「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

南ドネツク戦線>ロシア軍がヴフレダルVuhledarを包囲を狭め3方向から市街戦が始まる<ウクライナ紛争2024/10/01

2024-10-01 19:13:49 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.10.1
ロシア軍が3方からヴフレダルに侵入、市内の建物に赤旗と国旗を掲げる
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-enter-vhledal-from-three-sides-raising-red-and-national-flags-on-buildings-in-the-city/

既に東の市街地では市街戦が始まっていましたが、ロシア軍は西と南から市街地に突入し、三方向から市街戦になっているようです。
市街にいるウクライナ軍は、もう脱出も難しく降伏か全滅しかないようです。

この日記で書いた通りです。(再掲載)
『南ドネツク戦線>ロシア軍がヴフレダルVuhledarを包囲した模様<ウクライナ紛争2024/09/28』
航空万能論の最新の戦況図
2024.09.27
包囲される寸前のヴフレダル、ロシア軍が接続道路を物理的に遮断
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/vhledal-on-the-verge-of-being-surrounded-russian-forces-physically-block-access-roads/
これがウクライナ側軍事サイトのDEEP STATEが26日までに把握した戦況図です。図の3枚目。
この図で見ても西側のロシア軍は、1km位まで肉薄しています。迫撃砲でも砲撃できる距離ですから、もう北の開口部への撤退は、無理でしょう。
図では、まだ開口部が開いていますが事実上ロシア軍が包囲したと言えると思います。

Hara Blog
2024年09月27日21:33
ロシア軍がウグレダール上空から投降の呼びかけビラを投下 その文面
https://hara.livedoor.biz/archives/52341594.html

これが、その次の日の記事です。
包囲したロシア軍は、ドローンでビラを散布して投降勧告を行っています。
これは、この戦場に限らずどこでもロシア軍が行う事前投降勧告です。ここ数か月は、勧告に従うウクライナ兵が増えているような話も聞きます。
ほぼ自殺命令のような死守命令を上級司令部が出すからです。
守備部隊の多くは撤退したのではないか・と思いますが、撤退を支援した部隊は、撤退できなかったようです。

X投稿には、投稿したウクライナ兵の動画があります。
資料2:ロシア軍に投降するウグレダール地区のウクライナ軍兵士たち。
pic.twitter.com/23pZJhmpDT

包囲されれば投降しなければ全滅です。
投降するべきだと思います。
今更戦って全滅する意味はありません。

と言うような状況のようで、もう最後の段階に差し掛かっているようです。
結局、ウクライナの参謀本部は援軍は送らず南ドネツク最強の要塞のヴフレダルVuhledarを見殺しにしました。

アウデイーイウカに続いて今年2回目です。
現地部隊を見捨てるウクライナ参謀本部は、現地の将兵の信頼を更に失ったと思います。
こんな事でドネツク州のウクライナ軍が、これまでのように頑強に戦うと考えているなら、それは大間違いだと思います。

ポクロウシクPokrovsk戦線の後半で見られたように、ほとんど戦わずに撤退する部隊が増えると思います。
こんな兵士をゴミとしか考えていないキエフ政府や参謀本部のために死ぬ必要はない・と思います。
もう、ウクライナ兵も戦後に生き残ることを考えるべきでしょう。
戦っても最後は見殺しにされて戦死するばかりです。

昔の太平洋戦争の末期の日本軍にも、しばしば見られたことです。

何とも虚しい気がします。
ここまで兵士の命を粗末にするのか❓

・・・・・・・・・・・(再掲載)終わり・・・

もう投降する兵士は投降し、最後まで抵抗する兵士がいたため総攻撃が開始されました。
残念ながらヴフレダルVuhledarは陥落するでしょう。
その後、どうなるか・・・

『ヴフレダルVuhledarが陥落するとどうなるか❓⇒クラホボKurakhoveが危なくなる<ウクライナ紛争2024/09/26』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/c5070affb5ea8fdc7a2292f444686060

マリンカMar'inkaの西にある南ドネツクの補給の要衝であるクラホボKurakhove方面に進撃すると思います。
次の目標は、ヴフレダルVuhledarの北にあるウクライナ軍の拠点のボホヤヴレンカBohoyavlenkaだと思います。

航空万能論の管理審人が、9月に入ってからのロシア軍の中部ドネツクと南部ドネツクでの拡大した支配地を黄色で示しています。非常に分かりやすく助かります。
戦況図の最後
この図を見ると分かりやすいと思いますが、南の一番下のヴフレダルVuhledarから一番北のポクロウシクPokrovsk手前までロシア軍が占領した地域を線で結んだエリアの占領が、ロシア軍のこれからの目標です。

南ドネツクの方は、ロシア軍の占領地が東に凹んだようになっています。正確にはロシア軍が西に進撃したのですが、この凹みをフラットにする攻撃をすると思います。
やや広域になりますが、突出部を作ってその後凹んだエリアをフラット化するのが、ロシア軍の常套戦術です。
今回も同じようにすると思います。
略図の黄色の部分を見ると、ロシア軍はその動きをしているように見えます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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