「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024欧州議会選挙>ウクライナ紛争とガザ紛争が二極化を促進<2024.06.06

2024-06-08 18:14:22 | ヨーロッパ

アングル:ガザ侵攻に揺れる欧州議会選、新興左派政党が受け皿に
By Riham Alkousaa、 Layli Foroudi、 David Latona
2024年6月7日午後 2:06 GMT+934分前更新
https://jp.reuters.com/economy/4C7BMG5Z6BPLVPFZG2OYKTU4AE-2024-06-07/
欧州議会選、オランダで開始 左派が優勢も極右躍進
By Bart H. Meijer
2024年6月7日午前 7:56 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/UO3FCIL4WFKMHGUFF6RQ3QVENY-2024-06-06/
アングル:EU市民の生活水準低下、議会選で極右伸長のパワー溜まる
By Michel Rose、 Maria Martinez、 Mark John
2024年5月11日午後 3:12 GMT+915時間前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/FUWS7TA3PNM27LYJTZTPLDEQZA-2024-05-11/
政権転覆企てた「ハインリヒ13世」が出廷、議会襲撃計画めぐる公判 ドイツ
2024.05.22 Wed posted at 13:23 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35219210.html
スロバキア首相銃撃事件、内相が単独犯行でない可能性を指摘
By Jan Lopatka、 Claudia Greco、 Ayhan Uyanik
2024年5月20日午前 8:06 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/GC3737RAGFJAHACV7NJBS5PVKA-2024-05-19/

今回のEU議会選挙では、右派勢力の議席増加が予想されています。
これは主にウクライナ紛争後、続いているヨーロッパ経済の落ち込みからくる生活苦が原因です。

ところがガザ紛争が、これまでの主流派の中道派から議席を奪う傾向も見られます。
ヨーロッパ各国のイスラエル支持のダブルスタンダードです。
イスラム系市民は、極右系も主流派の中道派も支援できません。そこで既存の左派でない新興の急伸左派に票が流れているようです。

確実に言えることは、現在主流派のEU中心派は議席を減らすであろうことです。

特に極右勢力は票を伸ばす見込みです。
極右勢力は、EU解体や移民排斥が主な主張です。
矛盾と無理を重ねて継続してきたEUもこれまでと同じ政策を続けるのは、今後難しくなるかもしれません。

欧州での極右勢力の伸長は、様々な部分に表れています。
『ドイツクーデター未遂事件』
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6
『スロバキア首相銃撃で負傷、生命の危機脱する 「政治的動機」と内相』
By ロイター編集
2024年5月16日午前 9:24 GMT+922日前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/6ST6T763BJM2TMD2QV5FDC6R2Q-2024-05-15/

以前ならこのような事件は、考えられませんでした。
西側国家は、「民主主義」を錦の御旗または「宗教の経典」のように掲げています。
しかし上記の事件は、民主主義を否定するものです。
うすっぺらで不安定な民主主義(もどき)より安定した半独裁制度の方が、よほどマシだと思えます。

自由主義の行きつく先は、極右も極左も暗殺もテロも何でもあり・の世界に行きつきます。
このような極端な傾向を防ぐのは民主主義ではなく、安定した豊かな社会です。

民主主義だ人権だと「キレイごと」を主張する西側諸国の足元で、そもそも民主主義を否定するような社会の動きが起きているようでは、現在言われている民主主義が間違っているという証明です。

ウクライナ紛争とガザ紛争に対する西側諸国の態度が、それを証明しています。
紛争の片方を支持して支援するのは、国際法上は本来してはならない事です。紛争に関与せず、紛争を解決する方向で努力するべきです。
西側のしていることは、ここから逸脱しているでしょう❓
一方の側に立ち一方を支援しています。
このようなご都合主義を、「ダブル・スタンダード」と言います。
第三世界は、これを物凄く嫌います。

ガザ紛争に関してい言えば最初から紛争拡大防止と紛争解決の努力をしていたのは、第三世界の国々ばかりです。
西側の嫌われ者のロシアと中国は、最初から積極的に紛争解決のために外交努力をしてきました。

今頃になってやっと西側の一部の国々が、紛争解決のために動き始めました。
民主主義国家が、このようにしています。

独裁国家は最初から紛争解決のために外交努力をしてきました。

民主主義は、正義と悪を判別するものではなく単なる政治制度だと分かると思います。

民主主義で間違ったことをするのなら、独裁主義で正しいこと・あるいは妥当なことをする方が余程ましでしょう❓

民主主義は、錦の御旗にするほど正しいものでも優れたものでもないという証明です。
単なる社会制度の一形態にすぎません。
民主主義が何でも解決する・的な主張は西側の思い上がりにすぎません。

今、世界的に「衆愚政治」に陥っているからそうでなくても欠陥のある民主主義が機能しにくくなっているという現状があります。
そもそも理想的に機能した民主主義は、これまで実現していないと思います。
近いものは北欧諸国で一時的に実現しました。
それすら、既に過去のものとなりつつあります。


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項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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