kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

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志の輔らくご ~文楽篇~

2007年08月31日 | カノリンヌの「落語っておもしろい!」

Common Bar Singlesでの「kiske3の立ち呑み屋」も今日となりました。ちゃんとおつまみの「しめりカール」(もちろん湿らせたカール(うすしお)の事です)も職人ボスの手で仕込みを終えて無事出荷出来たし、あとはお店でいかに眠くならずに立ってられるかっつー話です。

それが終われば、8月も終わり。そろそろ秋の風も吹いてこようというものです。ほんとに一昨年より去年、去年より今年は時間の経つのが早い。「これは絶対に地球の回転速度が速まっているのだ、その証拠にどんな若いヤツでも“時間が経つのは早い”なんて合い言葉のように言っているではないか」と力説しましたが、ミワンコフに鼻であしらわれてしまいました。くそう。実際、1000年前よりも地球の回転速度は速まっているというのに。

そんな事はさておき、8月はちょいと変わった落語を観ましたよ。


8月20日
『志の輔らくご ~文楽篇~』(シアター・ドラマシティ)

トーク
「外国人弁論大会」
「伊達娘恋緋鹿子 ー火の見櫓の段ー」
仲入り
「猫の忠信」文楽バージョン

文楽なんて学生の時以来なので、落語と文楽がどう絡むのか、謎だったのですが・・・。これがまた違和感もなく、スムーズに事が運ぶんですよ。今回は志の輔師匠の落語だけでなく、義太夫も見せてくれました。師匠も好きになるとのめり込むタイプと見た。

文楽の方は、これが人形かというくらいの美しい動きにため息。実際の女の人でもあんな所作は出来ないでしょう。そして落語から文楽への移り変わりにも違和感なく「猫忠」では擬人化された猫が演技をするという面白いものを観る事が出来ました。志の輔師匠の演出の素晴らしさに感銘を受け、これを機に文楽という地元大阪の文化に触れるのも良いのではないかと思った次第です。


8月23日
『雀さんフェスタin精華 ~落語・東と西~』(精華小劇場)

桂 雀三郎&春風亭昇太 対談
桂 雀太「煮売屋」
桂 雀三郎「親子酒」
春風亭昇太「ストレスの海」
仲入り
春風亭昇太「ちりとてちん」
桂 雀三郎「G&G」

最初のトークでは、昇太・雀三郎師匠お二人とも私服でした。この二人の会話のおかしさも去ることながら、昇太師匠の靴下がグレーと白の縞々で、どんだけ可愛いんだという感じでした。

この桂 雀三郎という人「焼肉た~べほ~おだい~♪」の「ヨーデル食べ放題」を歌ってた人だと言えば知ってる人も多いんじゃないでしょうか。大阪のおっちゃん全開で「親子酒」をやってました。ほんと、こんなおっちゃんいるわー。うどん屋のくだり、スゴく笑えました。

そんな雀三郎さんの落語はちょっと変わってて「G&G」ではギターを弾きながらの落語。ばかばかしい替え歌に、最後はお客さんも「ファイヤー!」と盛り上がってました。どういう状況か分からないでしょう?それは体験してみてください。アホくさいから。

そんな感じで今回は昇太師匠も、肩の力をぬいて楽しそうにしてました。とても元気なオッサン二人を見て、夏バテしてる場合じゃないよな、とハゲまされた気分です。



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