かって投げつける。
そのときのチュンサンの悲しみを、
ペ・ヨンジュンは明日世界が終わってしまうかのように演じた。
感情表現という意味では、このときの演技が
ペ・ヨンジュンのキャリアの中で特に難しかったのではないか。
その後も、『スキャンダル』や『四月の雪』で感情の表し方が
難しい演技があったが、すべてを考え合わせても、
『冬のソナタ』で演じた深夜の海岸の場面にこそ、
俳優ペ・ヨンジュンの真骨頂が現れていたように思える。
それは、多くのファンと共通する点ではないだろうか。
だからこそ『冬のソナタ』の第18話は、
ファンにとって忘れられない回になっているのでは……。
あのとき、ペ・ヨンジュンがチュンサンになりきって
深夜の海に捨てた未練は、誰の心にもある、
叶わぬものへの限りない愛着だった。

それさえも捨ててチュンサンは一体どうやって生きていくのか……
劇中に入りこんだかのように、多くのファンの心配は尽きなかった。
(次回に続く)文=康 熙奉(カン・ヒボン)

私は、2話あたりから、ネット配信で視聴したので、
ヨンジュンの声で、カットもないフルバージョンで見ていました。
海に想い出を捨てるシーンは・・・・泣きましたァ~
チュンサンの悲しげな顔が思い出されます・・・
そして、男の涙の美しさを感じたシーンでした。
NHKの地上派は、60分に切っていたので、
1話あたり10分前後はカットしてました。
つまり、20話で200分・・・・3話分くらいがなかった訳です。

こうして、「冬のソナタ」を回想していると、
また見たくなりましたよ。
今日から見ようかな・・・