LASK中村敬斗がS・ランス移籍 伊東純也と同僚に「彼には赤と白がよく似合う」クラブ発表
[2023年8月10日22時45分]
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202308100001549.html
それまでレンタル移籍を繰り返して2021年8月にオーストリア1部LASKに完全移籍しました。2シーズン目の昨シーズン31試合14得点の活躍が評価されて、S・ランスが獲得しました。2021-2022シーズンにはチャンピオンズリーグにも出場5試合3得点の結果を残しています。
2018年ガンバ大阪に入団し、日本でプレーしたのは、最初の1シーズンだけです。その後は海外のクラブにレンタル移籍を繰り返して2011-2022シーズンから、LASKに完全移籍しました。こんな経歴の選手は、珍しいと思います。
コースは、モナコの南野選手と似ています。南野選手はいきなりプレミアのリバプールで出場機会を得られず昨シーズン、モナコに移籍してやり直しになりました。
その点、中村敬斗選手はオーストリア1部からフランス1部にステップアップですので順調に一つステップアップしました。23歳ですので期待できる若手と言えます。
ストライカーは、ヨーロッパで芽が出るケースが多いですね。スコットランド・リーグでは古橋亨梧がブレイクしてリーグ得点王になりました。
ベルギーでは、上田綺世選手が40試合22得点の活躍が認められてオランダのフェイエノールトに移籍しました。こちらも24歳で期待できると思います。
こうして見てみるとステップアップする選手は、結果を出すのが早いです。1~2年で結果を出します。古橋選手は移籍しませんでしたが、中村敬斗選手と上田綺世選手は階段を一段上りました。二人とも今シーズン、どのようなプレーをするのか期待しています。移籍先のチームで結果を出せば、次は4大リーグの中堅以上のクラブからオファーが来ると思います。当然、二人ともそれが目標です。
アーセナルの富安選手もケガで1シーズン休みましたが、ベルギー1年、イタリア3年でプレミアのビッグクラブのアーセナルに引き抜かれました。
プレミア・ブライトンの三苫選手もプレミア1年で結果を出してブライトンのレギュラーの座を獲得して、ビッグクラブからやがてオファーが届くと思います。
4大リーグと言えども、中位~下位のクラブでくすぶっているようでは、それなりの選手でしかありません。やはりステップアップして、4大リーグの上位のクラブに移籍してレギュラーでプレーしてこそ一流だと思います。
そのような基準だと、一流は富安選手と久保選手しかいません。一流になれそうなのが、三苫選手と堂安選手です。やっぱり、チャンピオンリーグやヨーロッパリーグに出られるチームに所属してこそ一流の仲間入りが出来ると言えます。
中堅ですが、鎌田大地選手はやっとチャンピオンリーグの常連のイタリアのラツィオに移籍しました。どれだけチャンピオンリーグで活躍してくれるか、愉しみです。チャンピオンリーグとヨーロッパリーグで最も実績のある日本人選手ですからね?
鎌田大地選手以外は、これから実績を作らなければなりません。一流の仲間入りをする条件は、やはりハイレベルの大会で実績を積み上げることです。
その大会にすら出場できない選手は、二流と言うことです。
今シーズン、チャンピオンリーグとヨーロッパリーグに出場する日本人選手は、過去最多と言えるほどに多いですから活躍を期待したいと思います。
※「三菱養和」の話。
以前、アペルカンプ真大の記事を読んだときにクラブ名が出てきてその時は、読み過ごしました。
今回、また中村敬斗選手の所で出てきました。
三菱養和
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E9%A4%8A%E5%92%8C
1914年に創設された、当時の三菱財閥のスポーツ振興を目的とした団体が起源でした。それがその後も受け継がれて現在に至っているようです。様々な競技や武道を練習する場を提供しているようです。その中にサッカー部門もあります。
例えば子供や少年には、体育会系の部活を嫌う子がいます。プロ野球の落合博満などは、有名な例です。高校野球の部活体質を嫌って高校野球は、ほとんどしていません。大学も中退。才能を惜しんだ関係者が東芝府中を勧めてここで本格的に野球を始めました。プロ野球界有数の天才バッターは、あるいは生まれなかったかもしれません。
三菱養和のサッカー部門は、そのような子供たちにサッカーの場を提供しているようです。
中村敬斗選手は?
小学校時代は柏レイソルのジュニアに所属していましたがパスサッカーを押し付けれて嫌になって止めたようです。中学生になってから個の力を重視する三菱養和SCに所属してサッカーの練習に打ち込んで、高校2年生のころから注目を集めるようになってガンバ大阪に入団しました。
自分で考えて練習をしたい子には、余りクラブチームのジュニアやユースは、向いていないこともあるのですね?
そんな子供たちを受け入れて自由にやらせるのが、三菱養和の方針のようです。そこで中村敬斗選手は自分で考えて練習して育ちました。
でも、これって凄いことですね?
小学生の高学年くらいでコーチの教えに納得せず、自分で考えて練習するのは、考え方の才能が凄いと思います。そうやって練習してプロになったのですから、やはり人間には個性があり、一般的な教育方法には向かない子供がいることが分かります。
中村敬斗選手のような選手を育てるためには、「三菱養和」のような仕組みが最適であることになります。それでプロになれる選手は、ごく少ないでしょうけれども。でも、プロになるばかりがサッカーでもないですし人生でもありません。子供のころにスポーツに打ち込むことが大切だと思います。
※なぜ、幼い中村敬斗少年はパスサッカーを嫌ったと思います?
生まれつきのストライカーだからです。ストライカーは、シュートを打ちたいんです。その子に、パスしろと言ったって納得するはずがないでしょう?
ストライカーが練習したいのは、シュートでありドリブルです。パスの練習なんか、やるはずがありません。
日本でストライカーが育たない理由が分るでしょう?
幼い中村敬斗少年は、自分で勝手にストライカーになったと言う訳です!