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JR福知山線の利用促進に 鉄道運賃助成を緩和

2009-04-16 | 丹波市

丹波未来新聞(4月13日付)

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福知山線の利用増進に 3人以上で料金を助成

JR福知山線の利用増進をはかろうと、丹波市は4月から、これまで「8人以上」のグループ、団体としていた鉄道運賃の助成対象を、「3人以上」に緩和した。一家族単位の旅行、外出を新たに対象にすることで、乗客増加につなげようという試み。助成額は、従来と同額の大人1,000円、子ども500円。
 
近年、同助成の利用者が低迷したことから、基準を緩和することにした。国勢調査の市の世帯あたりの平均人数が3.09人だったことから、3人にまで引き下げた。
 
家族3人(大人2人、こども1人)で大阪駅まで行った場合、通常、7,240円かかる料金が、2,500円お得な4,740円となる。

片道50キロ以上の利用で、丹波市内の駅で乗車券を購入し、同市内の駅から乗車することが条件。JRと阪急や神戸電鉄、北近畿タンゴ鉄道など、他社路線と合わせて50キロを超えていれば、助成対象になる。いったん立替払いをする。

駅の窓口で、所定の用紙に利用区間の距離、参加人数などを記載してもらい乗車後、1カ月以内に申請書を市役所、春日庁舎、各支所の地域振興課に提出する。市からの入金は、 口座振替になる。

申請書は、市役所、春日庁舎、各支所、市内各駅 (谷川、柏原、石生、黒井、市島)に設置している。市内有人駅の窓口が開く時間はまちまちだが、乗車券はあらかじめ購入できる。窓口が開く前の電車に乗る際は、購入時に駅窓口で書類記入を求めれば、助成を受けられる。

グループに対する助成は、氷上郡時代から広域行政事務組合で取り組んでいる。2002年度は、4,231人が利用したが、その後は減り続け、07年度は1,994人。毎年1、2月のカニシーズンに利用が多いという。

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