冬ソナ20周年企画/
ペ・ヨンジュンの2002年にタイムスリップ3「演技」
ユン・ソクホ監督の新しいドラマへの出演を決めたペ・ヨンジュン。
ユン・ソクホ監督の新しいドラマへの出演を決めたペ・ヨンジュン。
先に出演が決まっていたチェ・ジウとの共演も心強かった。
1996年に『初恋』で共演しているとはいえ、
当時はまだ2人とも新人に近い立場だった。
それから5年。
名実ともにトップ俳優となったペ・ヨンジュンとチェ・ジウの共演は
メディアでも大々的に報じられて注目を集めた。
2001年12月8日、『冬のソナタ』の出演者が集まり、
2001年12月8日、『冬のソナタ』の出演者が集まり、
シナリオを読む練習が行なわれた。
このとき、ユン・ソクホ監督はペ・ヨンジュンに久しぶりに会ったのだが、
「彼は俳優として風格が出てきた」と率直に感じたという。
このとき、ペ・ヨンジュンは29歳だった。
デビューしてから7年が経っていた。
寡作ではあったが、常に全身全霊を傾けて出演作に取り組み、
作品ごとに多様な演技スタイルを身につけていた。
しかも、その年の夏にはアメリカで3カ月あまりを過ごし、
しかも、その年の夏にはアメリカで3カ月あまりを過ごし、
見聞を広めることで人間的にも幅広い素養を身につけていた。
そうしたすべての要素が、ユン・ソクホ監督が言うところの
そうしたすべての要素が、ユン・ソクホ監督が言うところの
「俳優としての風格」に結びついていたのである。
ペ・ヨンジュンにとって、まさに『冬のソナタ』は
20代の最後を飾るにふさわしい作品だった。
ただ、心配な点があった。
ただ、心配な点があった。
それは、学生服を着て高校生役を演じるということだった。
韓国ドラマの常識からいえば、そういうときは子役を使うものなのだが、
ユン・ソクホ監督はそうしなかった。
「高校時代と10年後の姿が違うと、あまりにギャップが
大きくなってしまう」というのが理由だった。
……どう演じれば、普通の高校生のように見えるのだろうか。
ペ・ヨンジュンなりに、いろいろと工夫を試みた。
その中で、特に心掛けたのが、目の演技だった。
言いようのない孤独、出自に対する猜疑心、異性への恥じらい、
言いようのない孤独、出自に対する猜疑心、異性への恥じらい、
大人への反抗、初めての恋の喜び、純粋すぎる感性……。
そうした10代の情感をペ・ヨンジュンは目の動きで表した。
もちろん、29歳が17歳を演じるのだから、映像の上で違和感が
もちろん、29歳が17歳を演じるのだから、映像の上で違和感が
残るのは仕方がないことだが、
それでもペ・ヨンジュンが演じた高校生には、
「本当にこういう子がいるんだろうなあ」と思わせる真実味があった。
だからこそ、『冬のソナタ』は初恋を追憶するドラマとして
大成功したのである。
ユン・ソクホ監督の意図は正しかった。
仮に、高校時代のチュンサンに子役を使ったとしたら、
ユン・ソクホ監督の意図は正しかった。
仮に、高校時代のチュンサンに子役を使ったとしたら、
視聴者はこのドラマにあれほど感情移入できただろうか。
多少の無理は承知のうえで、ペ・ヨンジュンが高校時代と
10年後の両方を演じたからこそ、
初恋への追憶はあれほど真に迫っていたのである。
それは、高校時代と10年後を同じく演じたチェ・ジウも同様だった。
2人はまさに最高の共演相手を得たといえるだろう。
(次回に続く)
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
(次回に続く)
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
私が冬のソナタを見たのは、
世間ですごく流行っていると話題になっていたので、
どんなドラマなのかと興味を持ったからでした。
ですから、NHK地上波からです。
何も知らずに見たものですから・・・・
「何だ高校生の学園物のドラマか」と思ったのが最初でした。
だけど、主役のペヨンジュンの高校生が気になる・・・・
そして、10年後のチュンサンのミニヨンに出会ったら・・・
心も目もキラリンでしたね(笑)
1週間なんて待っていられない、そのときすでにネットが使えていたので、
検索して、ネット配信を見つけ・・・・・
ノートパソコンに、よなよなへばりついて見てました。
吹き替えではない、ヨンジュンの声を聴いて、再びお撃沈!
そんな姿を見たパパさんが・・・・
「そんなにおもしろいか?」と聞かれ・・・
そして、いっしょにノートパソコンにへばりつく事になりました。
毎日朝方まで見て、あっという間に見終わりましたよ。
懐かしい想い出です