2024.09.5
侵攻924日目、ロシア軍はトレツク、二ューヨーク、クラホヴェ方面で前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-924th-day-of-the-invasion-russian-troops-advance-in-the-areas-of-tretsk-new-york-and-krakow/
南ドネツク戦線ヴフレダルVuhledar方面では、ロシア軍には2つの作戦が考えられます。
『南部ドネツク戦線、ヴフレダル方面、ロシア軍の作戦は中風呂敷か大風呂敷か❓<ウクライナ紛争2024/09/04』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/adc01668c5f92f51ef5d08dd3747973a
今日の航空万能論の戦況略図を見ると、どうやら(2)『大風呂敷』作戦のようです。
その内容は、上記日記でお読みください。
ロシア軍が制圧したプレチステイフカPrechystivkaから、さらに西にあるウクライナ軍の拠点のソロタ・ニヴァZolota Nyvaが戦闘地域に入り、戦闘地域はその先まで進行しています。
戦闘地域が拡大するのが急速です。この付近にはウクライナ軍は、ほとんどいないのだろうと思います。おそらくソロタ・ニヴァZolota Nyvaのウクライナ軍は、それほど抵抗できないと思います。既に駆逐されているかもしれません。
戦闘地域に広がりを見るとロシア軍は・・・・
プレチステイフカPrechystivkaを起点にルートT-0509沿いと西のルートT-0518。これらの南にあるロシア軍の支配地の間の細長いエリアを、取り敢えず面的に制圧する事を目標にしているようです。
このエリアは、西のルートT-0518沿いの集落と大きめの拠点のヴェリカ・ノボシルカVelyka Novosilkaにしかウクライナ軍は、いません。
プレチステイフカPrechystivkaから西に進撃しつつ、南から面的に押し上げてしまおうと言うことのようです。
同時にロシア軍のルートT-0518沿いの拠点のスタロマイオルケStaromaiors'keとウロジャインUrozhaineから、その北のマカリフカを砲撃しているようですので、やがて攻撃を始めるでしょう。
南と東の2方向からヴェリカ・ノボシルカVelyka Novosilka攻略を目指しているようです。
分かっていても予備兵力の枯渇しているウクライナ軍は、どうしようもありません。
何か姑息な奇襲作戦を計画しているようでザポリージャ州方面に4個旅団を遊ばせているようです。(ロシア側情報)
増援部隊を送るとするとここにいる部隊しかありません。
ポクロウシクPokrovsk方面でもロシア軍は、10km以内まで肉薄して、現在総攻撃前の激しい砲撃を加えている模様です。
増援部隊を緊急に必要としている個所は、ヴェリカ・ノボシルカVelyka NovosilkaとポクロウシクPokrovsk方面とで最低2か所あります。ヴフレダルVuhledarだって、本来なら増援部隊を送るべきタイミングです。
ヴェリカ・ノボシルカVelyka Novosilkaにロシア軍が接近するには、もう少し時間があると思います。
ポクロウシクPokrovsk方面は諦めて、ヴェリカ・ノボシルカVelyka Novosilkaの防御を強化するのなら増援部隊を送ることは出来ます。
あるいは、総攻撃まじかのポクロウシクPokrovsk方面になけなしの4個旅団を増派するか❓
クルスク侵攻作戦のために予備部隊と精鋭部隊を引き抜いて侵攻軍を編成したため、ドネツク州がどう危機的になろうと増援に送れる部隊は、ごく少ないです。
ザポリージャ州方面にいると言われる4個旅団の移動方向を見てロシア軍もその方面に部隊を増強すると思います。
遠からず(多分1週間程度)でヴェリカ・ノボシルカVelyka Novosilkaで激戦が始まる可能性が高くなりました。
※デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskではロシア軍は、徹底的な予備砲撃を行うと思います。既に始めているとの情報もあります。
塹壕や陣地、軍事拠点や強力な武器を徹底的に破壊して、それから総攻撃だと思います。
同時に今は、ルートE-50の南の方の制圧とセリダブSelydoveの制圧を優先しているようです。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27